読者の声 : 99.6.22号 (9/9) 励ましや、おしかりの言葉、ありがとうございます。 他の読者の方々の中にも、同じご意見を持った方がいらっしゃるかも知れません。自分の考えをまとめるための参考になる場合もあります。だから、「読者の声」は大事にしたいと考えています。原則として、原文を掲載しています。新しい声から順番にご紹介しています。 それぞれの方々へのご意見もお待ちしています。こちらのフォームで投稿するか、voice2@systrat.co.jp へお送り下さい。 この色は皆さんの声 (お返事付) この色は皆さんへのご意見です この色は皆さんの声 (お返事なし)
励ましや、おしかりの言葉、ありがとうございます。
他の読者の方々の中にも、同じご意見を持った方がいらっしゃるかも知れません。自分の考えをまとめるための参考になる場合もあります。だから、「読者の声」は大事にしたいと考えています。原則として、原文を掲載しています。新しい声から順番にご紹介しています。
それぞれの方々へのご意見もお待ちしています。こちらのフォームで投稿するか、voice2@systrat.co.jp へお送り下さい。
成功は失敗の母・成功が失敗を生む時【スクウェア】99.2.15 掲載
<こたろさん> 【ゲーム談義】
「????」99.6.1
【関連の「声」】
<こたろーさん> 【マーケティングの失敗、「それは一部分でしょ?」】
> でも、例えば「フロントミッション・オルターナティブ」なんか> は、結果的には駄作であり、売上も散々だったものの、> かなり実験的な試みだな、という印象を持ちました。 確かに。「オルタナティブ」は、テイストもシステムもかなりマニアックな実験的作品ではありますね。冒険なのか単にとちくるっただけなのかの判断はつきかねますが。(笑) ただこれもSRPGの文法内での実験的作品ですよね? 本件は、自分達の得意分野でちょっと試してみるという、スクウェアのある意味での堅実さを垣間見たようなエピソードの気がします。 > FF8なんか、勘違いの極地という印象です。> 細かい話は置いて、舞台設定や総プレイ時間、ストーリー展開を> 含めると、よほど「パラサイト・イブ」の方が「映画」です。 あ。どっちもまだやってない。(爆) エンターテイメント業として、大玉である映画を意識するのは当然と思いますが、それと同じことをしてもしょうがないでしょう。インフラ(なんでもvsプラットフォームの性能の範囲内)も楽しみ方(受動的vsインタラクティブ)も違うのだから。 「時間消費」という同じ競争の場での戦いと定義するなら、ゲーム(戦い)のルールを変えなきゃ。 > その回答がアクション・ゲームやシューティング・ゲームかというと>「違うだろう」と思っています。 この辺が、スクウェアという会社の創造力の限界かな、という気がします。今の体制で、RPGに限れば、十分たいしたものが作れるのだから、拡大を意識しなければACTやSTGに手を出す必要はないと思いますが…。「RPGの進化・深化」に、ACTやSTGを手がけたことがシナジー効果をうむとはとても考えられないのですが…。 > 同感ですし、真実です。> ただ、それらを言い始めるとキリがないのも事実です。 おっしゃる通り。(爆) > マーケティングを改善するだけで60点の売上が取れるのなら、> それをやったらどうでしょうか、というスタンスです。 なるほど。この視点はともすれば抜け落ちちゃいそうですよね。 > だって、今は0点なのですから。 それはキビシイ。(笑) > 今までのファンあるいはマニアと、新規ユーザーの定義が違って> いるのかも知れません。 確かに、ユーザーにとっての「おもしろさ」をセグメント化してみるに、マニアとその他が一番しっくりくるでしょうね。(バーチャファイターに代表される格闘ゲームがその典型。)まぁ、言ってしまえば、「どこでおもしろいかは人それぞれ」ですが。(爆) > 成功するしないは別にして、これだけ大量に大作を排出してきた> メーカーは他にありません。冷静に見た場合、大変面白い素材です。 ふむふむ。なるほど。確かに、「大作主義」というスタンスは、ゲーム業界内だけでなく、全産業において唯一の存在ともいえるかもしれませんね。 今のコンシューマーゲームソフト業界でのビジネスモデルを想起するに、そのスタンスは最適のような気もします。ただやはりゲームビジネスは水商売でしょうし、その回転がくずれた時(ex.FFがこけた)がこわい。 > そういう意味では、彼の頭にバランス感覚はあると思います。> もちろん、彼が考えている「映画」とゲームへの応用には疑問がありますが。 前回メールを送った前後に、PS2の記者発表がありましたが、そのコンセプト〜エモーションシンセシス、スペックを見るに、こだわりあったゲームの新たな可能性が見えてきたような気がしました。 PSでは、モーションキャプチャーでとりこんだ3Dをポリゴン・レンダリングで再生→映画的ゲームだったのが、PS2では、動きを全て数式化(物理シュミレーション化)し、インプットした数字(命令)を計算し3Dを生成→インタラクティブなバーチャルワールドを実現。 PSでのグラフィックシンセシスを、より微妙でやわらかな、そのキャラクタの知性や感情が伝わってくるような動きを生成する=エモーションシンセシスをPS2で実現。 さすがはSony。ただの高性能な3Dゲーム機をつくっただけのSEGAとは発想からして違います。