readers' voice

励ましや、おしかりの言葉、ありがとうございます。

他の読者の方々の中にも、同じご意見を持った方がいらっしゃるかも知れません。自分の考えをまとめるための参考になる場合もあります。だから、「読者の声」は大事にしたいと考えています。
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この色は皆さんの声 (お返事付) この色は皆さんへのご意見です
この色は皆さんの声 (お返事なし)

われぇ、なんぼのもんじゃい! 99.6.1 掲載【その3】

 <山田さん> 【気持ちが焦ります】

        「」99.7.23

【関連の「声」】

 <大石さん> 【がんばろうと思います】

<大石さん> 【がんばろうと思います】への森さんのコメントを読んで送りました。

 社会人1年生の私にはとてもためになるお話です。ディスプレイの前でなんどもうなずいてしまいました(笑)

森さん:
>記事とは矛盾しますが、新入社員は甘えても良いと思います (笑)
>「オレは新入社員なんだ。だから、先輩のように会社に還元できないのは当
>たり前だ」という開き直りです。私の22才の時がそうでしたもの (笑)

 私の場合は変なケースで、私には仕事上の先輩がいないのです。上司は居ますが。
事業を広げて行く上での先行投資みたいな形で雇われて(その事に対しての下地のような知識を買われて)、会社が新しくすることを私がやるという感じです。だから、まだ私はお金を生み出してません。毎日、会社に行っては参考書やWebを見ながら勉強しています。高校を卒業したばかり、社会に出たばかりの私にとってはかなり無謀をやっているのかな?って思ったりします(笑)

 「早く金になる人間にならなくては」と、気持ちが焦ります。
 それなので・・・

>それよりも (会社の方針にもよりますが)、「5年後にはまかせとけ」という
>長期的な視点の方が、結果的に成長すると思います。

 5年後では遅いのです(^^;)
 それでも、5年後を見ておいたほうが良いのでしょうか?
 それとも、1年後辺りの方が良いのでしょうか?
 あ、ちなみにインターネット関係の仕事です。


【お返事】

> 5年後では遅いのです(^^;)
> それでも、5年後を見ておいたほうが良いのでしょうか?
> それとも、1年後辺りの方が良いのでしょうか?

確かに、ちょっと特殊な環境ですね。
正直言えば、そんな時でも、いや、そんな時だから、5年後でいいと考えています。

山田さんは仕事を何のためにやるのですか?
新人さんには簡単に答が出ないかも知れません。
でも、もし「自分のため(自分の向上、自分の生活、自分の価値を上げる)」ということなら、あと30年以上もある「自分の将来」を考えて、5年後でいいではないですか。

もちろん、「今」成果を出すことが、「将来の自分のために」繋がることであることは理解しています。でも、それは、単に、「自分のため」の1つの道に過ぎません。
最終目標がきちんと決まっていれば、それでいいではないですか。

せっかくのチャンスだから逃したくない気持ちもあるかも知れません。
でも、焦ることと一所懸命やることとは違います。
一生懸命に仕事にぶつかることはいつの時も大事ですが、焦る「必要はない」のではないでしょうか。

それでも心配、というのであれば、5年後の大目標と1年後の中間目標とを分けて考えることをオススメします。


【お返事】

> 正直言えば、そんな時でも、いや、そんな時だから、5年後でいいと考えています。

 なるほど……¢(..

 5年後は起業を考えています。

 いま、20歳なのですが、友人に何人か面白い輩がいまして、時々呑んだりしています。「25歳までに1人1人何かを見つけて、もし出来るなら会社を建ててでっかいことをしよう」と言ってます。何故、25歳なのか?とか、すごく漠然としている話ですが…。子供の夢話の域を超えてないような気もします。現在、5年後を考えるとこのような話になりますね。

 先のメールを送った後、転職をしました。新社会人でしかも4ヶ月で転職をするというのはかなり非常識だと思います。転職をしたのは、契約時と給与面で条件が違うと言うことで、色々あったのですが。ただ、口約束の契約でしたので、私としましてはどうすることもできませんでした。

 ただ、4ヶ月間やったことが現在の職場で生きているので、まぁ、良い経験だったのかなと割り切ってます。今度は恵比寿(広尾)です、近いですね。(駅から逆方向ですが)

