読者の声 : 99.5.8号 (2/9) 励ましや、おしかりの言葉、ありがとうございます。 他の読者の方々の中にも、同じご意見を持った方がいらっしゃるかも知れません。自分の考えをまとめるための参考になる場合もあります。だから、「読者の声」は大事にしたいと考えています。原則として、原文を掲載しています。新しい声から順番にご紹介しています。 それぞれの方々へのご意見もお待ちしています。こちらのフォームで投稿するか、voice2@systrat.co.jp へお送り下さい。 この色は皆さんの声 (お返事付) この色は皆さんへのご意見です この色は皆さんの声 (お返事なし)
励ましや、おしかりの言葉、ありがとうございます。
他の読者の方々の中にも、同じご意見を持った方がいらっしゃるかも知れません。自分の考えをまとめるための参考になる場合もあります。だから、「読者の声」は大事にしたいと考えています。原則として、原文を掲載しています。新しい声から順番にご紹介しています。
それぞれの方々へのご意見もお待ちしています。こちらのフォームで投稿するか、voice2@systrat.co.jp へお送り下さい。
Smoke or Die?【嫌煙権運動】99.4.1 掲載
<君島さん> 【嫌煙が、広まったのは女性の発言力が大きくなったから?】
「ややおもしろい」99.4.04
タバコを現在吸わない者としては、結構不愉快な内容ですが記事としては面白いと思います。ところで、ほたる族というのも他人の迷惑顧みず我が家だけかわいいといった利己的なものですね。あの煙は、窓を開けている他人の家に入ったり時にはベランダに吸殻が落ちていたりします。ここまでくると、たんに個人のモラルの問題でしょうがかなりの割合の喫煙者のモラルは低いですね。嫌煙が、広まったのは女性の発言力が大きく強くなったのもあるのではないでしょうか?これも時流と思いますが。取りとめのない文ですみませんでした。
<荒川区民さん> 【たばこに代わる商品があれば】
「かなりおもしろい」99.4.04
私は喫煙者ですが、今回の記事はとても楽しめました。 副流煙のデータの取り方が、極端な物だったとは知りませんでした。(もちろん、この事を持ち出して喫煙権を獲得しようとは思いません。)自分にしても、食事の時の(赤の)他人の煙は不快ですし、嫌煙運動が広がったのも理解できます。感情も理由が付くと強いですね。ターゲットになるとよく分かります。 「束縛されたくない」「他人に迷惑をかけたくない」は私に限らず、最近は皆そういう感じだと思うのですが、煙草はどちらからも遠いし、森さんの記事を見ていると、更に遠くなっている気がしてきます。 煙草に変わる、束縛されない、他人に迷惑のかからない…というより文句を言われない(これが本音ですね)商品が生まれて欲しい所ですが、難しそうですね。私としては「禁煙用」という表記だけで×です。 【お返事】 >自分にしても、食事の時の(赤の)他人の煙は不快ですし、嫌煙運動が広がったの>も理解できます。感情も理由が付くと強いですね。ターゲットになるとよく分か>ります。 はい。DCCM理論のうちの Convincing (説得性) の重要さがここでもおわかり頂けると思います。 【ご参考】DCCM 理論の URLhttp://www.systrat.co.jp/theory/theory02DCCM.html >「束縛されたくない」「他人に迷惑をかけたくない」は私に限らず、最近は皆そ>ういう感じだと思うのですが、煙草はどちらからも遠いし、森さんの記事を見て>いると、更に遠くなっている気がしてきます。 全く同感です。そういう意味でも、たばこは商品としての寿命が尽きつつあるのかも知れません。 >煙草に変わる、束縛されない、他人に迷惑のかからない…というより文句を言わ>れない(これが本音ですね)商品が生まれて欲しい所ですが、難しそうですね。 いえ、この視点さえ持っていれば開発は可能だと思います。例えば、キャンディが「子供のお菓子」から抜け出すことができたのも、禁煙運動のせいですから、こういったものをベースにすれば十分に行けるでしょう。
私は喫煙者ですが、今回の記事はとても楽しめました。