それだけでなく、動きをすべて数式化できるなら、とんでもなくテマヒマカネのかかるモーションキャプチャーが不要になるはず。いやはや。 > はい。でも、問題なのは、テイストって「やってみないと分からない『らしさ』」> ですよね。ここで大事なのは「やる前から感じる『らしさ』」なんです。 あのCMをはじめとしたメディアへの露出から、「すんげーCGのゲームをつくる会社だろ?」かな? > ごめんなさい。> ”ゲーム業界特有のAIDMAの法則”が良く分からないので、お答えできないのです。 あ、すんません。本文中にあったゲーム業界特有の購買法則を、マーケティングのAIDMAの法則になぞらえただけです。 > 全部使います (笑) 1通の巨大メールになったらしい。(笑) 【お返事】 い、いきなりスクウェアですか (笑) >冒険なのか単にとちくるっただけなのかの判断はつきかねますが。(笑) あはは。基本的には私はスクウェアのファンなので、良い方に理解します (笑) >本件は、自分達の得意分野でちょっと試してみるという、>スクウェアのある意味での堅実さを垣間見たような>エピソードの気がします。 そうかもしれません。でも、私は彼らが RPG の文法から抜け出て、かつ、自分達の得意な RPG のベースをもったままの新市場を開拓するための実験作、という気がしました。それが成功すれば、どのメーカーもできない自分だけの市場が出来上がります。残念ながら、大失敗でしたけど (笑) >あ。どっちもまだやってない。(爆) あああ。FF8はまだしもパラサイトイブは、やって、やって (笑)ただ、どうも RPG 好きの人には「ゼノギアス」の方が評価が高いようですけど。 >インフラ(なんでもvsプラットフォームの性能の範囲内)も>楽しみ方(受動的vsインタラクティブ)も違うのだから。 同感です。ただ、映画は総合エンターテイメント産業と言われるだけあって、かなりバランスが良いエンターテイメントであることは事実です。ピカソのように、まず、これを模倣して、そこから独自路線をという方向性は正しい (つまり、効率がよい) とは思います。 >今の体制で、RPGに限れば、十分たいしたものが作れるのだから、>拡大を意識しなければACTやSTGに手を出す必要はないと思いますが…。 問題は、企業であるからには拡大を意識せざるを得ない、ということです。また、今でこそちょっと下降気味ですが、ゲーム産業が本質的に将来性のあるものであればなおさらです。逆に言えば、拡大路線 (=欲) がないところは、安心でもつまらない企業になってしまいます。 >「RPGの進化・深化」に、ACTやSTGを手がけたことが>シナジー効果をうむとはとても考えられないのですが…。 同感です。アクション RPG とは言っても、「フロントミッション」のシューティング版 (タイトル忘れた) や「武蔵伝」が失敗したので、そろそろ懲りても良いと思うのですが。ちなみに、聖剣伝説は同じアクション RPG といっても、RPG ですから。 -------------------------- >まぁ、言ってしまえば、「どこでおもしろいかは人それぞれ」ですが。(爆) あっ、それを言っちゃあ、おしまいよ (笑)元々、マーケティング、特に価値観分析等の手法は「好みを数値化して分類化する」努力のたまものですもの (笑) >ただやはりゲームビジネスは水商売でしょうし、>その回転がくずれた時(ex.FFがこけた)がこわい。 ボスコンのプロダクト・ポートフォリオの例を出すまでもなく、回転を崩さないようにする戦略は、基本的には一般メーカーもゲームメーカーも同じだと思います。違いがあるとすれば、商品のライフサイクルの長さですが、考えようによっては、「FF」というブランドはすでに10年も存在していますので、ブランド構築という意味では同じ事です。 >さすがはSony。>ただの高性能な3Dゲーム機をつくっただけのSEGAとは発想からして違います。>それだけでなく、動きをすべて数式化できるなら、>とんでもなくテマヒマカネのかかるモーションキャプチャーが不要になるはず。 確かにそうですね。RPG とシミュレーションしかやらない私は、個人的には、やたら読み込みの遅い CD-ROM とメモリカードが改善されるのが最大の魅力ですが (笑)せめて、スーファミ時代に戻って欲しい。すんません。超個人的な感想です (笑) >あのCMをはじめとしたメディアへの露出から、>「すんげーCGのゲームをつくる会社だろ?」かな? はい。それに加えて、過去のスクウェアのゲームをやった経験です。ある意味、大手でゲームの質が均一なのはスクウェア (とコーエー、アトラス) くらいです。例えば、コナミなんかはクソゲーと面白いゲームの差が激しいので、ブランドになりません。 >本文中にあったゲーム業界特有の購買法則を、マーケティングのAIDMAの>法則になぞらえただけです。 了解です。 >1通の巨大メールになったらしい。(笑) ははは。ああいうのも面白いです。
> でも、例えば「フロントミッション・オルターナティブ」なんか> は、結果的には駄作であり、売上も散々だったものの、> かなり実験的な試みだな、という印象を持ちました。
確かに。「オルタナティブ」は、テイストもシステムもかなりマニアックな実験的作品ではありますね。冒険なのか単にとちくるっただけなのかの判断はつきかねますが。(笑)
ただこれもSRPGの文法内での実験的作品ですよね?
