「ペットよもやま話」、うらやましく読みました。
うちは、猫を飼っています。
ロシアンブルーの雄で、嫁が私と出会う1年くらい前にブリーダーから譲ってもらったそうです。寂しかったんでしょうか(笑)。
すると、あ、もう7〜8歳にはなるのか。老猫ですね。最近では、1日22時間くらい寝ているような感じだもの。そういえば、ヒゲにも白いモノが混じっている。でもね、今でも性欲はけっこうあるんです。座敷猫で、去勢をしてないから。だから、隙を見ては私や嫁の腕にまたがってくる! DNAが命令しているのでしょうか。おいおい、相手が違うぞと思いつつ、ちょっと不憫なよーな気もするので、そんなときは好きにさせてやります。南極2号の気持ちを脳裏に描きながら。老人とSEX産業についてのマーケティングを考えながら(←嘘)。
さすがに、昼寝している息子の足にまたがって腰を動かし始めたときには「この
淫獣!」と叱りつけてやりましたが、ね。
ペットフードは、ずーと「サイエンスダイエット」(ドライ)です。ブリーダー
の人から、すすめられたらしいので。
「ドライは尿結石(?)になりにくい」とも嫁は言っておりますが。私自身としては「アメリカの獣医さんもすすめている」みたいなコピーに、妙に納得しています。ホントかどうか調べようともしないのだけれど。愛が足りないのかしら。
そう、私は犬を飼いたかったのだ。
小学校の卒業文集の将来の夢という欄に「犬を飼うこと」と書いたくらいだもの。
当時、よく再放映されていたアメリカ製ホームドラマの影響だと思うんだけれども、ね。「パパは何でも知っている」とか。一つ一つのストーリーは、今となってはぜんぜん覚えていないんだけれども、幸せな家庭にはデカイ冷蔵庫があり、犬がいる。なぜだか、そいつはしっかりインプットされている。刷り込まれちゃっているわけですよ、小学校時代の<極悪人>の小さな(笑)胸には。
芝生のある家で、犬を飼うこと。それが、幸福。
おぼっちゃま育ちの森さん(悪い意味でないです。正直に感じたままのこと。育ちが悪いより、いい方が絶対にいいです)には、ちょっとわからないかも知れないけれど、日本がそこそこビンボーだった頃を肌で体験している中流家庭で育ってしまった、私を含む30代40代には、一つの象徴的な世界観だと思うんです。そーゆー人、まわりにいません? 田園都市線あたりで、東急の建て売り買って、犬飼って、ガーディニングしてる人。型にはまった世界だけど、私は、正直、イイナと思う。(そういえば、昔の流行歌に「もしも私が家を建てたなら小さな家を建てたでしょう〜子犬の横にはあなたがいてほしい」なんてのもありましたね)
そう、私は犬を飼いたかったんですよ、結婚したら幸福の象徴として。
でもね、もう猫がいたんですよ、猫が。その猫がね、私の膝の上で寝るんですよ。 首輪の裏あたりを掻いてやるとゴロゴロ喉を鳴らすんですよ。ブラッシング
してやると喜ぶんですよ。困ったことに・・・
>世の中には飼う飼わないは別にして、犬好きと猫好きに別れます。
うちの場合は、私が犬好きで、嫁が猫好き。ま、両方飼うって手もあるんだろうけれど、私と嫁の性格からいって映画「ローズ家の戦争」みたいになる恐れも多々ある。極悪人とその妻ですからね。となると、もう男は譲るしかないわけで。
犬を、しかも2匹も飼っている森さんがうらやましいです。
きっと家にはGE社製の大型冷蔵庫があるんでしょう(笑)。ちなみにうちは10年くらい前のNEC製280Lです(涙)。いくぜダイクマ、待ってろコジマ。犬を飼いたいのなら、まず冷蔵庫を買い換えよ!
