読者の声 : 99.7.22号 (3/7) 励ましや、おしかりの言葉、ありがとうございます。 他の読者の方々の中にも、同じご意見を持った方がいらっしゃるかも知れません。自分の考えをまとめるための参考になる場合もあります。だから、「読者の声」は大事にしたいと考えています。原則として、原文を掲載しています。新しい声から順番にご紹介しています。 それぞれの方々へのご意見もお待ちしています。こちらのフォームで投稿するか、voice2@systrat.co.jp へお送り下さい。 この色は皆さんの声 (お返事付) この色は皆さんへのご意見です この色は皆さんの声 (お返事なし)
励ましや、おしかりの言葉、ありがとうございます。
他の読者の方々の中にも、同じご意見を持った方がいらっしゃるかも知れません。自分の考えをまとめるための参考になる場合もあります。だから、「読者の声」は大事にしたいと考えています。原則として、原文を掲載しています。新しい声から順番にご紹介しています。
それぞれの方々へのご意見もお待ちしています。こちらのフォームで投稿するか、voice2@systrat.co.jp へお送り下さい。
「みんな」って一体、誰なのさ 99.6.15 掲載
<亜萬李さん> 【できるだけ数値での把握をする手段は】
「かなりおもしろい」99.6.15
今回の記事は、曲がりなりにも企画・MD等を仕事にしている私にとって、痛烈なものでした。 ただ、自分でも再考を義務づけしつつ、ぜひ伺ってみたいことがあります。それは、“みんな”ということばを使うことなく、意図する“みんな”(正確には“かなりの人”)や“少数の人”が、どこのグループ(地域,年齢,職業,等々)の、どれだけ(何人,何%)だ、ということを、できる限り正確に表わすには、どうすればいいのか、ということです。 地域限定マーケティングやなどでしたら、まだ手間やお金はかかるにせよ、ローラーヒアリングで結果をだせる、ということかも知れません。しかし例えば、「全国の10代後半の女子の好むアパレルブランド」などのランキング取りの場合、ランダムセレクトによる国勢調査的アンケートでないと、難しいところがあると思ってしまいました。つまり、アンケートの媒体によって、自然と階層分けされてしまっていると想像されるからです。上記の“階層分け”が私の想像でなく、断定できる要素であれば、逆にそこを元にした話ができるでしょうが。 だらだら書いてしまいましたが、つまり、ヒアリング調査等の数をこなさずに、できるだけ数値での把握をする手段は、あるでしょうか?という質問を、させていただきたかったのです。(苦笑)うまく媒体のアンケート結果を転用する等、何かコツがあれば、ヒントをいただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 【お返事】 ごめんなさい。前半の意味が良く分からず、どうにもお答えができませんでした。 >つまり、ヒアリング調査等の数をこなさずに、>できるだけ数値での把握をする手段は、あるでしょうか? この文章と >うまく媒体のアンケート結果を転用する等、何かコツがあれば、 ということを組み合わせると、「媒体」というのは、雑誌等のマスメディアで、そのマスメディアに載せたアンケートの数値がどれだけ有効なのか、そして、それを有効にするにはどうするか、という意味なのかしら、とも思うのですが・・・ 大変申し訳ありませんが、もうちょっと解説していただくと助かります。というのも、「正確に」数字を把握するためには、雑誌などのマスメディアでのアンケートは役不足だからです。 ●購読する人間自体が限定されている ●どんな人間が紛れ込んでいるかどうか分からない(例えば、インターネットで iMi ネットというメールを使ったアンケート・モニタ組織がありますが、私の知り合いの調査会社、広告会社、コンサルタント等々、通常ならアンケートには答えてはいけない人種がぞろぞろ登録していますもの (笑)) ●そのマスメディアに対するイメージによって回答が変わる可能性がある(例えば、ファッション誌がやる「好きなファッション」というアンケートでは、どうしても見栄を張りがちですよね (笑)) 我々が行う調査では、こういったことに細心の注意を払います。 【亜萬李さんからのお返事】 驚くほど速いお返事を、ありがとうございました。 > ごめんなさい。> 前半の意味が良く分からず、どうにもお答えができませんでした。 ↑そして、理解不能な文章を送ってしまって、申し分けありませんでした。 > >つまり、ヒアリング調査等の数をこなさずに、> >できるだけ数値での把握をする手段は、あるでしょうか? 何故、上記の様なことを伺ったかというと、実は、私の仕事はMDや商業施設企画などですが、所属会社自体は本来、企画会社ではなく、ヒアリング調査をきちんとできる体制(社内体制,人件費条件,等々)では、ない為なのです。そこで出来る限り、私自身の人件費以外の調査費用をかけずに、雑誌でもインターネットでもTVでもいいのですが、うまく既存の調査報告的資料から、自分の知りたい数量を把握するには、どうしたらいいのか、ということを伺ってみたかったのです。 > >うまく媒体のアンケート結果を転用する等、何かコツがあれば、> ということを組み合わせると、「媒体」というのは、雑誌等のマスメディアで、> そのマスメディアに載せたアンケートの数値がどれだけ有効なのか、そして、> それを有効にするにはどうするか、という意味なのかしら、とも思うのです> > > > が・・・ まさしく、森さんの書いていらした、上記のようなことを伺ってみたかったのでした。 > 「正確に」数字を把握するためには、雑誌などのマスメディアでのアン> ケートは役不足だからです。 ↑こうおっしゃるであろうことも、実はわかっていたのですが、上手な利用法といったことも、ありえるのではないか、と思っていたものですから。 私自身の仕事の内容上、森さんが通常必要とされているような、厳密な数値把握は必要とされません。(あれば、もちろんもっと良いのですが)どういったことが、よく必要とされるかといいますと、例)今の全女子高生内で、ウケてるブランドのトップ10はどこか?とか例)○○市内の住人は、どこにあるどこの店で、家電を買っているか?というようなことで、方向性が見えることが、必要とされています。そして、今回の「みんなってだれ?」の内容が、とても私に深い反省を促した(笑)ものですから、少しでも、自分の言葉に、できるだけ正確な裏打ちをつけるにはどうしたらいいのかなぁ、と考えてしまった、ということだったのでした。 > 我々が行う調査では、こういったことに細心の注意を払います。 私の仕事の場合、調査をかけることはほとんどできません。そこで、雑誌や本をあさることが多いのでした。(涙)たまたま周囲に何人かいた、ということで「みんなが・・」とフロシキを広げない為に私は、どういったことに気をつければいいのだろう?と、森さんに伺ってみたくなってしまったのでした。でも実は、独りごとに近かったので、お返事には本当に驚きました。本当に、ありがとうございました。 今回も、簡潔な文章にできませんでした。申し分けありません。お忙しいことと思われますし、ノウハウも財産ですから、お返事については、無理などなさらないで下さい。私も、自分で検討してゆきたいと思います。 【お返事】 >そこで出来る限り、私自身の人件費以外の調査費用をかけずに、雑誌でもイン>ターネットでもTVでもいいのですが、うまく既存の調査報告的資料から、自分の>知りたい数量を把握するには、どうしたらいいのか、ということを伺ってみた>かったのです。 これでわかりました。 >例)今の全女子高生内で、ウケてるブランドのトップ10はどこか?>とか>例)○○市内の住人は、どこにあるどこの店で、家電を買っているか? 例えば、1番目の質問なら「ランキング大好き」のような、雑誌を私は【参考】としてよく使います。これは比較的読者層が雑誌の中では均質化されているからです。あるいは、「アンケートデータブック」(日本能率協会マネジメントセンター編) などのように2000-3000円くらいの本をストックしておいて参考にしています。もちろん、私の仕事の性格上、これらを報告書の中でそのまま使うのではなく、調査の仮説作りの資料として使うのですが。 口頭などで言う場合もありますが、その時には今回の記事のように「数値としては正確ではないかも知れないが、少なくとも背景を考えるとこれ以上 (以下) の数字にはならないと思う」というような使い方をします。ここで大事なのは「背景をどうとらえるか」ということです。ここさえしっかりしていれば、結構ハイ&ロー的に使えます。 また、政府刊行物にも使えるものがあります。これらは、母集団の設定やサンプリングなどには全く問題がないので、ほぼ正確なデータが得られます。ただ、2番目のような局地的な質問に対するデータはまず入手不可能でしょう。 >ものですから、少しでも、自分の言葉に、できるだけ正確な裏打ちをつけるには>どうしたらいいのかなぁ、と考えてしまった、ということだったのでした。 口頭などでのものなら、出所さえきちんとしていれば、数字をそのまま言葉の中に放り込んでおけば十分に「みんな」より、説得力のある話ができると思います。場合によっては、やはり今回の記事のように「類似の考え方の数字」を出すことで、「直接の相関関係はないけれど、これを見る限りそうとんでもない数字ではないよ」と、周囲を固める方法もあります。 >お忙しいことと思われますし、ノウハウも財産ですから、お返事については、無>理などなさらないで下さい。 ご配慮、ありがとうございます。今回のテーマの場合は、本業のノウハウと言うわけではありませんので、ご心配なく (笑)
今回の記事は、曲がりなりにも企画・MD等を仕事にしている私にとって、痛烈なものでした。
ただ、自分でも再考を義務づけしつつ、ぜひ伺ってみたいことがあります。それは、“みんな”ということばを使うことなく、意図する“みんな”(正確には“かなりの人”)や“少数の人”が、どこのグループ(地域,年齢,職業,等々)の、どれだけ(何人,何%)だ、ということを、できる限り正確に表わすには、どうすればいいのか、ということです。
地域限定マーケティングやなどでしたら、まだ手間やお金はかかるにせよ、ローラーヒアリングで結果をだせる、ということかも知れません。しかし例えば、「全国の10代後半の女子の好むアパレルブランド」などのランキング取りの場合、ランダムセレクトによる国勢調査的アンケートでないと、難しいところがあると思ってしまいました。つまり、アンケートの媒体によって、自然と階層分けされてしまっていると想像されるからです。上記の“階層分け”が私の想像でなく、断定できる要素であれば、逆にそこを元にした話ができるでしょうが。
だらだら書いてしまいましたが、つまり、ヒアリング調査等の数をこなさずに、できるだけ数値での把握をする手段は、あるでしょうか?という質問を、させていただきたかったのです。(苦笑)うまく媒体のアンケート結果を転用する等、何かコツがあれば、ヒントをいただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
【お返事】
ごめんなさい。前半の意味が良く分からず、どうにもお答えができませんでした。
>つまり、ヒアリング調査等の数をこなさずに、>できるだけ数値での把握をする手段は、あるでしょうか?
この文章と
>うまく媒体のアンケート結果を転用する等、何かコツがあれば、
ということを組み合わせると、「媒体」というのは、雑誌等のマスメディアで、そのマスメディアに載せたアンケートの数値がどれだけ有効なのか、そして、それを有効にするにはどうするか、という意味なのかしら、とも思うのですが・・・
大変申し訳ありませんが、もうちょっと解説していただくと助かります。というのも、「正確に」数字を把握するためには、雑誌などのマスメディアでのアンケートは役不足だからです。
●購読する人間自体が限定されている
●どんな人間が紛れ込んでいるかどうか分からない(例えば、インターネットで iMi ネットというメールを使ったアンケート・モニタ組織がありますが、私の知り合いの調査会社、広告会社、コンサルタント等々、通常ならアンケートには答えてはいけない人種がぞろぞろ登録していますもの (笑))
●そのマスメディアに対するイメージによって回答が変わる可能性がある(例えば、ファッション誌がやる「好きなファッション」というアンケートでは、どうしても見栄を張りがちですよね (笑))
我々が行う調査では、こういったことに細心の注意を払います。
【亜萬李さんからのお返事】
驚くほど速いお返事を、ありがとうございました。
> ごめんなさい。> 前半の意味が良く分からず、どうにもお答えができませんでした。
↑そして、理解不能な文章を送ってしまって、申し分けありませんでした。
> >つまり、ヒアリング調査等の数をこなさずに、> >できるだけ数値での把握をする手段は、あるでしょうか?