> 山田さんは仕事を何のためにやるのですか?
> 新人さんには簡単に答が出ないかも知れません。
> でも、もし「自分のため(自分の向上、自分の生活、自分の価値を上げる)」
> ということなら、あと30年以上もある「自分の将来」を考えて、5年後でいい
> ではないですか。

 はい、自分のためですね。
 上記3つ全てです。仕事をすることによって、様々な経験をし、自分自身の向上・価値をあげたいと考えています。それによって収入があがれば自分の生活も良くなるかなと。

> もちろん、「今」成果を出すことが、「将来の自分のために」繋がることである
> ことは理解しています。でも、それは、単に、「自分のため」の1つの道に過ぎ
> ません。最終目標がきちんと決まっていれば、それでいいではないですか。

 そうですね、その通りだと思います。

> せっかくのチャンスだから逃したくない気持ちもあるかも知れません。

 それはありますね。

> でも、焦ることと一所懸命やることとは違います。

 この言葉が一番響きました。

 森さんの書かれていることを読んでますと、とても勉強になります。
ある意味先生のような気がします。「私はこう見る」のページを見つけたことはとても自分にとってプラスになりました。

> それでも心配、というのであれば、5年後の大目標と1年後の中間目標とを
> 分けて考えることをオススメします。

 そうですね、やってみます。

 <電気屋さん> 【我々スペシャリストにとって追い風】

        「かなりおもしろい」99.7.02

おっしゃる通り日本の企業では、まだまだ内部コストに関する意識が低いように思います。
物品の購入や外注費の支払には神経質になる癖に、会計上は露出しない内部コスト例えば、予め論点の告知されていない日だまりの縁側のような会議、その人がやらなくても済むルーチンな仕事、連絡ミス・モレによる戻り作業・待機時間etc.、至る所で大盤振る舞いしています。
多分2つの要因があると思います。

・社員が自分の市場価値(いくら売り上げているか)と森さんのおっしゃる「給料の価値」を知らない。あるいは、そういう事をオープンにする風土がない。

・業務のプロセス分析が未熟で、タスク分割ができておらず属人的になっているため、より低コストの代替手段(アウトソーシング、情報システム)の活用が進みにくい。

私自身は、昨年フリーランスになった際に、自分のコスト(時間あたり)を設定しました。
かならずしも、それを上回る売り上げがある訳ではありませんが、自らのディシジョンの物差しとして、この自分のコストを使っています。
通勤に小田急ロマンスカー(\410、全席指定)を使っているのは、30分が有効に使えるなら、自分のコストに比べて断然お買い得!と判断しているからです。
フリーのソフトウェアをオンラインで30分掛けて Download するなら、書店で\3,000の同種のソフト本を買った方が良い、と判断する訳です。
(大体の自分のコストがばれてしまいました?)

「プロジェクト計算」という事に関しては、幸い私の属するソフトウェア業界では、プロジェクト型ビジネスがメインということもあり、比較的プロジェクト内原価および品質の管理はできており、この部分は難易度が低いから安くやってくれるA社に頼もう、ここは最新技術が必要でプロジェクトの鍵となる部分だから多少高くついても信頼できるMさんのいるB社にお願いしよう、となる訳です。
きっと森さんはB社の人なのでしょう。

でも、森さんの言う「いくら需要が多くても価格は一定」になるのは、多分に労働集約型産業であるからで、もしいつの日か『Mさん製造機』(?)が発明されれば、一転して装置産業になり、需要と市場価格が密に連動することでしょう。

あと、仕事の分かりにくさも関係するかも知れません。
たとえば、レタスを自分で作ろうとすると、畑を用意し種を蒔き肥料と水をやり害虫に気を付け愛情を込め収穫しなければなりません。
だったらスーパーで200円で買うよ!となります。
しかし、Mさんの場合、いきなり1,000万円という数字がクライアントの目に留まって、そんなに払うんならA社でも良いんじゃないか、ひょっとして社内でも出来るんじゃないか?ということになり食えないレタスを作ってしまう訳です。しかも内部コストは1,000万円を超えてしまったり。(きっと)

なんだか長くなってしまいましたが、日本の企業がコスト意識をシビアに持つようになることは、きっと我々スペシャリストにとって追い風になると思います!!


