働き方改革。生産性向上。
最近、急に言われ始めた概念です。
これまでもOA(オフィス・オートメーション)などで、生産性を上げてきた日本企業。
また、近年は特にコロナ渦の影響もあって、リモートワークやサテライト・オフィスも多くの企業に導入されつつあります。
一方、働き方改革は本来、組織人の価値観/考え方や組織での個人のあり方など、ソフトウェア的な側面も含むのですが、まだ定着したとはいえない状況です。
そこで注目されているのが「リーダーシップのあり方」です。
というのも、企業の業績を向上する最大の内部要因は組織体制でもビジョンでもなく、リーダーシップであることが分かってきたからです。
なぜ、マーケティング・コンサルタントであるシストラットがリーダーシップ研修をプログラムとして提供しているのか。
そんな疑問が生じることは承知しています。
私たちの代表は
「職人が握る寿司屋がラーメンをメニューに載せるようなものだから、そりゃ、うさんくさいよね」
と笑っています。
実は、シストラットのリーダーシップ研修は20年以上の歴史があります。
それは、マーケティング戦略からの必然性から生まれたものです。
シストラットの強みはマーケティング戦略の策定です。
クライアント企業は通常なら、自社の人的資源やノウハウを使って、シストラットが提案した戦略をベースとした実行策を作り、実行します。
その際、時々、組織の末端にまで戦略の考え方が行き渡らないことがあります。
そうなると、できあがった施策は戦略とはまったく別方向のものになってしまいます。
しかも、生産性が悪化してしまう。
そこで、クライアントの要望に従って組織を見直したところ、リーダーシップのあり方が最も重要でシンプルな改善点だということが分かったのでした。
シストラットは組織コンサルタントでも人事コンサルタントでもありませんので、組織の持つ細部の問題点にまでは言及できません。
しかし、「実務から生じた問題意識」を元に完成されたリーダーシップ研修は「働き方改革」という上からの理念とは真逆の「実践のニーズ」から生まれたものなのです。
例えば、リーダーのタイプ分けはマーケティングの「生活者の価値観グループ」分類のノウハウを使っています。
リーダーシップ研修は今まで「裏メニュー」的な存在でした。
マーケティング・コンサルタントとしてのブランディングの観点から言えば表立って公言しない方がよいからです。
しかし、昨今の状況から、「実践的にリーダーシップのあり方」を実践したいというニーズがあれば、応えるべきだと考え直しました。
私たちのプログラムは組織・人事コンサルタントとは異なる「実践のニーズから生まれたリーダーシップ研修」です。