本件は、自分達の得意分野でちょっと試してみるという、スクウェアのある意味での堅実さを垣間見たようなエピソードの気がします。
> FF8なんか、勘違いの極地という印象です。> 細かい話は置いて、舞台設定や総プレイ時間、ストーリー展開を> 含めると、よほど「パラサイト・イブ」の方が「映画」です。
あ。どっちもまだやってない。(爆)
エンターテイメント業として、大玉である映画を意識するのは当然と思いますが、それと同じことをしてもしょうがないでしょう。インフラ(なんでもvsプラットフォームの性能の範囲内)も楽しみ方(受動的vsインタラクティブ)も違うのだから。
「時間消費」という同じ競争の場での戦いと定義するなら、ゲーム(戦い)のルールを変えなきゃ。
> その回答がアクション・ゲームやシューティング・ゲームかというと>「違うだろう」と思っています。
この辺が、スクウェアという会社の創造力の限界かな、という気がします。今の体制で、RPGに限れば、十分たいしたものが作れるのだから、拡大を意識しなければACTやSTGに手を出す必要はないと思いますが…。「RPGの進化・深化」に、ACTやSTGを手がけたことがシナジー効果をうむとはとても考えられないのですが…。
> 同感ですし、真実です。> ただ、それらを言い始めるとキリがないのも事実です。
おっしゃる通り。(爆)
> マーケティングを改善するだけで60点の売上が取れるのなら、> それをやったらどうでしょうか、というスタンスです。
なるほど。この視点はともすれば抜け落ちちゃいそうですよね。
> だって、今は0点なのですから。
それはキビシイ。(笑)
> 今までのファンあるいはマニアと、新規ユーザーの定義が違って> いるのかも知れません。
確かに、ユーザーにとっての「おもしろさ」をセグメント化してみるに、マニアとその他が一番しっくりくるでしょうね。(バーチャファイターに代表される格闘ゲームがその典型。)まぁ、言ってしまえば、「どこでおもしろいかは人それぞれ」ですが。(爆)
> 成功するしないは別にして、これだけ大量に大作を排出してきた> メーカーは他にありません。冷静に見た場合、大変面白い素材です。
ふむふむ。なるほど。確かに、「大作主義」というスタンスは、ゲーム業界内だけでなく、全産業において唯一の存在ともいえるかもしれませんね。
今のコンシューマーゲームソフト業界でのビジネスモデルを想起するに、そのスタンスは最適のような気もします。ただやはりゲームビジネスは水商売でしょうし、その回転がくずれた時(ex.FFがこけた)がこわい。
> そういう意味では、彼の頭にバランス感覚はあると思います。> もちろん、彼が考えている「映画」とゲームへの応用には疑問がありますが。
前回メールを送った前後に、PS2の記者発表がありましたが、そのコンセプト〜エモーションシンセシス、スペックを見るに、こだわりあったゲームの新たな可能性が見えてきたような気がしました。
PSでは、モーションキャプチャーでとりこんだ3Dをポリゴン・レンダリングで再生→映画的ゲームだったのが、PS2では、動きを全て数式化(物理シュミレーション化)し、インプットした数字(命令)を計算し3Dを生成→インタラクティブなバーチャルワールドを実現。
PSでのグラフィックシンセシスを、より微妙でやわらかな、そのキャラクタの知性や感情が伝わってくるような動きを生成する=エモーションシンセシスをPS2で実現。
さすがはSony。ただの高性能な3Dゲーム機をつくっただけのSEGAとは発想からして違います。それだけでなく、動きをすべて数式化できるなら、とんでもなくテマヒマカネのかかるモーションキャプチャーが不要になるはず。いやはや。
> はい。でも、問題なのは、テイストって「やってみないと分からない『らしさ』」> ですよね。ここで大事なのは「やる前から感じる『らしさ』」なんです。
あのCMをはじめとしたメディアへの露出から、「すんげーCGのゲームをつくる会社だろ?」かな?
> ごめんなさい。> ”ゲーム業界特有のAIDMAの法則”が良く分からないので、お答えできないのです。
あ、すんません。本文中にあったゲーム業界特有の購買法則を、マーケティングのAIDMAの法則になぞらえただけです。
> 全部使います (笑)
1通の巨大メールになったらしい。(笑)
【お返事】
い、いきなりスクウェアですか (笑)
>冒険なのか単にとちくるっただけなのかの判断はつきかねますが。(笑)
あはは。基本的には私はスクウェアのファンなので、良い方に理解します (笑)
>本件は、自分達の得意分野でちょっと試してみるという、>スクウェアのある意味での堅実さを垣間見たような>エピソードの気がします。
そうかもしれません。でも、私は彼らが RPG の文法から抜け出て、かつ、自分達の得意な RPG のベースをもったままの新市場を開拓するための実験作、という気がしました。それが成功すれば、どのメーカーもできない自分だけの市場が出来上がります。残念ながら、大失敗でしたけど (笑)
>あ。どっちもまだやってない。(爆)
あああ。FF8はまだしもパラサイトイブは、やって、やって (笑)ただ、どうも RPG 好きの人には「ゼノギアス」の方が評価が高いようですけど。
>インフラ(なんでもvsプラットフォームの性能の範囲内)も>楽しみ方(受動的vsインタラクティブ)も違うのだから。
同感です。ただ、映画は総合エンターテイメント産業と言われるだけあって、かなりバランスが良いエンターテイメントであることは事実です。ピカソのように、まず、これを模倣して、そこから独自路線をという方向性は正しい (つまり、効率がよい) とは思います。
>今の体制で、RPGに限れば、十分たいしたものが作れるのだから、>拡大を意識しなければACTやSTGに手を出す必要はないと思いますが…。
問題は、企業であるからには拡大を意識せざるを得ない、ということです。また、今でこそちょっと下降気味ですが、ゲーム産業が本質的に将来性のあるものであればなおさらです。逆に言えば、拡大路線 (=欲) がないところは、安心でもつまらない企業になってしまいます。
>「RPGの進化・深化」に、ACTやSTGを手がけたことが>シナジー効果をうむとはとても考えられないのですが…。
同感です。アクション RPG とは言っても、「フロントミッション」のシューティング版 (タイトル忘れた) や「武蔵伝」が失敗したので、そろそろ懲りても良いと思うのですが。ちなみに、聖剣伝説は同じアクション RPG といっても、RPG ですから。
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>まぁ、言ってしまえば、「どこでおもしろいかは人それぞれ」ですが。(爆)
あっ、それを言っちゃあ、おしまいよ (笑)元々、マーケティング、特に価値観分析等の手法は「好みを数値化して分類化する」努力のたまものですもの (笑)
>ただやはりゲームビジネスは水商売でしょうし、>その回転がくずれた時(ex.FFがこけた)がこわい。
ボスコンのプロダクト・ポートフォリオの例を出すまでもなく、回転を崩さないようにする戦略は、基本的には一般メーカーもゲームメーカーも同じだと思います。違いがあるとすれば、商品のライフサイクルの長さですが、考えようによっては、「FF」というブランドはすでに10年も存在していますので、ブランド構築という意味では同じ事です。
>さすがはSony。>ただの高性能な3Dゲーム機をつくっただけのSEGAとは発想からして違います。>それだけでなく、動きをすべて数式化できるなら、>とんでもなくテマヒマカネのかかるモーションキャプチャーが不要になるはず。
確かにそうですね。RPG とシミュレーションしかやらない私は、個人的には、やたら読み込みの遅い CD-ROM とメモリカードが改善されるのが最大の魅力ですが (笑)せめて、スーファミ時代に戻って欲しい。すんません。超個人的な感想です (笑)
>あのCMをはじめとしたメディアへの露出から、>「すんげーCGのゲームをつくる会社だろ?」かな?