何故、上記の様なことを伺ったかというと、実は、私の仕事はMDや商業施設企画などですが、所属会社自体は本来、企画会社ではなく、ヒアリング調査をきちんとできる体制(社内体制,人件費条件,等々)では、ない為なのです。そこで出来る限り、私自身の人件費以外の調査費用をかけずに、雑誌でもインターネットでもTVでもいいのですが、うまく既存の調査報告的資料から、自分の知りたい数量を把握するには、どうしたらいいのか、ということを伺ってみたかったのです。
> >うまく媒体のアンケート結果を転用する等、何かコツがあれば、> ということを組み合わせると、「媒体」というのは、雑誌等のマスメディアで、> そのマスメディアに載せたアンケートの数値がどれだけ有効なのか、そして、> それを有効にするにはどうするか、という意味なのかしら、とも思うのです> > > > が・・・
まさしく、森さんの書いていらした、上記のようなことを伺ってみたかったのでした。
> 「正確に」数字を把握するためには、雑誌などのマスメディアでのアン> ケートは役不足だからです。
↑こうおっしゃるであろうことも、実はわかっていたのですが、上手な利用法といったことも、ありえるのではないか、と思っていたものですから。
私自身の仕事の内容上、森さんが通常必要とされているような、厳密な数値把握は必要とされません。(あれば、もちろんもっと良いのですが)どういったことが、よく必要とされるかといいますと、例)今の全女子高生内で、ウケてるブランドのトップ10はどこか?とか例)○○市内の住人は、どこにあるどこの店で、家電を買っているか?というようなことで、方向性が見えることが、必要とされています。そして、今回の「みんなってだれ?」の内容が、とても私に深い反省を促した(笑)ものですから、少しでも、自分の言葉に、できるだけ正確な裏打ちをつけるにはどうしたらいいのかなぁ、と考えてしまった、ということだったのでした。
> 我々が行う調査では、こういったことに細心の注意を払います。
私の仕事の場合、調査をかけることはほとんどできません。そこで、雑誌や本をあさることが多いのでした。(涙)たまたま周囲に何人かいた、ということで「みんなが・・」とフロシキを広げない為に私は、どういったことに気をつければいいのだろう?と、森さんに伺ってみたくなってしまったのでした。でも実は、独りごとに近かったので、お返事には本当に驚きました。本当に、ありがとうございました。
今回も、簡潔な文章にできませんでした。申し分けありません。お忙しいことと思われますし、ノウハウも財産ですから、お返事については、無理などなさらないで下さい。私も、自分で検討してゆきたいと思います。
>そこで出来る限り、私自身の人件費以外の調査費用をかけずに、雑誌でもイン>ターネットでもTVでもいいのですが、うまく既存の調査報告的資料から、自分の>知りたい数量を把握するには、どうしたらいいのか、ということを伺ってみた>かったのです。
これでわかりました。
>例)今の全女子高生内で、ウケてるブランドのトップ10はどこか?>とか>例)○○市内の住人は、どこにあるどこの店で、家電を買っているか?
例えば、1番目の質問なら「ランキング大好き」のような、雑誌を私は【参考】としてよく使います。これは比較的読者層が雑誌の中では均質化されているからです。あるいは、「アンケートデータブック」(日本能率協会マネジメントセンター編) などのように2000-3000円くらいの本をストックしておいて参考にしています。もちろん、私の仕事の性格上、これらを報告書の中でそのまま使うのではなく、調査の仮説作りの資料として使うのですが。
口頭などで言う場合もありますが、その時には今回の記事のように「数値としては正確ではないかも知れないが、少なくとも背景を考えるとこれ以上 (以下) の数字にはならないと思う」というような使い方をします。ここで大事なのは「背景をどうとらえるか」ということです。ここさえしっかりしていれば、結構ハイ&ロー的に使えます。
また、政府刊行物にも使えるものがあります。これらは、母集団の設定やサンプリングなどには全く問題がないので、ほぼ正確なデータが得られます。ただ、2番目のような局地的な質問に対するデータはまず入手不可能でしょう。
>ものですから、少しでも、自分の言葉に、できるだけ正確な裏打ちをつけるには>どうしたらいいのかなぁ、と考えてしまった、ということだったのでした。
口頭などでのものなら、出所さえきちんとしていれば、数字をそのまま言葉の中に放り込んでおけば十分に「みんな」より、説得力のある話ができると思います。場合によっては、やはり今回の記事のように「類似の考え方の数字」を出すことで、「直接の相関関係はないけれど、これを見る限りそうとんでもない数字ではないよ」と、周囲を固める方法もあります。
>お忙しいことと思われますし、ノウハウも財産ですから、お返事については、無>理などなさらないで下さい。
ご配慮、ありがとうございます。今回のテーマの場合は、本業のノウハウと言うわけではありませんので、ご心配なく (笑)
<匿名さん> 【コンサルタントを夫に持たなくて良かった】
「ややおもしろい」99.6.15
何か身につまされますね〜。夫と喧嘩すると、つい「みんなそう言っているよ」とか「みんなそう思っていると」と子供のように口答えする私(37才にもなってか?)。海外旅行に行きたいと思うと「みんなも行ってるし...」とかプラダのバッグを買った時は「みんな持ってるし...」とか。そうです。「みんな」は私の言い訳常套句です。このコラム、夫にだけは決して見せたくないですね。そして、コンサルタントを夫に持たなくて良かったと、しみじみ自分の幸運を感じた次第です。(笑)
<moriさん> 【ここまで出来ても、賞品は?】
(a-a)=0で、0は何を掛けても0です。また、両辺を(a−a)で割る(切る)、つまり、0で割ることは、(学校で習った数学上ですが)できません。・・・これが解答でしょう。ここまで出来ても、賞品は? 【お返事】 大正解です。実生活ではこれの答えが分かる人は100人に1人くらいなのに、今回は正解が続出しました。やっぱり皆さんすごいです。 で、賞品は・・やっぱりありません (笑)ごめんなさい。
(a-a)=0で、0は何を掛けても0です。また、両辺を(a−a)で割る(切る)、つまり、0で割ることは、(学校で習った数学上ですが)できません。・・・これが解答でしょう。ここまで出来ても、賞品は?