副流煙のデータの取り方が、極端な物だったとは知りませんでした。(もちろん、この事を持ち出して喫煙権を獲得しようとは思いません。)自分にしても、食事の時の(赤の)他人の煙は不快ですし、嫌煙運動が広がったのも理解できます。感情も理由が付くと強いですね。ターゲットになるとよく分かります。
「束縛されたくない」「他人に迷惑をかけたくない」は私に限らず、最近は皆そういう感じだと思うのですが、煙草はどちらからも遠いし、森さんの記事を見ていると、更に遠くなっている気がしてきます。
煙草に変わる、束縛されない、他人に迷惑のかからない…というより文句を言われない(これが本音ですね)商品が生まれて欲しい所ですが、難しそうですね。私としては「禁煙用」という表記だけで×です。
【お返事】
>自分にしても、食事の時の(赤の)他人の煙は不快ですし、嫌煙運動が広がったの>も理解できます。感情も理由が付くと強いですね。ターゲットになるとよく分か>ります。
はい。DCCM理論のうちの Convincing (説得性) の重要さがここでもおわかり頂けると思います。
【ご参考】DCCM 理論の URLhttp://www.systrat.co.jp/theory/theory02DCCM.html
>「束縛されたくない」「他人に迷惑をかけたくない」は私に限らず、最近は皆そ>ういう感じだと思うのですが、煙草はどちらからも遠いし、森さんの記事を見て>いると、更に遠くなっている気がしてきます。
全く同感です。そういう意味でも、たばこは商品としての寿命が尽きつつあるのかも知れません。
>煙草に変わる、束縛されない、他人に迷惑のかからない…というより文句を言わ>れない(これが本音ですね)商品が生まれて欲しい所ですが、難しそうですね。
いえ、この視点さえ持っていれば開発は可能だと思います。例えば、キャンディが「子供のお菓子」から抜け出すことができたのも、禁煙運動のせいですから、こういったものをベースにすれば十分に行けるでしょう。
<塩手さん> 【今回の話は納得がいかない】
「ややつまらない」99.4.03
今回はいまいちかな〜と感じました。私が嫌煙家というのもあると思います。嫌煙家の意見が、すごく悪いDATAの活用をしているイメージがしました。しかし、実際、タバコの煙は気分が悪く感じますし、喫煙家はだいたいモラルが低いためです。バス停の列での喫煙・そのままポイ捨て、歩きながらの喫煙など、人・環境への配慮がなく自分本位そのままの姿が嫌いです。 ほんとに、そんなに極端なDATAを使用しているのですか?喫煙と有害で検索すればいろんな有害な事を述べていますが、それはそんな極端の条件でのDATAを使用しているのですか?なんか、今回の話は納得がいかないものと思ったのが率直な気持ちです。 【お返事】 >嫌煙家の意見が、すごく悪いDATAの活用をしているイメージがしました。 うーん。「良い悪い」データの使い方という主張のつもりはありませんでした。そう感じたならごめんさない。ただ、「正確な使い方ではなく」「それが、うまい使い方」である、とは思っています。 >ほんとに、そんなに極端なDATAを使用しているのですか?喫煙と有害で検索すれば>いろんな有害な事を述べていますが、それはそんな極端の条件でのDATAを使用してい>るのですか? ウソではありません (笑)というより、今回のように極端なケースで因果関係の仮説を導き出しているケースはあの世界では当たり前です。だって、ねずみの実験をするのに10年もかけていては、研究が進みませんもの。問題は、研究者ではありません。そのデータは学会などでは前提条件が分かっている人達が見るものですから、誤解は生じないからです。動物実験だけでは人間への作用が証明できたとは言えないのも、あの世界では常識です。 ただ、それが我々一般社会にそのまま流れると、誤解を呼ぶことになります。そして、その誤解をうまく利用したのは確かです。研究者の中でもそれらのデータの発表の仕方に批判的な人達も存在します。 ただ、喫煙は無害だと主張するつもりもありません。だって、燃える煙を吸っているのです。少なくとも、一酸化酸素は体内に入れているのであって、それが二酸化酸素になったときに酸素を奪うのは当然ですから。 【お返事】 > そう感じたならごめんさない。ただ、「正確な使い方ではなく」「それが、>うまい 使い方」である、とは思っています。 