はい。それに加えて、過去のスクウェアのゲームをやった経験です。ある意味、大手でゲームの質が均一なのはスクウェア (とコーエー、アトラス) くらいです。例えば、コナミなんかはクソゲーと面白いゲームの差が激しいので、ブランドになりません。
>本文中にあったゲーム業界特有の購買法則を、マーケティングのAIDMAの>法則になぞらえただけです。
了解です。
>1通の巨大メールになったらしい。(笑)
ははは。ああいうのも面白いです。
「私はこう見る」全般
<たかはしさん> 【 思ったことを伝えておくのも大切なんだ】
「????」99.5.24
<アイさん> 【「私はこう見る」読者の声・号外版】
「読者の声」本当に短くなりましたね!これはまた、フラストレーションが溜まることこの上ない!!!すぐに、全文を読むべくホームページに飛ばせて頂きました。(笑) 冗談はともかく、しかし、シンプルによくまとめられていると思いました。これまた、確かに一苦労だろうな〜と思いましたが、容赦なく(^^;さらに一言「わがまま」を言わせて頂くと… 「どれだけの声が届いている中の、抜粋何件が掲載されているのか」 というのが冒頭部で確認できるとよいのでは?と思いました。 ほら、100%を超えて忙しい時に、それでも全文掲載を見に行こうか、涙を飲んで今回は我慢しようか、判断する指標になりますから…。(120%を超えて忙しいと、多分落ち着くまでメール自体開封しないと思うので、まったく以ってわがままなお願いになりそうです。あるとイイナ、ということで小耳に挟んでおいて下さい…。) ところで、 > ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ > <アイさん> 【「私はこう見る」読者の声・号外版】 > 「????」99.5.09 > ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ このアイさんのコメントを見て発見。というか、反省かな。細かくお返事書く方もいらっしゃるんですね。そしてまた、どうやらこれが森さんへの「励まし」とか、気づきのための「肥やし」になっているみたいで、思ったことを伝えておくのも大切なんだ…ということに気づきました。 確かに、なんの反応もないと工夫を凝らしたりしたことがどういう成果をもたらしているのか、或いは何にもなっていないのか、皆目検討がつきませんから、頑張る気もおきなくなりますよね。 私が一言伝えないと、と思ったのは > 情報過多の現代においては「情報が少ないこと」にも大きな価値 という一文です。減算価値、初めて聞いた言葉でしたが、まさに、自分にとって必要な情報だけを取捨選択するというのは大切なことで、そういえば、そういったサービスも既に存在しています。(新聞のクリッピングサービスが有名ですよね。) 情報収集に力を入れている1ユーザーとしての自分と、サービスを提供する業種に居て情報をユーザーに提供する業務についてきた情報提供側の自分と、今後はこういった観点からのサービスもあるんだなぁ…と、改めて発見させて頂いたのでした。「与えるだけがサービスじゃない。」とっても大切なことです。…自戒しておかないと! さてもう一つ、 > 最近、読者が5,000人を増えたあたりから、読者の層が相対的に変化> した感じがするんです。 これについて、マーケティング理論はなにか適用できるのでしょうか?なんとなく感覚的にわかるような気もするのですが、メールマガジンにおける5,000人という数字がどんなものなのか、メールマガジン購読者が一般社会と全く同じに分析できるのか…いろいろとわからないことが多すぎて、ここは一つプロの分析を伺いたいなと思った次第です。 以前、「自分自身の舞台裏・「私はこう見る」市場導入戦略」にて、マーケティング観点からのこのメールマガジンの開設をレポートされていらっしゃいましたが、その後の成長状況など、またお話し頂ければと思っております。(こちらは何の勉強もせず、いつもお願いばかりですみません...) では、また一週間後の次号発行を楽しみにしております。寒くなったり暑くなったり、気候の変化が激しいこの頃ですが、どうぞお身体ご自愛くださいませ。 【お返事】 >「読者の声」本当に短くなりましたね!>これはまた、フラストレーションが溜まることこの上ない!!!>すぐに、全文を読むべくホームページに飛ばせて頂きました。(笑) はい。あの後、全文掲載版の読者数が一気に増えました (笑)たかはしさんのようにフラストレーションがたまった方と、あのやりとりをサンプルのように見て、「おもしろそうだ」と感じた方などがいらっしゃると考えていますが、はっきりとはしません。 >冗談はともかく、しかし、シンプルによくまとめられていると思いま>した。これまた、確かに一苦労だろうな〜と思いましたが、容赦なく(^^; あ、ありがとうございます (笑) >「どれだけの声が届いている中の、抜粋何件が掲載されているのか」>というのが冒頭部で確認できるとよいのでは?と思いました。 了解しました。実は、件数で言うと、読者の声の数はそう多くないので、意図的に外していたところもありました (笑)次回から改良します。 >そしてまた、どうやらこれが森さんへの「励まし」とか、気づきの>ための「肥やし」になっているみたいで、思ったことを伝えておく>のも大切なんだ…ということに気づきました。 はい。