大正解です。実生活ではこれの答えが分かる人は100人に1人くらいなのに、今回は正解が続出しました。やっぱり皆さんすごいです。
で、賞品は・・やっぱりありません (笑)ごめんなさい。
<吉田さん> 【思わず社会科学の勉強を始めそうになる】
長い。しかし勤務中でも最後まで読み切りたくなる。数字に感心がわく。思わず社会科学の勉強を始めそうになる。 【お返事】 お褒めの言葉、ありがとうございます。特に、最後の下り、大爆笑をしてしまいました。ごめんなさい (笑)でも社会科学、特に、心理学は楽しいです。吉田さんもその世界にいらっしゃいませ (笑)
長い。しかし勤務中でも最後まで読み切りたくなる。数字に感心がわく。思わず社会科学の勉強を始めそうになる。
お褒めの言葉、ありがとうございます。特に、最後の下り、大爆笑をしてしまいました。ごめんなさい (笑)でも社会科学、特に、心理学は楽しいです。吉田さんもその世界にいらっしゃいませ (笑)
<西城さん> 【(a-a)は0だから切れないっす】
(a-a)は0だから切れないっす。 【お返事】 大正解です。実生活ではこれの答えが分かる人は100人に1人くらいなのに、今回は正解が続出しました。やっぱり皆さんすごいです。
(a-a)は0だから切れないっす。
久しぶりの長いメールで非常にうれしく思います。少し前メールを短くしてくれと言うようなメールをレスポンスとして受け取っていたようですが私自身としては短いメールでは非常に物足りなく感じていました。森さんの言葉(別の人に書かせてたらごめんなさい)を少しでも多く聞きたく思っていましたので長いメールは非常にありがたく思っています。本来なら高いフィーを払って聞くべきことを無料で提供してくださっていることを大変ありがたく感じております。 短いメールにしてほしいと言っている人は自己の情報管理能力が足りない人であると思っていますのであまり気にすることはないと思っています。つまり、必要な情報だけをピックアップできない人のことだと思っています。しかしながらマーケティングを志す(大多数の人に共感を与える)ことを仕事とする森さんにとっては大多数の意見に合わせなければならならい渡欧ことの苦労もお察しいたします。 さて、今回の数字のマジックのお話の件ですが理系の学生ではよくあることです。それを如何にうまく説得力を持たせて発表するかがメインテーマになってきます。基本的には言ったもん勝ちですから数字をいかに加工しても相手を納得させるツールとしては問題ないと言うことです。特に出来の悪い学生ほどその傾向が強いです(笑)。はったりは信じた方が悪いのです。ですから質疑応答の時間を設けますがいかにそれらしくうまく誤魔化すかが努力のポイントでもあります。詐欺と説得力あるネゴシエーションは紙一重だと言うことであると思っています。 取り止めのない文章になってしましいまたが結論として長いメールの方がより多くの情報量を得られると言う点で私個人としてお気に入りと言うことです。それでは、これからも森さんのご活躍を期待しています。現場の経験をよりリアリティのある表現でのメールを期待しています。 【お返事】 >私自身としては短いメールでは非常に物足りなく感じていました。 ありがとうございます。勇気づけられます。そういった方もいらっしゃいますので、自信を持って (笑) また普通に戻してみました。これからはテーマによってもう少し柔軟に構えてみようかなという気になっています。今までは、ちょっと「あっ、短いから物足りないかな」と書き足したりすることもありました。もちろん、大半は書きすぎて泣く泣く原稿を短くすることの方が多いのですが (笑) >森さんの言葉(別の人に書かせてたらごめんなさい)を少しでも多く聞きたく 大丈夫です。原稿は100%私が書いています (^^)v >つまり、必要な情報だけをピックアップできない人のことだと思っています。 人それぞれですから、そうとも言えません。例えば、自由時間が取りにくい忙しいビジネスマン、雑誌などの短い文章に慣れている方々等にとって、プリントアウトすると10ページ近くになるこのメールマガジンは「物理的に長い」のは確かだと思います。 実はもう一つ「心理的な長短」があります。私にとってはこちらの方が問題でして、記事が面白いと短く感じるし、つまらないと長く感じる。逆に言えば「長い」という方が増えたら、文章量を短くするよりも内容が面白いと感じる工夫をした方が解決策になるのだと思っています。 とはいうものの、物理的に短くしてみたらどうだろうか、という試験的な意味あいを込めて前回は調整してみました。結果はご存じのとおり「舌足らず」 (笑)反省しきりでした (笑) >仕事とする森さんにとっては大多数の意見に合わせなければならならい>渡欧ことの苦労もお察しいたします。 ありがとうございます。「マーケティングを勉強したいと思っている初心者の方々」という意味では均一の性質を持ったグループなので、一般のメールマガジンよりもやりやすいハズです。1記事の分量も、他のテーマのメールマガジンなら本当に長すぎて、購読解除が相次ぐでしょうし (笑)。 でも、細かいところではやはり気を使います。たった1文でおもしろかったり、つまらなかったりする側面もあるからです。実は、それが良い勉強になったり刺激になっているので、私も楽しく記事を書いているのですから、苦労という感じよりワクワクという言葉がぴったりですけど。------------------------------->はったりは信じた方が悪いのです。 ははは。同感です (笑)で、はったりを言う側も看破されればその後一切信用されなくなるので、リスクをどう捉えるかが勝負の分かれ目、というところでしょうか。 >詐欺と説得力あるネゴシエーションは紙一重だと言うことであると思っています。 おっしゃりたいことは大変良く分かります。ただ、誤解を与えるのも何ですので、1つだけコメントすると、詐欺と説得力あるネゴシエーションの最大の違いは「本物があるかないか」です。 特に、我々のような「金銭が絡む実務」になると、その後の「検証」、つまり、企画書の場合は、実際に成約した後の仕事、報告書の場合は市場での実際の反応が控えていますので、そのリスクを勘案しなければなりません。 平たく言えば、プロジェクトをとるためにはったりかまして金になっても、報告書が期待通りでなければ二度と仕事は来ません。また、報告の段階ではったりをかましてクライアントを納得させても、実際に投入した商品が売れなければ、やはり信用を失います。とはいっても、本当によい戦略や企画はクライアントにその気になってもらわなければ、評価されませんから「これならいけそうだ」という夢を持ってもらわなければなりません。そのバランスは今でも胃が痛くなるときがあるくらい気を使います。 >現場の経験をよりリアリティのある表現でのメールを期待しています。 ありがとうございます。頑張ります。