私事が長くなってしまいました。
「犬を飼っている家庭」と「400L以上の大型冷蔵庫のある家庭」の相関については森さんに調べていただく(笑)ことにして、今回の記事で「ええこと言うなあ」と思ったところ。
>「獣医っていうのはね、動物が相手じゃなくて、飼い主である奥さんたち相手の商売 > なんだよ」
その獣医さん、コンサルタントみたいです! つまり、こーゆーことでしょうか。
1:好きなだけではビジネスは成り立たない。すべてのビジネスには相手が要る。
2:その相手とはコンピュータでも動物でもなく、人間である。
(だから、人間を好きになりなさい。)
3:誰が相手か。その相手をよく見極めなさい。
(ユーザーと購入者が違う場合もある。)
「○○という商売は、△△が相手ではなく、□□相手のビジネスである」
こうしてみると、いろいろヒントが浮かびそうです。素直に当てはめれば、今流行りのガーディニングショップなんかはピタッとはまります。
あるいは、例えば△△の部分にオタクの3文字を入れれば、○○と□□はどうなるか。けっこう楽しめますね。
また、商品から見れば、玩具などもそうですね。遊ぶのは子供でも、買い与えるのは親。すると、コミュニケーションのテーマは「知性が楽しく育つ」とかになるんでしょうか。GOAのスターレットなんかは「親の安心」がコミュニケーションのテーマですよね。
もう一つ、今回の記事で「ふむふむ」したところ。
>(最大のグループにとって)ペットフードとは、
>自分がペットに愛情を注いでいることを確認するためのツール(であり)
>ペットが喜んでいることを見てほっとする、幸せな気分になるためのエンター
>テイメント・ツール。
私は、多分、このグループです。猫用にサシミを購入することはないけれど、絶対カラダに悪いよなと思いつつ、ニャーニャー欲しがればスルメなんかやっちゃったりする。つまり、野田某よろしく「かわいいねと撫でている自分がかわいい」のだ。「猫がかわいい<自分がかわいい」ってことだ。
反省。スルメはあげません。海苔だけにします。ただし味付け海苔は除くこととします。桃屋製品も含まれません。
あと、このことって、さっきも出したけれど、今流行りのガーディニングにもいえるんじゃないかと、ふと思った。
園芸マーケットがこんなに一気に拡大するはずはない。今のガーディニングブームって、どちらかというと、ホームパーティ市場の延長って感じがする。そこには他人の視点がある。
カップ&ソーサーも、シルバーウェアも。その他もろもろのインテリアアイテム=自分が幸せに暮らしていることを確認したり演出したりするツールを一通り揃えた奥さんが、親戚・友人を一通り招き終えて、さて次はどーしようかなと思ったとき。コンランショップのオープンとともにガーディニングとゆー概念が目の前に現れて、こりゃいいと飛びついたって感じではなかろうか。正直言って。
ボリュームゾーンにとってガーディニングとは、お花を愛し、自然を愛し、地球にやさしい、とってもお洒落な自分を確認するためのツールであり、幸せに暮らす自分(や家族)を訪れた友人だけでなく隣近所にまでちょっぴり自慢できちゃうツールである。
これって、実は我が家のことなんですけどね。恥ずかしながら。ガーディナーとゆーより、正確にはベランダー(コピーライト:いとうせいこう)なんですけれど。トホホ。
ああ、犬が飼いたい。飼いたいよ〜!
ペットフードの話が、人間の話になってしまいましたが。では、また!
【お返事】
>ロシアンブルーの雄で、嫁が私と出会う1年くらい前にブリーダーから譲って
あらら、珍しいですね。猫の純血種は30%しかいませんから。
>すると、あ、もう7〜8歳にはなるのか。老猫ですね。
いえ、人間で言うとまだ50才くらいじゃないかしら。
>でもね、今でも性欲はけっこうあるんです。
まだまだ現役ですよ (笑)
>ペットフードは、ずーと「サイエンスダイエット」(ドライ)です。ブリーダー
>の人から、すすめられたらしいので。
あれは、いいフードです。
といっても、栄養基準を満たしているものなら、何でもいいのですが、あのシリーズは猫の成長によって細かく分かれているので、与えやすいのは事実です。
>「ドライは尿結石(?)になりにくい」とも嫁は言っておりますが。
と言う方が多いのですが、ちゃんと新鮮な水をドライの横に置いてあれば、尿結石の問題はないんです。一時期、「ブレッキーズ
(ドライ) は尿結石になりやすい」なんて噂を立てられたくらいですもの (笑)
>ホントかどうか調べようともしないのだけれど。愛が足りないのかしら。
愛情表現は人様々ですから。
>「パパは何でも知っている」とか。
あああ、懐かしい!!