そうなんです。アイさんには本当に感謝しています。なんとなく、交換日記をつけているような感覚で、ふとしたことを教えてくれます。その気遣いがまた嬉しくて、「おーし、やるぞぉ」というパワーに繋がる。 でも、たかはしさんも、きちんと刺激的なご指摘を頂くので、別な観点で「よっしゃあ」という気になります。ありがたいです。 >減算価値、初めて聞いた言葉でしたが、 これは私の造語です (笑)「触覚産業という視点」の記事で初めて使いました。 http://www.systrat.co.jp/gimmie/articles/impr980801.html >提供側の自分と、今後はこういった観点からのサービスもあるんだな>ぁ…と、改めて発見させて頂いたのでした。「与えるだけがサービス>じゃない。」とっても大切なことです。…自戒しておかないと! たかはしさんの業界では、確かに重要なことだと思います。コンテンツ競争は大事ですし、質も量も充実することが最初にしなければなりませんが、一定のポイントを超えると、減算価値は大きなニーズになります。 ---------------------------------- >これについて、マーケティング理論はなにか適用できるのでしょうか? この点については、集計などをして確認したいので、どこかの機会でお話しできれば、と考えていますが、絶対値としての 5,000 人は意味がないと思います。それよりも、まぐまぐ読者の中でビジネス関連の市場 (?) の何%かという占有率の問題と、メールマガジン自体の普及率の問題だと考えています。 通常は2.8%のシェアを越えたあたりから微妙な質の変化が起きますので、現在の 5,000人はそれに当たるかも知れないと、とりあえず考えています。 >いらっしゃいましたが、その後の成長状況など、またお話し頂ければと>思っております。 はい。これはネタが充分にありますので、予定しています (笑)ただ、まだあの記事から半年しかたっていないので、1年は待ちたいと思います。今年の10月がメドです。
「読者の声」本当に短くなりましたね!これはまた、フラストレーションが溜まることこの上ない!!!すぐに、全文を読むべくホームページに飛ばせて頂きました。(笑)
冗談はともかく、しかし、シンプルによくまとめられていると思いました。これまた、確かに一苦労だろうな〜と思いましたが、容赦なく(^^;さらに一言「わがまま」を言わせて頂くと…
「どれだけの声が届いている中の、抜粋何件が掲載されているのか」
というのが冒頭部で確認できるとよいのでは?と思いました。
ほら、100%を超えて忙しい時に、それでも全文掲載を見に行こうか、涙を飲んで今回は我慢しようか、判断する指標になりますから…。(120%を超えて忙しいと、多分落ち着くまでメール自体開封しないと思うので、まったく以ってわがままなお願いになりそうです。あるとイイナ、ということで小耳に挟んでおいて下さい…。)
ところで、 > ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ > <アイさん> 【「私はこう見る」読者の声・号外版】 > 「????」99.5.09 > ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
このアイさんのコメントを見て発見。というか、反省かな。細かくお返事書く方もいらっしゃるんですね。そしてまた、どうやらこれが森さんへの「励まし」とか、気づきのための「肥やし」になっているみたいで、思ったことを伝えておくのも大切なんだ…ということに気づきました。
確かに、なんの反応もないと工夫を凝らしたりしたことがどういう成果をもたらしているのか、或いは何にもなっていないのか、皆目検討がつきませんから、頑張る気もおきなくなりますよね。
私が一言伝えないと、と思ったのは
> 情報過多の現代においては「情報が少ないこと」にも大きな価値
という一文です。減算価値、初めて聞いた言葉でしたが、まさに、自分にとって必要な情報だけを取捨選択するというのは大切なことで、そういえば、そういったサービスも既に存在しています。(新聞のクリッピングサービスが有名ですよね。)
情報収集に力を入れている1ユーザーとしての自分と、サービスを提供する業種に居て情報をユーザーに提供する業務についてきた情報提供側の自分と、今後はこういった観点からのサービスもあるんだなぁ…と、改めて発見させて頂いたのでした。「与えるだけがサービスじゃない。」とっても大切なことです。…自戒しておかないと!
さてもう一つ、
> 最近、読者が5,000人を増えたあたりから、読者の層が相対的に変化> した感じがするんです。
これについて、マーケティング理論はなにか適用できるのでしょうか?なんとなく感覚的にわかるような気もするのですが、メールマガジンにおける5,000人という数字がどんなものなのか、メールマガジン購読者が一般社会と全く同じに分析できるのか…いろいろとわからないことが多すぎて、ここは一つプロの分析を伺いたいなと思った次第です。
以前、「自分自身の舞台裏・「私はこう見る」市場導入戦略」にて、マーケティング観点からのこのメールマガジンの開設をレポートされていらっしゃいましたが、その後の成長状況など、またお話し頂ければと思っております。(こちらは何の勉強もせず、いつもお願いばかりですみません...)