個人的に、タバコの煙が嫌いなので、”タバコが有害であるべき”という思いがベースにあるのかな? 無意識にDATAが正確に使用されていないという所に不快感を感じた次第です。理屈では分かるけど、納得できない感情ってやつでしょうか(笑) これって、嫌いなものは、理論だてて言われてもなかなか好感が持てないって例だと思うんですよね。森様もマーケティングで常日頃お考えだと思っていますけど、やっぱり最初に嫌われないって事が最も重要なんでしょうね? > >ほんとに、そんなに極端なDATAを使用しているのですか?喫煙と有害で検索すれ> >ばいろんな有害な事を述べていますが、それはそんな極端の条件でのDATAを使用> >しているのですか? 実際の検索結果では、タバコの煙に200種類もの有害物質が含まれているとDATAが示されておりました。ということは、ねずみで結果がどうなろうが、人体への影響が出る前に対策が必要なものだと感じるのですが・・・ > ウソではありません (笑)> 動物実験だけでは人間への作用が証明できたとは言えないのも、あの世界では> 常識です。 なるほど、それはそれでもっともかなと思います。 > ただ、それが我々一般社会にそのまま流れると、誤解を呼ぶことになります。> そして、その誤解をうまく利用したのは確かです。研究者の中でもそれらの> データの発表の仕方に批判的な人達も存在します。 上でも書きましたが、これまで人体に影響が出ると明確になった時には、”時すでに遅し”という思いが強いのですが、一般的にこのように感じる人の方が多いと思うのです。人の本能的なリスクヘッジとでも言うのもでしょうか?他の動物に有害なモノには触れたくないものですよね(笑)と言う事は、DATAをうまく利用したというか、当然の主張だと思うのですが・・・ なんにしろ、環境ホルモンなど、悪かろうはダメという意識は、正しかろうが正しくなかろうが、人の潜在意識として行動に、今後は顕著に現れる時代へ来ている気がします。上の話でも、マーケティング上では、正しいかどうかよりも、人がどう動くかが重要だという事なのですよね。 > ただ、喫煙は無害だと主張するつもりもありません。> だって、燃える煙を吸っているのです。少なくとも、一酸化酸素は体内に入れ> ているのであって、それが二酸化酸素になったときに酸素を奪うのは当然です え、森様、一酸化炭素は極めて有毒なんですよ。血液中のヘモグロビンと結合してヘモグロビンの機能を阻止するもので極めて有毒と記されています。空気中に10ppmでも中毒を起こすそうですよ。でもヘモグロビンの機能阻止なら、結局酸素を奪うだけなのかなって気がしますが・・・・ それでは、考える機会を与えていただいて感謝感謝です。 【お返事】 >個人的に、タバコの煙が嫌いなので、”タバコが有害であるべき”という思いが>ベースにあるのかな? 無意識にDATAが正確に使用されていないという所に不快>感を感じた次第です。 お気持ちは分かります。正直言えば、ここで大事なのは「喫煙のデータの真偽」というより、視点を広く持つというだと考えています。 マーケティングとは、自分の価値観以外のものを持っている生活者を相手にするわけです。「自分の価値観と合う、合わない」「良い、悪い」で考えてしまうと、発想も限定されてしまうし、なにより、需要の「穴」を見る目が曇ってしまう。プロのコンサルタントとして、それは最も危険な状態です。 読者の皆さんはプロではありませんが、このメールマガジンが普通のエッセイではなく、マーケティングに軽く親しむ場であることを考えると、違った視点を持つことの楽しさや発見は大事なことだと思います。 >これって、嫌いなものは、理論だてて言われてもなかなか好感が持てないって例>だと思うんですよね。森様もマーケティングで常日頃お考えだと思っていますけ>ど、やっぱり最初に嫌われないって事が最も重要なんでしょうね? 現実はそのとおりです。これが、勉強ではなく実務であれば、そこは最も気を使う点です。コンサルタントがいくら正しいことを言おうが、クライアントに嫌われてはまず話を聞いてくれません。もちろん、そればかりを気にしていては良い仕事ができないのも確かですので、バランスは大事です。時にはケンカも辞さないという場合もあります。 >人の本能的なリスクヘッジとでも言うのもでしょうか?