あれは確かむく犬でしたっけ。
>芝生のある家で、犬を飼うこと。それが、幸福。
>おぼっちゃま育ちの森さん
いえ、うちの庭には芝生はありません (笑)
>いけれど、日本がそこそこビンボーだった頃を肌で体験している中流家庭で育っ
>てしまった、私を含む30代40代には、一つの象徴的な世界観だと思うんです。
個人的には、私は家庭的な男でないのでピンときませんが (笑)、おっしゃることは大変良く分かります。
>そう、私は犬を飼いたかったんですよ、結婚したら幸福の象徴として。
>でもね、もう猫がいたんですよ、猫が。その猫がね、私の膝の上で寝るんです
>よ。首輪の裏あたりを掻いてやるとゴロゴロ喉を鳴らすんですよ。ブラッシング
>してやると喜ぶんですよ。困ったことに・・・
それはそれで、楽しいじゃないですか。
でも、 <極悪人>マーケッター五郎さん (笑)
は犬じゃないといけないんですよね。その気持ちはそれで良く分かります。
>きっと家にはGE社製の大型冷蔵庫があるんでしょう(笑)。
あっ、それは私の実家のマンションです (笑)
うちは・・知りません。備え付けのヤツなので
(笑)
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>その獣医さん、コンサルタントみたいです! つまり、こーゆーことでしょう
ご明察です。
>あるいは、例えば△△の部分にオタクの3文字を入れれば、○○と□□はどうな
>るか。けっこう楽しめますね。
大正解です。そうやって、どんどん連想ゲームを続けてください。すると、「法則」や「基準」のようなものが見えてくるようになります。
今でも私が使うテクニックです。
>遊ぶのは子供でも、買い与えるのは親。
はい。
ペットフードは食べ物だけに、ベビーフードと類似した商品です。
もちろん、ご指摘のおもちゃも当てはまります。
>すると、コミュニケーションのテーマは
>「知性が楽しく育つ」とかになるんでしょうか。
正解です。ただ、これだけだと他商品との差別性がないので、実務ではもうひとひねりします。
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>反省。スルメはあげません。海苔だけにします。ただし味付け海苔は除くことと
>します。桃屋製品も含まれません。
大丈夫です。猫は自分で調整できますから、気にすることはないです。
味付け海苔も OK
です。くいつき良いでしょ? (笑)
>ボリュームゾーンにとってガーディニングとは、
>お花を愛し、自然を愛し、地球にやさしい、とってもお洒落な自分を確認するた
>めのツールであり、
>幸せに暮らす自分(や家族)を訪れた友人だけでなく隣近所にまでちょっぴり自
>慢できちゃうツールである。
これも大正解です。
皮肉なことに、ペットフードと園芸用品は同じホームセンターで売っていますね。
ただ、園芸とガーデニングは質の違う市場ですが、園芸そのものは昔からユーザー率は70%近くもあった産業なんです。
ガーデニングという概念になってから、金をかけるようになったという点ではペットフードに極めて近いのですが。
すぐ読んでしまいました。(笑) 面白かったです。
私も動物は好きです。(昆虫はダメですが。) 田舎ではずっと犬を飼ってましたし、家でも、三年前から犬を飼い始めました。それまでにも亀を飼ってたり(夏祭りで取った奴ですが、今ではかなり大きくなってます。)してます。
> 一方の犬好きは、犬が主人に忠実で我慢強く甘えん坊だから好きなのですが、決
ああ、私は犬が好きです。確かに甘えられたら嬉しいですよね。
かまってあげたくなります。
> CD市場の半分、いや、映画市場の2倍といえばわかりやすいでしょうか。
そんなに大きいんですか。凄いですね。
> 今回は今まで以上に「1つのネタ話ギッシリ」です。読み疲れたらごめんなさ
疲れるどころか読み足りないぐらいです。
> 犬の場合、純血種の割合が圧倒的に増えました。今や、日本で飼われている犬の
> 70%が純血種です(逆に猫の場合は30%)。
うちは雑種です。その割に結構ちっちゃくて、いつも家の中で、夜は玄関で段ボールに入って寝てます。(笑)
> い産業です。普及率12%程度はインターネット・ブームが起きる前のパソコン所有
> 率と同じです。つまり、エクセルなどのパソコンソフトのテレビ広告をするよう
> なもの、といえば分かりやすいでしょう。
そんな物なんですか? もっと多いように感じますが・・・。それだと、ペットフードのテレビ広告は、対象が限られている割にはかなり多いということですね。
> 不思議です。イギリスは敗戦国です。ただでさえ戦争で人間が食べるものがない
あれ?イギリスはどちらの大戦も一応戦勝国では? まあ勝ったとはいえ、ぼろぼろですから余裕はなかったでしょうが。