久しぶりの長いメールで非常にうれしく思います。少し前メールを短くしてくれと言うようなメールをレスポンスとして受け取っていたようですが私自身としては短いメールでは非常に物足りなく感じていました。森さんの言葉(別の人に書かせてたらごめんなさい)を少しでも多く聞きたく思っていましたので長いメールは非常にありがたく思っています。本来なら高いフィーを払って聞くべきことを無料で提供してくださっていることを大変ありがたく感じております。
短いメールにしてほしいと言っている人は自己の情報管理能力が足りない人であると思っていますのであまり気にすることはないと思っています。つまり、必要な情報だけをピックアップできない人のことだと思っています。しかしながらマーケティングを志す(大多数の人に共感を与える)ことを仕事とする森さんにとっては大多数の意見に合わせなければならならい渡欧ことの苦労もお察しいたします。
さて、今回の数字のマジックのお話の件ですが理系の学生ではよくあることです。それを如何にうまく説得力を持たせて発表するかがメインテーマになってきます。基本的には言ったもん勝ちですから数字をいかに加工しても相手を納得させるツールとしては問題ないと言うことです。特に出来の悪い学生ほどその傾向が強いです(笑)。はったりは信じた方が悪いのです。ですから質疑応答の時間を設けますがいかにそれらしくうまく誤魔化すかが努力のポイントでもあります。詐欺と説得力あるネゴシエーションは紙一重だと言うことであると思っています。
取り止めのない文章になってしましいまたが結論として長いメールの方がより多くの情報量を得られると言う点で私個人としてお気に入りと言うことです。それでは、これからも森さんのご活躍を期待しています。現場の経験をよりリアリティのある表現でのメールを期待しています。
>私自身としては短いメールでは非常に物足りなく感じていました。
ありがとうございます。勇気づけられます。そういった方もいらっしゃいますので、自信を持って (笑) また普通に戻してみました。これからはテーマによってもう少し柔軟に構えてみようかなという気になっています。今までは、ちょっと「あっ、短いから物足りないかな」と書き足したりすることもありました。もちろん、大半は書きすぎて泣く泣く原稿を短くすることの方が多いのですが (笑)
>森さんの言葉(別の人に書かせてたらごめんなさい)を少しでも多く聞きたく
大丈夫です。原稿は100%私が書いています (^^)v
>つまり、必要な情報だけをピックアップできない人のことだと思っています。
人それぞれですから、そうとも言えません。例えば、自由時間が取りにくい忙しいビジネスマン、雑誌などの短い文章に慣れている方々等にとって、プリントアウトすると10ページ近くになるこのメールマガジンは「物理的に長い」のは確かだと思います。
実はもう一つ「心理的な長短」があります。私にとってはこちらの方が問題でして、記事が面白いと短く感じるし、つまらないと長く感じる。逆に言えば「長い」という方が増えたら、文章量を短くするよりも内容が面白いと感じる工夫をした方が解決策になるのだと思っています。
とはいうものの、物理的に短くしてみたらどうだろうか、という試験的な意味あいを込めて前回は調整してみました。結果はご存じのとおり「舌足らず」 (笑)反省しきりでした (笑)
>仕事とする森さんにとっては大多数の意見に合わせなければならならい>渡欧ことの苦労もお察しいたします。
ありがとうございます。「マーケティングを勉強したいと思っている初心者の方々」という意味では均一の性質を持ったグループなので、一般のメールマガジンよりもやりやすいハズです。1記事の分量も、他のテーマのメールマガジンなら本当に長すぎて、購読解除が相次ぐでしょうし (笑)。
でも、細かいところではやはり気を使います。たった1文でおもしろかったり、つまらなかったりする側面もあるからです。実は、それが良い勉強になったり刺激になっているので、私も楽しく記事を書いているのですから、苦労という感じよりワクワクという言葉がぴったりですけど。------------------------------->はったりは信じた方が悪いのです。
ははは。同感です (笑)で、はったりを言う側も看破されればその後一切信用されなくなるので、リスクをどう捉えるかが勝負の分かれ目、というところでしょうか。
>詐欺と説得力あるネゴシエーションは紙一重だと言うことであると思っています。
おっしゃりたいことは大変良く分かります。ただ、誤解を与えるのも何ですので、1つだけコメントすると、詐欺と説得力あるネゴシエーションの最大の違いは「本物があるかないか」です。
特に、我々のような「金銭が絡む実務」になると、その後の「検証」、つまり、企画書の場合は、実際に成約した後の仕事、報告書の場合は市場での実際の反応が控えていますので、そのリスクを勘案しなければなりません。
平たく言えば、プロジェクトをとるためにはったりかまして金になっても、報告書が期待通りでなければ二度と仕事は来ません。また、報告の段階ではったりをかましてクライアントを納得させても、実際に投入した商品が売れなければ、やはり信用を失います。とはいっても、本当によい戦略や企画はクライアントにその気になってもらわなければ、評価されませんから「これならいけそうだ」という夢を持ってもらわなければなりません。そのバランスは今でも胃が痛くなるときがあるくらい気を使います。
>現場の経験をよりリアリティのある表現でのメールを期待しています。
ありがとうございます。頑張ります。
<匿名さん> 【タネ明かしをしないと子供が間違えます】
残念ながらゼロで割ることはできません。タネ明かしをしないと子供が間違えますが・・・。
<匿名さん> 【数字は一人歩きする】
「数字は一人歩きする」とよく言いますが,怖いですねぇ。
<ぶっちょさん> 【いつの間にか援助交際の話題が無くなりましたね】