では、また一週間後の次号発行を楽しみにしております。寒くなったり暑くなったり、気候の変化が激しいこの頃ですが、どうぞお身体ご自愛くださいませ。
>「読者の声」本当に短くなりましたね!>これはまた、フラストレーションが溜まることこの上ない!!!>すぐに、全文を読むべくホームページに飛ばせて頂きました。(笑)
はい。あの後、全文掲載版の読者数が一気に増えました (笑)たかはしさんのようにフラストレーションがたまった方と、あのやりとりをサンプルのように見て、「おもしろそうだ」と感じた方などがいらっしゃると考えていますが、はっきりとはしません。
>冗談はともかく、しかし、シンプルによくまとめられていると思いま>した。これまた、確かに一苦労だろうな〜と思いましたが、容赦なく(^^;
あ、ありがとうございます (笑)
>「どれだけの声が届いている中の、抜粋何件が掲載されているのか」>というのが冒頭部で確認できるとよいのでは?と思いました。
了解しました。実は、件数で言うと、読者の声の数はそう多くないので、意図的に外していたところもありました (笑)次回から改良します。
>そしてまた、どうやらこれが森さんへの「励まし」とか、気づきの>ための「肥やし」になっているみたいで、思ったことを伝えておく>のも大切なんだ…ということに気づきました。
はい。そうなんです。アイさんには本当に感謝しています。なんとなく、交換日記をつけているような感覚で、ふとしたことを教えてくれます。その気遣いがまた嬉しくて、「おーし、やるぞぉ」というパワーに繋がる。
でも、たかはしさんも、きちんと刺激的なご指摘を頂くので、別な観点で「よっしゃあ」という気になります。ありがたいです。
>減算価値、初めて聞いた言葉でしたが、
これは私の造語です (笑)「触覚産業という視点」の記事で初めて使いました。
http://www.systrat.co.jp/gimmie/articles/impr980801.html
>提供側の自分と、今後はこういった観点からのサービスもあるんだな>ぁ…と、改めて発見させて頂いたのでした。「与えるだけがサービス>じゃない。」とっても大切なことです。…自戒しておかないと!
たかはしさんの業界では、確かに重要なことだと思います。コンテンツ競争は大事ですし、質も量も充実することが最初にしなければなりませんが、一定のポイントを超えると、減算価値は大きなニーズになります。
----------------------------------
>これについて、マーケティング理論はなにか適用できるのでしょうか?
この点については、集計などをして確認したいので、どこかの機会でお話しできれば、と考えていますが、絶対値としての 5,000 人は意味がないと思います。それよりも、まぐまぐ読者の中でビジネス関連の市場 (?) の何%かという占有率の問題と、メールマガジン自体の普及率の問題だと考えています。
通常は2.8%のシェアを越えたあたりから微妙な質の変化が起きますので、現在の 5,000人はそれに当たるかも知れないと、とりあえず考えています。
>いらっしゃいましたが、その後の成長状況など、またお話し頂ければと>思っております。
はい。これはネタが充分にありますので、予定しています (笑)ただ、まだあの記事から半年しかたっていないので、1年は待ちたいと思います。今年の10月がメドです。
<伊川さん> 【家電業界の行方を扱って】
「????」99.5.17
いつも御社のコラムを楽しく読ませていただいております。 私の職業はいわゆる一つのIT産業ですので、マーケティングとは直接関わりありませんが、ユーザーの求めているものとはなにかなど、決して他人毎ではなく、参考にさせていただいております。 さて、本日は「取り扱っていただきたいテーマ」ということでメールさせていただきました。 テーマは「家電業界の行方」です。 まずは次のページをご参照ください。 http://www.dyson.com/ これは英国の掃除機メーカーのホームページなのですがこの掃除機が秋葉原のヤマギワ電気本店においてありました。実物は写真よりずっと 格好良く、思わず、「欲しいっ」と思ったのは男性が車やオーディオでそう感じるのと同じ心境かと思います。 ヤマギワにはこういう海外家電製品がかなり多くおいてあり、私は何か家電が必要になったときに、まずは秋葉原で一般の電器店とヤマギワと両方を見ることにしています。 たとえば、石丸電気で、日本製品の動向を見たあと、ヤマギワに行き、気をそそるもので、なおかつ予算内であれば、ついつい外国製家電を買ってしまうことがよくあります。ただし、必要ではあるが、こだわりを感じていない製品やそもそも外国メーカーの製品が存在しないもの(炊飯器)などは別です。 さて、前置きが長くなりました。申し訳ありません。このように、石丸電気とヤマギワ、すなわち、国産家電メーカー製品と海外家電メーカー製品を比較する回数が増えるとだんだん、日本製家電の動向に????とおもえることが多くなってきました。 まず ・デザインが平板 どのメーカーも似たり寄ったりのデザインで、シャープならでは、ナショナルならでは、、の個性に欠けている気がします。 ・機能を付けすぎ たとえば炊飯器ですがやれ 「おかゆ」が炊けるだの、「炊き込みご飯」だの、不要な機能が多すぎる気がします。あれば便利というのは否定しませんし、それが必要な人もいます。しかし、なぜみんな同じような機能を競っているのでしょうか。どこの会社でも同じ能書きを見続けた結果、どうも胡散臭くおもえて却って業務用に魅力を感じてしまうのでした。(残念なことに業務用では容量が大きすぎるのですが) ヤマギワなどは東京近郊にお住まいでない方にはなかなか縁遠いかと思いますので、一般の方が目にしやすいのは「通販生活」などのカタログショッピング雑誌でしょう。あそこにもドイツ製やスイス製など各国の家電が掲載されていますがどの製品もちゃんと自己主張している気がします。 私はもちろん、家電業界には素人ですし、他の人からみれば、変なところにこだわっているでしょう。