> ない部位です。だから、人間の食物調達には影響しない、というわけです。
ははあ、面白いですね。そんな理由で売れるんですねえ。
> 養の宝庫なのです。だから、野生の肉食動物の大好物は草食動物の内臓です。人
> 間の価値尺度で「粗悪品」と決めつけるのは大きな疑問です。
卵とか内臓などは、本能で嗅ぎつけますね。すぐ飛びついてきます。
> 実は、犬は特別な飼い方をしない限り、何でも食べてしまいます。また、与える
> だけ食べてしまい、自分で分量を調整する芸当は持ち合わせていません。肥満や
うちの犬もだんだん舌が肥えてきて、贅沢になってきました。
> 何度聞いても話しても、その度に背筋がゾッとする話です。
イヤな話ですね。そんな話を聞くと動物を使う映画を見る気がしなくなります。
> 2番目のタイプは、、ペットは動物ですが、あくまでも「動物としての」習性や
> 生理等をきちんと理解している、あるいは理解しようと、ペットに接している人
私はたぶんこっちのタイプだと思います。犬なんかは、嫌われてるか好かれてるか敏感に感じますものね。人と一緒です。いや、人より建前がないだけ素直です。
他の動物にしたってそうですね、反応や仕草の違いはありますが。人間も動物ですから、本能的な部分は彼らと同じだと思います。
まあ、ペットは見ててとっても面白いですし楽しいですね。
> ペットを舐めていると、エライ目に会います。愛犬に顔を舐められても、ゆめゆ
> めペットを舐めてはいけません。口の中が毛で一杯になります。
> ・・もとい、猫舌でなくても火傷します。
前回に引き続きうまい落とし方でしたね。さすが森さん、面白かったです。
森さんのいろんなエピソードなども聞きたいです。
【お返事】
>私も動物は好きです。(昆虫はダメですが。) 田舎ではずっと犬を飼ってましたし、
>家でも、三年前から犬を飼い始めました。それまでにも亀を飼ってたり
動物好きとゲーム好きは共通するのかしら (笑)
> 疲れるどころか読み足りないぐらいです。
ありがとうございます (笑)
やっぱり好きなものは一番ですものね。
> うちは雑種です。その割に結構ちっちゃくて、いつも家の中で、夜は玄関で
>段ボールに入って寝てます。(笑)
想像するだけでかわいいですね。
犬って、雑種を掛け合わせれば掛け合わせるほど、本来の大きさ、つまり10kg
に落ちつくんです。純血種という名前は本来はそういった「本当の犬 (?)」につけられるべきものなんです (笑)
> そんな物なんですか? もっと多いように感じますが・・・。それだと、ペット
>フードのテレビ広告は、対象が限られている割にはかなり多いということですね。
そのとおりです。
かなり「無駄」の多いやり方です。
でも、実は、その「無駄」のせいでペットフードが「エサ」だったものから、市民権を得た、という側面があります。
> あれ?イギリスはどちらの大戦も一応戦勝国では? まあ勝ったとはいえ、ぼろ
>ぼろですから余裕はなかったでしょうが。
ごめんなさい。タイプミスでした。お恥ずかしい。
最初このコメントを読んだ時「あれ?
そんなこと書いたっけ」と思わず原文を見てしまいました。
> 卵とか内臓などは、本能で嗅ぎつけますね。すぐ飛びついてきます。
はい。うちのシェパードも食べ物に興味がない割りに、卵だけは「目がない」状態です。
> うちの犬もだんだん舌が肥えてきて、贅沢になってきました。
まずいかも (笑)
舌が肥えて贅沢になった犬は飼い主の言うことを聞かなくなります。
ブリーダーやトレーナーは「犬はお腹を空かせて訓練する」が基本ですもの。
> イヤな話ですね。そんな話を聞くと動物を使う映画を見る気がしなくなります。
これは、猫だけですから大丈夫です。犬はちゃんと演技してくれます。
> 私はたぶんこっちのタイプだと思います。犬なんかは、嫌われてるか好かれてる
>か敏感に感じますものね。
本当にびっくりです。
ブリーダーの親分のような人の紹介でシェパードを手に入れましたが、彼は滅多に私の自宅に来ることがないのです。でも「あっ、こいつは違う」と感じるようです。他の人間には甘えようとするのですが、その親分の前では本当に「シャキッ」としています。
> 前回に引き続きうまい落とし方でしたね。さすが森さん、面白かったです。
>森さんのいろんなエピソードなども聞きたいです。
ありがとうございます。
ただ、最近、私個人や私の好みを出すと、コンサルタントという中立的な立場ではなく、森個人を非難したりする感情的なメールが舞い込んでくるので、ちょっと控えようかなと思っています。
そういったメールは気分が悪いので捨ててしまえば済む話ですが、このメールマガジンが「マーケティングの勉強」を目的にしている以上、私個人を表に出すことがそういった方々の思考がストップしてしまうのは、もったいないと考えているためです。