他の動物>に有害なモノには触れたくないものですよね(笑)と言う事は、DATAをうまく利>用したというか、当然の主張だと思うのですが・・・ はい。そのとおりです。だから彼らの戦略はうまかったのです。彼らは恐らくもっと公表できるデータはあったハズです。その膨大なデータの中からどれを選んでメインにするか。その作業は大変なものになります。当然と言うより彼らの努力や戦略建てのセンスを認めて上げたいという感じがします。 >上の話でも、マーケティング上では、正しいかどうかよりも、人>がどう動くかが重要だという事なのですよね。 ご明察です。「技術者が正しい」というのは「必ずしも生活者に正しいとは限らない」のです。つまり、マーケティング上では、「生活者が全て正しい」と考えます。だから、今回の例でも「非喫煙者は間違ったデータに踊らされている」と主張する気は一切ありません。「生活者が考える『喫煙は害である』が事実である」というのが背景に流れる私の考え方です。 ちなみに、日立の号で三洋電機は本当はデジカメの優なんだ、といっても「そうなんだ。知らなかった」で済みます。「オレは知らなかったということをバカにしているのか」とは言われません。たばこは、そういった反応が出やすい商品です。良くも悪しくもインパクトの強い商品なんです。
今回はいまいちかな〜と感じました。私が嫌煙家というのもあると思います。嫌煙家の意見が、すごく悪いDATAの活用をしているイメージがしました。しかし、実際、タバコの煙は気分が悪く感じますし、喫煙家はだいたいモラルが低いためです。バス停の列での喫煙・そのままポイ捨て、歩きながらの喫煙など、人・環境への配慮がなく自分本位そのままの姿が嫌いです。
ほんとに、そんなに極端なDATAを使用しているのですか?喫煙と有害で検索すればいろんな有害な事を述べていますが、それはそんな極端の条件でのDATAを使用しているのですか?なんか、今回の話は納得がいかないものと思ったのが率直な気持ちです。
>嫌煙家の意見が、すごく悪いDATAの活用をしているイメージがしました。
うーん。「良い悪い」データの使い方という主張のつもりはありませんでした。そう感じたならごめんさない。ただ、「正確な使い方ではなく」「それが、うまい使い方」である、とは思っています。
>ほんとに、そんなに極端なDATAを使用しているのですか?喫煙と有害で検索すれば>いろんな有害な事を述べていますが、それはそんな極端の条件でのDATAを使用してい>るのですか?
ウソではありません (笑)というより、今回のように極端なケースで因果関係の仮説を導き出しているケースはあの世界では当たり前です。だって、ねずみの実験をするのに10年もかけていては、研究が進みませんもの。問題は、研究者ではありません。そのデータは学会などでは前提条件が分かっている人達が見るものですから、誤解は生じないからです。動物実験だけでは人間への作用が証明できたとは言えないのも、あの世界では常識です。
ただ、それが我々一般社会にそのまま流れると、誤解を呼ぶことになります。そして、その誤解をうまく利用したのは確かです。研究者の中でもそれらのデータの発表の仕方に批判的な人達も存在します。
ただ、喫煙は無害だと主張するつもりもありません。だって、燃える煙を吸っているのです。少なくとも、一酸化酸素は体内に入れているのであって、それが二酸化酸素になったときに酸素を奪うのは当然ですから。
> そう感じたならごめんさない。ただ、「正確な使い方ではなく」「それが、>うまい 使い方」である、とは思っています。
個人的に、タバコの煙が嫌いなので、”タバコが有害であるべき”という思いがベースにあるのかな? 無意識にDATAが正確に使用されていないという所に不快感を感じた次第です。理屈では分かるけど、納得できない感情ってやつでしょうか(笑)
これって、嫌いなものは、理論だてて言われてもなかなか好感が持てないって例だと思うんですよね。森様もマーケティングで常日頃お考えだと思っていますけど、やっぱり最初に嫌われないって事が最も重要なんでしょうね?
> >ほんとに、そんなに極端なDATAを使用しているのですか?喫煙と有害で検索すれ> >ばいろんな有害な事を述べていますが、それはそんな極端の条件でのDATAを使用> >しているのですか?