上記の意見が森様のような、プロフェッショナルの方からみて多いに「的外れ」ではあろうと承知しておりますが、それにしてもどこの会社も似たり寄ったりの製品作ってていいの?なんか消費者馬鹿にしていないか?と思ってしまうのでした。 また、エアコンから炊飯器まで作っている会社と 掃除機だけの専門メーカーでは当然こだわり度が違ってくるとも思います。 炊飯器の「おかゆ」機能は無視すれば済む話ですが、誰を対象にしたのかわからない謎の市場調査(私見)で、アイロンなどは 今、軽くてコードレスが主流です。しかし、軽いアイロンって、、、軽いが故にちゃんとプレスが掛からないのです。 私事ですが、このGWに田舎より母が遊びにきまして、東急ハンズに連れていったところ、そこに陳列してあった スイス製?(UTAXとかいうメーカーです)のアイロンをみて、「こういう重いのを探していた〜」といっておりました。アイロンばかりではなく、現在の国産家電メーカの戦略は本当にエンドユーザーのことを考えているの???などなど疑問がわいていきております。 一度、是非、マーケティングの専門家としての家電業界の動向についての意見をお伺いしたいな〜と は果たして本当に人にやさしいのか? 本来の機能を忘れているんじゃないの?などなどを一度取り上げていただきたいな〜と思っております。 どうも長々駄文を連ねまして申し訳ありません。もし、ご興味がありましたらご意見をお聞かせいただければ幸いです。それでは 今後のご活躍を期待しております。 【お返事】 >実物は写真よりずっと 格好良く、思わず、「欲しいっ」と思ったのは>男性が車やオーディオでそう感じるのと同じ心境かと思います。 この視点は新鮮でした。確かに、女性にとってそういう感覚はあるものですよね。 >このように、石丸電気とヤマギワ、すなわち、国産家電メーカー>製品と海外家電メーカー製品を比較する回数が増えると>だんだん、日本製家電の動向に????とおもえることが>多くなってきました。 最近、外国製の家電がブームに近くなっています。 「うるさいし無骨だけど、バツグンの耐久性を誇るミキサー」 「音は大きいし、重いけど、吸い込み方がハンパじゃない掃除機」 等々です。 >・デザインが平板 同感です。 >・機能を付けすぎ これも同感です。家電メーカーは企業規模が大きい割にきちんとマーケティングをしていないケースが多いです。シーズ志向というとかっこいいですが、技術者の勘と経験で商品開発をしています。そのため、営業現場から「販売店はこういった機能がないと客に勧めづらいと言っている」という要求があると断れません。 そうなんです。多機能の大半がある意味生活者の希望ではありますが、現実的には販売店が「売りやすい、売りにくい」という視点なので、生活者の本当のニーズとは微妙にずれるケースが多くなります。「見せ筋機能」と私は呼んでいます。 一方で、一時期の電子レンジや AV 製品のように、多機能の反動で「操作のシンプル化」がヒットする経験もしています。ただ、その経験が生きていない、という感じが私もいたします。 もうひとつ。家電の場合は安いアジア製のものとの競争がありますので、その対抗策として「多機能」という一辺倒のキーワードしか頭に浮かばない、という発想の固定化が見られることも確かです。 >私はもちろん、家電業界には素人ですし、他の人からみれば、>変なところにこだわっているでしょう。 いえ、伊川さんのような方は着実に増えています。確かに主流ではありませんが、無視できない規模になっています。 >誰を対象に>したのかわからない謎の市場調査(私見)で、アイロンなどは 今、>軽くてコードレスが主流です。しかし、軽いアイロンって、、、>軽いが故にちゃんとプレスが掛からないのです。 あれは、結構売れています (笑)主婦の家事の中でもっとも嫌いなのがアイロンがけ。その理由は「暑くて重くて取り回しが面倒」。で、コードレスで軽いものが売れます。 それでは、ご指摘のようにプレスがききませんが、花王などの洗剤メーカーがそのための新製品を出してヒットしています。それなりに帳尻は合っています (笑) が、ややこしいことは確かです。1つ、アイロンだけで済んでしまうことを、アイロンと洗剤の組み合わせで実現しなければ行けない。もちろん、これは選択の幅が増えたという解釈も成立しますが、一方で、例えば、伊川さんのお母さんのように、選択肢がなくなりつつあるのも確かです。 >一度、是非、マーケティングの専門家としての家電業界の動向に>ついての意見をお伺いしたいな〜と は果たして>本当に人にやさしいのか? 本来の機能を忘れているんじゃないの?>などなどを一度取り上げていただきたいな〜と思っております。 了解しました。お時間を頂くことになりますが、お約束します。
いつも御社のコラムを楽しく読ませていただいております。
私の職業はいわゆる一つのIT産業ですので、マーケティングとは直接関わりありませんが、ユーザーの求めているものとはなにかなど、決して他人毎ではなく、参考にさせていただいております。
さて、本日は「取り扱っていただきたいテーマ」ということでメールさせていただきました。
テーマは「家電業界の行方」です。
まずは次のページをご参照ください。
http://www.dyson.com/
これは英国の掃除機メーカーのホームページなのですがこの掃除機が秋葉原のヤマギワ電気本店においてありました。実物は写真よりずっと 格好良く、思わず、「欲しいっ」と思ったのは男性が車やオーディオでそう感じるのと同じ心境かと思います。
ヤマギワにはこういう海外家電製品がかなり多くおいてあり、私は何か家電が必要になったときに、まずは秋葉原で一般の電器店とヤマギワと両方を見ることにしています。
たとえば、石丸電気で、日本製品の動向を見たあと、ヤマギワに行き、気をそそるもので、なおかつ予算内であれば、ついつい外国製家電を買ってしまうことがよくあります。ただし、必要ではあるが、こだわりを感じていない製品やそもそも外国メーカーの製品が存在しないもの(炊飯器)などは別です。