新聞記事の内容と、グラフ(数値)の不一致は今まで、何となく感じていました。これからは、自信を持って?記事が読めます。仕事に於いてはテクニックを知ったと思ってます^^;;そう言えば、いつの間にか援助交際の話題が無くなりましたね。誰が火付け役で、どの様な過程をたどって、火が納まるのでしょうかね。不思議です。
<匿名さん> 【仕事で統計を扱っているのに、そう言う常識を知らんかった】
「グラフづくりの基本」ですか。 仕事で統計を扱っているのに、そう言う常識を知らんかった…。(--;) 余りに常識過ぎて、誰も教えてくれないのか、そんなコト知りもしないのか…。 因みに、私の職場は、某都道府県の統計課です。(--;;; 「数字に関するおまけ」は、"0"で除算するトリックですね。(^-^)
「グラフづくりの基本」ですか。 仕事で統計を扱っているのに、そう言う常識を知らんかった…。(--;) 余りに常識過ぎて、誰も教えてくれないのか、そんなコト知りもしないのか…。 因みに、私の職場は、某都道府県の統計課です。(--;;;
「数字に関するおまけ」は、"0"で除算するトリックですね。(^-^)
<篠田さん> 【「思考停止」の元凶のひとつ】
「どちらともいえない」99.6.14
常識に切りこむ、というスタンスで普通の人のコメントだったら納得なんですが、森さんのコメントにしてはガツンとくるものがなかったから。 でも、面白かったです。思い起こせば、これって母や先生の「みんなやってる事だぞ」という親和欲求に訴えかける「ワケのわからん」戒めに起因するものの様にも思います。しかも、実はなぜいけないか?ということを当の大人が良く分からないことが多かったりする。・・・「こういうもんなんだ」 だから、追いつめられたらつい口に出ちゃうのでしょうね。「みんなやってる」。 「思考停止」の元凶のひとつにも思うのですが、それは決めつけ過ぎかな (^^ゞその意味でぜひ検証してほしいのは、この現象って日本人に顕著なものなのか、それとも万国共通のものなのか、ということ。 この根底にあるのは、日本人の曖昧さ、集団主義、形から入る、大人しい(疑わない)民族性、が「みんな」という言葉に発露されているのではないか、という仮説をもったからです。(ま、とは言いながら、理の国と言われるアメリカでもeverybody と言いそうな気はするけど。) 【お返事】 >常識に切りこむ、というスタンスで普通の人のコメントだったら納得なんですが、>森さんのコメントにしてはガツンとくるものがなかったから。 ご、ごめんなさい。このテーマはずっと暖めていたのですが、レベル設定が難しくてどうしようか、と迷っていたものでした。というのも、インターネットがメディアですから、SE や技術者など数字に明るい人が多い一方で、主婦の方や一般学生もいらっしゃるので、読者間の温度差が激しいのです。 その理由もあって、「おまけ」をつけたのですが、正解者が続出で (笑)また、別な観点から挑戦します。 >「思考停止」の元凶のひとつにも思うのですが、それは決めつけ過ぎかな (^^ゞ いや、そのとおりだと思います。「常識」は深く考える時間がもったいないので、時間を無駄にしないための知恵ですが、ともすると、「それ以上、考えなくても良い」という防波堤になってしまい、思考停止の道具になってしまいます。あるいは、時の権力者 (政治だけとは限りません。「業界の常識」なんて、トップ企業が得するために作られたようなものですから (笑)) の都合の良いように使われる側面をも持ちます。 >その意味でぜひ検証してほしいのは、この現象って日本人に顕著なものなのか、>それとも万国共通のものなのか、ということ。 国際的な話を本格的にするのはこのメールマガジンの主旨ではありませんが (笑)、乱暴に言えば「万国共通」です。それは、人間が集団で行動する動物である以上、そして、親和欲求がある以上、共通して持つ「殺し文句」だからです。ちなみに、「親和欲求」という概念はアメリカで作られたものです。 ただ、その強弱は国民性によって違います。一般に、農耕民族であり「集団であること」が「狩猟民族」よりも重要な国は親和欲求が高い傾向にあります。狩猟も1人ではできませんが、農作物は投入する人数と収穫量に相関関係がありますが、狩猟は一定の人数を超えると収穫量に対して分け前が減ってしまうためです。 また、ユダヤ人や架橋のように文化的に「集団が作りにくい環境」にいる民族は親和欲求が低いです。ただ、「家族、仲間」という範疇ではその反動か、異様に親和欲求が高くなります。マフィアなんかその典型ですよね。
常識に切りこむ、というスタンスで普通の人のコメントだったら納得なんですが、森さんのコメントにしてはガツンとくるものがなかったから。
でも、面白かったです。思い起こせば、これって母や先生の「みんなやってる事だぞ」という親和欲求に訴えかける「ワケのわからん」戒めに起因するものの様にも思います。しかも、実はなぜいけないか?ということを当の大人が良く分からないことが多かったりする。・・・「こういうもんなんだ」
だから、追いつめられたらつい口に出ちゃうのでしょうね。「みんなやってる」。
「思考停止」の元凶のひとつにも思うのですが、それは決めつけ過ぎかな (^^ゞその意味でぜひ検証してほしいのは、この現象って日本人に顕著なものなのか、それとも万国共通のものなのか、ということ。
この根底にあるのは、日本人の曖昧さ、集団主義、形から入る、大人しい(疑わない)民族性、が「みんな」という言葉に発露されているのではないか、という仮説をもったからです。(ま、とは言いながら、理の国と言われるアメリカでもeverybody と言いそうな気はするけど。)
>常識に切りこむ、というスタンスで普通の人のコメントだったら納得なんですが、>森さんのコメントにしてはガツンとくるものがなかったから。
ご、ごめんなさい。このテーマはずっと暖めていたのですが、レベル設定が難しくてどうしようか、と迷っていたものでした。というのも、インターネットがメディアですから、SE や技術者など数字に明るい人が多い一方で、主婦の方や一般学生もいらっしゃるので、読者間の温度差が激しいのです。
その理由もあって、「おまけ」をつけたのですが、正解者が続出で (笑)また、別な観点から挑戦します。
>「思考停止」の元凶のひとつにも思うのですが、それは決めつけ過ぎかな (^^ゞ
