お酒から若者の心理的思考をたどって、またお酒に戻り、そして他業界へのヒントが出てくる、私の得意な「風が吹けば、桶屋が儲かる」ストーリーです (笑)
久々にメビウスの輪的論理展開をお楽しみ下さい (^^;
喫茶店に中年男女が2人。
そこに無愛想なウェイトレスが、コップをテーブルに叩きつけるように置くと、水がこぼれてしまう。
そこで、2人、合唱。
先日、あるメーカーの担当者の方へ新しい価格調査手法の話をしていました。この手法は日本でも私がトップクラスの臨床数を持つものですから、かなり使い込んでいます。いわゆるノウハウというヤツです。
色々な商品のパンフレット、広告そして取扱説明書はメーカーの性格が出てくるので私は大好きです。小説のような感覚で、電車の中で読んでいます。ATOKやエクセル、オフィスのコピー機の取り説を「楽しんで読む」人はそう多くないようで、周囲に不思議がられることも多くなります。
手元に「日経トレンディ7月号」があります。
日経トレンディは相当価格の話題が好きなようで(正確にはトレンディの読者というべきですが)、半額商品の話題などを過去にも何回か特集しています。
「私はこう見る」でちょっと話題にしないうちに、ビール業界がおもしろいことになってきました。
1997年1月にアサヒが単月でトップのビールメーカーになってしまいました。
それを皮切りに「ドドッ」と音をたてるようにアサヒがキリンを攻勢。
(【注】この記事は97年2月16日執筆分の再録です)
とうとうやってしまった。何がって、キリンがアサヒに市場シェアで抜かれてしまったことだ。
1997年1月の出荷数量で、単月だがアサヒ38.3%の市場シェアに対して、キリンが37.1%。