【お返事】

>多分2つの要因があると思います。

まったく同感です。
この2つは密接に関係していて、前者の風土を持つ組織は後者をきっちりやっているケースが多いです。

>私自身は、昨年フリーランスになった際に、自分のコスト(時間あたり)を設定
>しました。

フリーや独立する時にはいいきっかけになりますね。
ただ、これをしないで脱サラをする方も多く、ヒヤヒヤしてしまいます。
そのほとんどが失敗していますが、会社は設立1年で倒産する割合が70%といいますから、直接的な原因ではないのでしょう。

>(大体の自分のコストがばれてしまいました?)

はい (笑)
さっき、電卓で・・ (笑)

>「プロジェクト計算」という事に関しては、幸い私の属するソフトウェア業界で
>は、プロジェクト型ビジネスがメインということもあり、比較的プロジェクト内
>原価および品質の管理はできており、

確かにそうですね。
このメールマガジンの読者にはソフトウェア業界の方が多いので、今回の記事はちょっと意識しました。

>多少高くついても信頼できるMさんのいるB社にお願いしよう、となる訳です。
>きっと森さんはB社の人なのでしょう。

はい、そうです (笑)

>でも、森さんの言う「いくら需要が多くても価格は一定」になるのは、多分に労
>働集約型産業であるからで、もしいつの日か『Mさん製造機』(?)が発明され
>れば、一転して装置産業になり、需要と市場価格が密に連動することでしょう。

そうなんです。それがかなわない現在、いかに森クローンを作るかがテーマですが、本人の意向の問題もありますので、なかなか簡単ではありません。

>出来るんじゃないか?ということになり食えないレタスを作ってしまう訳です。
>しかも内部コストは1,000万円を超えてしまったり。(きっと)

分かりやすい例ですね。これは頂き (笑)
PI や企業アイデンティティは、特にこの業界では大切になるのは、ご指摘の原因が深く関係します。そういう意味で、例えば、マッキンゼーのアプローチは見事だと思います。
シストラットはチャレンジャーの戦略ですから、同じ事はやりませんが(私の性格からいっても、「できない」と言った方が正しいかも)

>日本の企業がコスト意識をシビアに持つよ
>うになることは、きっと我々スペシャリストにとって追い風になると思いま
>す!!

同感です。
コスト意識をシビアに持たれると受注コストが下がってしまうので嫌だ、という声も聞きますが、本当の意味でのコスト意識なら、クライアントもスペシャリストも落ちつくところに落ちつくのだと思っています。

 <マーケッター五郎さん> 【一時的な売上げより、そのブランドの生涯価値】

        「」99.8.17

マーケッター五郎であります。
せっかくお返事をいただいたのに、その返事が遅れてしまって、
あれよあれよゆー間にSUNTORYの記事まで届いてしまって・・・
うたえ〜水のようにぃ〜ごめんね〜♪

まず、「われ、なんぼのもんじゃい」の返答の返答。

>カラオケ・ボックスは、(中略)元々、長期で事業化しよう
>というところはドレミファクラブ等一部のチェーンだけですから、
>(現金が入ってくればとりあえず安心という心理構造に)
>なりやすい業界体質であることも間違いないです。

あ、そーか。(気付き!)
長期的視野でモノを考えるなんて端からないんだ。
言われてみれば、「ちょいとコゼニを使って、時流に乗り、稼ぐだけ稼いで、ババ引く前にとっとと退散しよう」って、ヤカラが多そうな業界だもんなあ。

そーゆー、お金に異常にボッキする人々と、土地以外のモノサシというものに対して徹底して不勉強で他行成功事例がとっても気になる横並び好きの銀行屋さんが徒党を組み、カラオケBOXやモツ鍋屋、シャブシャブ食い放題の店からパチンコ屋、24時間パーキング、ニュー懐石まで巷にアッという間に大増殖させ、食い散らかし、頃合を見計らって一目散に逃げていく。
この国って、その繰り返しだもんなあ。

それも一つのマーケティングなんだろうけれども。
ちょっとさびしい気もする。

以前、森さんに宛てて、「私はこう見る」は、「資本主義社会において、商品をいっぱい売ることは善であり、そのために考えを巡らせることはこんなにオモシロイのだ」とゆー前提で書かれているような気がする・・・と送ったら、

>この前提は、私のコンサルタントとしての前提でもあります。
>ただ、1つだけあるとすれば、「できるだけ長く」という期間の問題が大事だ
>ということです。
>そういう観点で言えば、私のマーケティングはロングセラー化のマーケティン
>グともいえます。