いや、そのとおりだと思います。「常識」は深く考える時間がもったいないので、時間を無駄にしないための知恵ですが、ともすると、「それ以上、考えなくても良い」という防波堤になってしまい、思考停止の道具になってしまいます。あるいは、時の権力者 (政治だけとは限りません。「業界の常識」なんて、トップ企業が得するために作られたようなものですから (笑)) の都合の良いように使われる側面をも持ちます。
>その意味でぜひ検証してほしいのは、この現象って日本人に顕著なものなのか、>それとも万国共通のものなのか、ということ。
国際的な話を本格的にするのはこのメールマガジンの主旨ではありませんが (笑)、乱暴に言えば「万国共通」です。それは、人間が集団で行動する動物である以上、そして、親和欲求がある以上、共通して持つ「殺し文句」だからです。ちなみに、「親和欲求」という概念はアメリカで作られたものです。
ただ、その強弱は国民性によって違います。一般に、農耕民族であり「集団であること」が「狩猟民族」よりも重要な国は親和欲求が高い傾向にあります。狩猟も1人ではできませんが、農作物は投入する人数と収穫量に相関関係がありますが、狩猟は一定の人数を超えると収穫量に対して分け前が減ってしまうためです。
また、ユダヤ人や架橋のように文化的に「集団が作りにくい環境」にいる民族は親和欲求が低いです。ただ、「家族、仲間」という範疇ではその反動か、異様に親和欲求が高くなります。マフィアなんかその典型ですよね。
<匿名さん> 【不思議な日本語「多少」】
私が,高校時代に気がついて,未だに答えを知らない,不思議な日本語があります.それは,「多少」です.日常的に使われていますが,少し変です.「多い」と「少ない」と言う漢字を使っているのに,意味としては「普通よりは少ない」と言うところでしょうか?なぜこのような言葉が使われるようになったのでしょうか? それにしても,マスメディアの影響は大きいですね.同じころやはり気になっていたのが,雑誌でアンケートが行われている「セックスをしたことがある or 無い」というものです.当時の私の周りの友達は,そのような経験をしている人がそれほどたくさんいるとは思えなかったにも関わらず,アンケート結果では3割くらいの人が「ある」と答えていました(記憶があやふやなので,数字は違っているかもしれませんが,多いと感じたのは事実です).当時からこのような集計には疑問を持っていたので,どのような母集団を元にした結果なのかは,載せるべきではないのか?と,考えていました. 今でも,大学で「多少」は教え込まれたため,グラフの縦軸(横軸)の数字&単位は,必ず確認します.それによって,データの有効性も変わってしまいますから.たまに怠ると,後でとんでもない勘違いをしていたことに気がつくことが多い・・・ JR に関しては,とても不満が多いのですが,数字に絡んだものとしては,料金の設定があります.これは確か,都心とそこから一定距離離れた場所での料金設定が違うところからきているようですが. 私の場合,自宅の最寄り駅から学校近くの駅までに,2時間近くかかります.そのため,交通費も半端な額ではないのですが,あるとき,重大な事実に気がつきました.それは,片道切符を買うときに,一度近くの駅まで買って,出るときにその駅から精算をすると,100 円以上も安くなるということです.(今では一度改札を出ないとできません) とにもかくにも,最近国会で審議されている法案の世論調査を伝えるニュースでは,アナウンサーが,「〜しか」と言うか「〜も」と言うかは,見ていても面白いですね.”こうあってほしい”という結論が導けるように,言葉巧みに言い換えていますから,いつも感心して聞いています. 今回の内容は,自分でも多少考えたことのある例を元に書かれていたので,新鮮な驚きはないものの,「数字には気を付けよう」ということを,再認識することができました. 【お返事】 >なぜこのような言葉が使われるようになったのでしょうか? そういえばそうですね。さっき辞書を引いてみたんですが、ヒントになるものはありませんでした。日本人の持つあいまい性のようなものなのでしょうか。少ない、と言い切ると角が立つから「多い、という単語を入れてしまえ」という感覚なのでしょうか。私も気になって来ました (笑)折りある毎に気にしてみます。---------------------------->どのような母集団を元にした結果なのかは,載せるべきではないのか? 特に、雑誌はそのあたりいい加減ですよね。何も記述がない場合は、その雑誌の読者と解釈するようにしています。記事としては評判は良くありませんでしたが (笑)、「史上最大のトレンド商品と雑誌ダイム【小学館ダイム】 98.8.15」という過去記事でもそれをテーマにしている部分があります。http://www.systrat.co.jp/gimmie/articles/impr980802.html >今でも,大学で「多少」は教え込まれたため,グラフの縦軸(横軸)の数字&単>位は,必ず確認します. 大変良いことですよね。理科系以外の方で、グラフの見方などをきちんと教えてくれるところは少ないですから。---------------------------->JR に関しては,とても不満が多いのですが,数字に絡んだものとしては,料金の>設定があります. 今回の記事にも利用した「ランキング大好き」でも、こんな質問がありました。 「世の中で『これはボッタクリだ!』と思うものは何?」という質問で、1位は「ブランド」の32.8%でしたが、「地下鉄」が3位の14.9%でした。公共輸送については大都市圏以外は身近ではないので、大都市の対象者に限るとこの数字はもっと上がりそうです。---------------------------->”こうあってほしい”という結論が導けるように,言葉巧みに言い換>えていますから,いつも感心して聞いています. はい。特に、久米ヒロシ等のような「自分の意見を持ったジャーナリスト」の場合は、見ていてイヤになるときがあります。だから、見ません (笑)
私が,高校時代に気がついて,未だに答えを知らない,不思議な日本語があります.それは,「多少」です.日常的に使われていますが,少し変です.「多い」と「少ない」と言う漢字を使っているのに,意味としては「普通よりは少ない」と言うところでしょうか?なぜこのような言葉が使われるようになったのでしょうか?