さて、前置きが長くなりました。申し訳ありません。このように、石丸電気とヤマギワ、すなわち、国産家電メーカー製品と海外家電メーカー製品を比較する回数が増えるとだんだん、日本製家電の動向に????とおもえることが多くなってきました。
まず
・デザインが平板
どのメーカーも似たり寄ったりのデザインで、シャープならでは、ナショナルならでは、、の個性に欠けている気がします。
・機能を付けすぎ
たとえば炊飯器ですがやれ 「おかゆ」が炊けるだの、「炊き込みご飯」だの、不要な機能が多すぎる気がします。あれば便利というのは否定しませんし、それが必要な人もいます。しかし、なぜみんな同じような機能を競っているのでしょうか。どこの会社でも同じ能書きを見続けた結果、どうも胡散臭くおもえて却って業務用に魅力を感じてしまうのでした。(残念なことに業務用では容量が大きすぎるのですが)
ヤマギワなどは東京近郊にお住まいでない方にはなかなか縁遠いかと思いますので、一般の方が目にしやすいのは「通販生活」などのカタログショッピング雑誌でしょう。あそこにもドイツ製やスイス製など各国の家電が掲載されていますがどの製品もちゃんと自己主張している気がします。
私はもちろん、家電業界には素人ですし、他の人からみれば、変なところにこだわっているでしょう。上記の意見が森様のような、プロフェッショナルの方からみて多いに「的外れ」ではあろうと承知しておりますが、それにしてもどこの会社も似たり寄ったりの製品作ってていいの?なんか消費者馬鹿にしていないか?と思ってしまうのでした。
また、エアコンから炊飯器まで作っている会社と 掃除機だけの専門メーカーでは当然こだわり度が違ってくるとも思います。
炊飯器の「おかゆ」機能は無視すれば済む話ですが、誰を対象にしたのかわからない謎の市場調査(私見)で、アイロンなどは 今、軽くてコードレスが主流です。しかし、軽いアイロンって、、、軽いが故にちゃんとプレスが掛からないのです。
私事ですが、このGWに田舎より母が遊びにきまして、東急ハンズに連れていったところ、そこに陳列してあった スイス製?(UTAXとかいうメーカーです)のアイロンをみて、「こういう重いのを探していた〜」といっておりました。アイロンばかりではなく、現在の国産家電メーカの戦略は本当にエンドユーザーのことを考えているの???などなど疑問がわいていきております。
一度、是非、マーケティングの専門家としての家電業界の動向についての意見をお伺いしたいな〜と は果たして本当に人にやさしいのか? 本来の機能を忘れているんじゃないの?などなどを一度取り上げていただきたいな〜と思っております。
どうも長々駄文を連ねまして申し訳ありません。もし、ご興味がありましたらご意見をお聞かせいただければ幸いです。それでは 今後のご活躍を期待しております。
>実物は写真よりずっと 格好良く、思わず、「欲しいっ」と思ったのは>男性が車やオーディオでそう感じるのと同じ心境かと思います。
この視点は新鮮でした。確かに、女性にとってそういう感覚はあるものですよね。
>このように、石丸電気とヤマギワ、すなわち、国産家電メーカー>製品と海外家電メーカー製品を比較する回数が増えると>だんだん、日本製家電の動向に????とおもえることが>多くなってきました。
最近、外国製の家電がブームに近くなっています。
「うるさいし無骨だけど、バツグンの耐久性を誇るミキサー」
「音は大きいし、重いけど、吸い込み方がハンパじゃない掃除機」
等々です。
>・デザインが平板
同感です。
>・機能を付けすぎ
これも同感です。家電メーカーは企業規模が大きい割にきちんとマーケティングをしていないケースが多いです。シーズ志向というとかっこいいですが、技術者の勘と経験で商品開発をしています。そのため、営業現場から「販売店はこういった機能がないと客に勧めづらいと言っている」という要求があると断れません。
そうなんです。多機能の大半がある意味生活者の希望ではありますが、現実的には販売店が「売りやすい、売りにくい」という視点なので、生活者の本当のニーズとは微妙にずれるケースが多くなります。「見せ筋機能」と私は呼んでいます。
一方で、一時期の電子レンジや AV 製品のように、多機能の反動で「操作のシンプル化」がヒットする経験もしています。ただ、その経験が生きていない、という感じが私もいたします。
もうひとつ。家電の場合は安いアジア製のものとの競争がありますので、その対抗策として「多機能」という一辺倒のキーワードしか頭に浮かばない、という発想の固定化が見られることも確かです。
>私はもちろん、家電業界には素人ですし、他の人からみれば、>変なところにこだわっているでしょう。
いえ、伊川さんのような方は着実に増えています。確かに主流ではありませんが、無視できない規模になっています。
>誰を対象に>したのかわからない謎の市場調査(私見)で、アイロンなどは 今、>軽くてコードレスが主流です。しかし、軽いアイロンって、、、>軽いが故にちゃんとプレスが掛からないのです。
あれは、結構売れています (笑)主婦の家事の中でもっとも嫌いなのがアイロンがけ。その理由は「暑くて重くて取り回しが面倒」。で、コードレスで軽いものが売れます。
それでは、ご指摘のようにプレスがききませんが、花王などの洗剤メーカーがそのための新製品を出してヒットしています。それなりに帳尻は合っています (笑)
が、ややこしいことは確かです。1つ、アイロンだけで済んでしまうことを、アイロンと洗剤の組み合わせで実現しなければ行けない。もちろん、これは選択の幅が増えたという解釈も成立しますが、一方で、例えば、伊川さんのお母さんのように、選択肢がなくなりつつあるのも確かです。
>一度、是非、マーケティングの専門家としての家電業界の動向に>ついての意見をお伺いしたいな〜と は果たして>本当に人にやさしいのか? 本来の機能を忘れているんじゃないの?>などなどを一度取り上げていただきたいな〜と思っております。
了解しました。お時間を頂くことになりますが、お約束します。
それぞれの方々へのご意見もお待ちしています。
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