との返事が来て。
「<できるだけ長く>か。そうだよねえ」と思った。
私の前提だけでは、バブルもオッケーってことになっちゃうもんね。
バブル時代に、もっといっぱい売れたのに、あえていっぱい売らなかった欧米老舗ブランド。
私みたいな凡人は、振り返ってみて、その正しさがようやくわかるもんなあ。
一時的な売上げより、そのブランドの生涯価値。ってことなんだろう。
生涯価値って言葉があるかどうか知らないけれども。

>同じ経営者でも、「ゴンドラ」という普通のキャバクラは継続しているようで
>すが。

ゴンドラ! 一度、打ち上げで行った記憶があります。
確か、新宿の区役所通りあたりだったかな。
でも、なんてことはないお店ですよね。夜景が見えるわけでも、
1回まわるごとに服を1枚脱いでくれるよーなサービスももちろんない。
そのゴンドラがノーパンしゃぶしゃぶと同じ経営者だったとは!
シカケモノとゆー点では確かに六花と同じみたいですが、ちょっと意外ですね。
ちなみにノーパンしゃぶしゃぶのほうは大蔵省接待で有名になる1年くらい前に某広告代理店の営業からその噂をシズル感いっぱいに聞いていたんですけれどね。
性欲と食欲、人間の2大欲求を1店でくすぐるなんて馬鹿でいいなあと思いつつ、
なんか、しゃぶしゃぶの中に陰毛がまぎれていそうで行かなかったんですけれど、話の種に行っておけばよかったなあ。
私みたいな凡人は、振り返ってみて、その正しさがようやくわかる。(笑)

なんだか、「われ、なんぼのもんじゃい」から大脱線してしまいましたが。
さて、欧米老舗ブランドとノーパンしゃぶしゃぶの店の共通項とは。
それを生業とすることの「誇り」とか「自負」、「真の意味での職業意識」ってことなんだろうか。

ちょっと無理矢理。では、またまた!


【お返事】

>せっかくお返事をいただいたのに、その返事が遅れてしまって、
>あれよあれよゆー間にSUNTORYの記事まで届いてしまって・・・
>うたえ〜水のようにぃ〜ごめんね〜♪

いえいえ、マーケッター五郎さんのペースでどうぞ。
私も遅れることがありますし (笑)

>長期的視野でモノを考えるなんて端からないんだ。

はい、そうです。
元々、そういう業界です。
カラオケは産業として珍しいくらいです。

>巷にアッという間に大増殖させ、食い散らかし、
>頃合を見計らって一目散に逃げていく。
>この国って、その繰り返しだもんなあ。

半分は我々生活者の責任でもあります。
例えば、「あ、最近ビリヤードやってないよなぁ」と思っていたら、実は、プールバー自体の数が減っている。逆に、いくつかの例を除いて、「ビリヤードやりたいなぁ。でも店が少ないから困った」ということはありません。
生活者の欲望のサイズに合わせて、彼らは伸長を繰り返しているだけともいえるのです。

>一時的な売上げより、そのブランドの生涯価値。ってことなんだろう。

ご明察です。
企業であるからには「永遠に存続していかなければなりません」。
渡り鳥のように流行を追ってあっちへスー、こっちへスーという業界で生きていくのもひとつの方法ですが、当たらなかったときのリスクが大きい。一歩引き際を間違えたら、今まで儲けたものが一気に吹き飛んでしまいます。
これは、新製品だけに頼っている企業や業界も同じ事です。
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>ゴンドラ! 一度、打ち上げで行った記憶があります。
>確か、新宿の区役所通りあたりだったかな。

コマ劇場とセントラルロードの交差した当たりです (笑)
かなりの老舗ですよね。

>話の種に行っておけばよかったなあ。
>私みたいな凡人は、振り返ってみて、その正しさがようやくわかる。(笑)

あ、いえ、良い肉を使っているので、しゃぶしゃぶ自体は満足できますが、いかんせん高すぎます。私が行ったのはもう14-15年前でしたが、当時で1人3万円くらいだった記憶があります。だったら、六花の方が余程コストパフォーマンスが高いです。

>「真の意味での職業意識」ってことなんだろうか。
>
>ちょっと無理矢理。

いや、これはビジネスの大基本です。
風俗といえど、バカにしては成功しないということです。

それぞれの方々へのご意見もお待ちしています。

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