それにしても,マスメディアの影響は大きいですね.同じころやはり気になっていたのが,雑誌でアンケートが行われている「セックスをしたことがある or 無い」というものです.当時の私の周りの友達は,そのような経験をしている人がそれほどたくさんいるとは思えなかったにも関わらず,アンケート結果では3割くらいの人が「ある」と答えていました(記憶があやふやなので,数字は違っているかもしれませんが,多いと感じたのは事実です).当時からこのような集計には疑問を持っていたので,どのような母集団を元にした結果なのかは,載せるべきではないのか?と,考えていました.
今でも,大学で「多少」は教え込まれたため,グラフの縦軸(横軸)の数字&単位は,必ず確認します.それによって,データの有効性も変わってしまいますから.たまに怠ると,後でとんでもない勘違いをしていたことに気がつくことが多い・・・
JR に関しては,とても不満が多いのですが,数字に絡んだものとしては,料金の設定があります.これは確か,都心とそこから一定距離離れた場所での料金設定が違うところからきているようですが.
私の場合,自宅の最寄り駅から学校近くの駅までに,2時間近くかかります.そのため,交通費も半端な額ではないのですが,あるとき,重大な事実に気がつきました.それは,片道切符を買うときに,一度近くの駅まで買って,出るときにその駅から精算をすると,100 円以上も安くなるということです.(今では一度改札を出ないとできません)
とにもかくにも,最近国会で審議されている法案の世論調査を伝えるニュースでは,アナウンサーが,「〜しか」と言うか「〜も」と言うかは,見ていても面白いですね.”こうあってほしい”という結論が導けるように,言葉巧みに言い換えていますから,いつも感心して聞いています.
今回の内容は,自分でも多少考えたことのある例を元に書かれていたので,新鮮な驚きはないものの,「数字には気を付けよう」ということを,再認識することができました.
>なぜこのような言葉が使われるようになったのでしょうか?
そういえばそうですね。さっき辞書を引いてみたんですが、ヒントになるものはありませんでした。日本人の持つあいまい性のようなものなのでしょうか。少ない、と言い切ると角が立つから「多い、という単語を入れてしまえ」という感覚なのでしょうか。私も気になって来ました (笑)折りある毎に気にしてみます。---------------------------->どのような母集団を元にした結果なのかは,載せるべきではないのか?
特に、雑誌はそのあたりいい加減ですよね。何も記述がない場合は、その雑誌の読者と解釈するようにしています。記事としては評判は良くありませんでしたが (笑)、「史上最大のトレンド商品と雑誌ダイム【小学館ダイム】 98.8.15」という過去記事でもそれをテーマにしている部分があります。http://www.systrat.co.jp/gimmie/articles/impr980802.html
>今でも,大学で「多少」は教え込まれたため,グラフの縦軸(横軸)の数字&単>位は,必ず確認します.
大変良いことですよね。理科系以外の方で、グラフの見方などをきちんと教えてくれるところは少ないですから。---------------------------->JR に関しては,とても不満が多いのですが,数字に絡んだものとしては,料金の>設定があります.
今回の記事にも利用した「ランキング大好き」でも、こんな質問がありました。
「世の中で『これはボッタクリだ!』と思うものは何?」という質問で、1位は「ブランド」の32.8%でしたが、「地下鉄」が3位の14.9%でした。公共輸送については大都市圏以外は身近ではないので、大都市の対象者に限るとこの数字はもっと上がりそうです。---------------------------->”こうあってほしい”という結論が導けるように,言葉巧みに言い換>えていますから,いつも感心して聞いています.
はい。特に、久米ヒロシ等のような「自分の意見を持ったジャーナリスト」の場合は、見ていてイヤになるときがあります。だから、見ません (笑)
<匿名さん> 【日経流通新聞は、今回のテーマにピッタリ】
「かなりおもしろい」99.6.14
グラフに気を付けろ、というのは以前から気になっていましたが、これほどひどいとは思いませんでした。マガジンで例として示していただいた日経流通新聞は、今回のテーマにピッタリですね。すばらしいです。 個人的に「日経」というのが付くと弱かったんですけど、1年ほど前から毎日、日経新聞Webを読んでいるうちに「どうもおかしいな。判断基準が甘い」と思うことがしばしば発生していて、今では丸飲みすることはなくなりました...。難しくみえるように書いているだけで実際は内容が空だとガッカリです。 今回のマガジンを読んで、マスコミのみなさんが伝える情報を聞き(見)ながら、自分はそういった判断の甘さをなくすように鍛えなければ、と改めて感じさせられました。
グラフに気を付けろ、というのは以前から気になっていましたが、これほどひどいとは思いませんでした。マガジンで例として示していただいた日経流通新聞は、今回のテーマにピッタリですね。すばらしいです。
個人的に「日経」というのが付くと弱かったんですけど、1年ほど前から毎日、日経新聞Webを読んでいるうちに「どうもおかしいな。判断基準が甘い」と思うことがしばしば発生していて、今では丸飲みすることはなくなりました...。難しくみえるように書いているだけで実際は内容が空だとガッカリです。
今回のマガジンを読んで、マスコミのみなさんが伝える情報を聞き(見)ながら、自分はそういった判断の甘さをなくすように鍛えなければ、と改めて感じさせられました。
<匿名さん> 【そうか、その程度のことだったのか】
いつもは長くて読むのが大変なのですが、今回は読みやすかったと思います。個々のテーマが短く構成されているせいでしょうか?女子高生の援助交際のあたりがいちばんよかったです。「そうか、その程度のことだったのか」と目からうろこが落ちた感じです。
それぞれの方々へのご意見もお待ちしています。
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