実際の検索結果では、タバコの煙に200種類もの有害物質が含まれているとDATAが示されておりました。ということは、ねずみで結果がどうなろうが、人体への影響が出る前に対策が必要なものだと感じるのですが・・・
> ウソではありません (笑)> 動物実験だけでは人間への作用が証明できたとは言えないのも、あの世界では> 常識です。
なるほど、それはそれでもっともかなと思います。
> ただ、それが我々一般社会にそのまま流れると、誤解を呼ぶことになります。> そして、その誤解をうまく利用したのは確かです。研究者の中でもそれらの> データの発表の仕方に批判的な人達も存在します。
上でも書きましたが、これまで人体に影響が出ると明確になった時には、”時すでに遅し”という思いが強いのですが、一般的にこのように感じる人の方が多いと思うのです。人の本能的なリスクヘッジとでも言うのもでしょうか?他の動物に有害なモノには触れたくないものですよね(笑)と言う事は、DATAをうまく利用したというか、当然の主張だと思うのですが・・・
なんにしろ、環境ホルモンなど、悪かろうはダメという意識は、正しかろうが正しくなかろうが、人の潜在意識として行動に、今後は顕著に現れる時代へ来ている気がします。上の話でも、マーケティング上では、正しいかどうかよりも、人がどう動くかが重要だという事なのですよね。
> ただ、喫煙は無害だと主張するつもりもありません。> だって、燃える煙を吸っているのです。少なくとも、一酸化酸素は体内に入れ> ているのであって、それが二酸化酸素になったときに酸素を奪うのは当然です
え、森様、一酸化炭素は極めて有毒なんですよ。血液中のヘモグロビンと結合してヘモグロビンの機能を阻止するもので極めて有毒と記されています。空気中に10ppmでも中毒を起こすそうですよ。でもヘモグロビンの機能阻止なら、結局酸素を奪うだけなのかなって気がしますが・・・・
それでは、考える機会を与えていただいて感謝感謝です。
>個人的に、タバコの煙が嫌いなので、”タバコが有害であるべき”という思いが>ベースにあるのかな? 無意識にDATAが正確に使用されていないという所に不快>感を感じた次第です。
お気持ちは分かります。正直言えば、ここで大事なのは「喫煙のデータの真偽」というより、視点を広く持つというだと考えています。
マーケティングとは、自分の価値観以外のものを持っている生活者を相手にするわけです。「自分の価値観と合う、合わない」「良い、悪い」で考えてしまうと、発想も限定されてしまうし、なにより、需要の「穴」を見る目が曇ってしまう。プロのコンサルタントとして、それは最も危険な状態です。
読者の皆さんはプロではありませんが、このメールマガジンが普通のエッセイではなく、マーケティングに軽く親しむ場であることを考えると、違った視点を持つことの楽しさや発見は大事なことだと思います。
>これって、嫌いなものは、理論だてて言われてもなかなか好感が持てないって例>だと思うんですよね。森様もマーケティングで常日頃お考えだと思っていますけ>ど、やっぱり最初に嫌われないって事が最も重要なんでしょうね?
現実はそのとおりです。これが、勉強ではなく実務であれば、そこは最も気を使う点です。コンサルタントがいくら正しいことを言おうが、クライアントに嫌われてはまず話を聞いてくれません。もちろん、そればかりを気にしていては良い仕事ができないのも確かですので、バランスは大事です。時にはケンカも辞さないという場合もあります。
>人の本能的なリスクヘッジとでも言うのもでしょうか?他の動物>に有害なモノには触れたくないものですよね(笑)と言う事は、DATAをうまく利>用したというか、当然の主張だと思うのですが・・・
はい。そのとおりです。だから彼らの戦略はうまかったのです。彼らは恐らくもっと公表できるデータはあったハズです。その膨大なデータの中からどれを選んでメインにするか。その作業は大変なものになります。当然と言うより彼らの努力や戦略建てのセンスを認めて上げたいという感じがします。
>上の話でも、マーケティング上では、正しいかどうかよりも、人>がどう動くかが重要だという事なのですよね。
ご明察です。「技術者が正しい」というのは「必ずしも生活者に正しいとは限らない」のです。つまり、マーケティング上では、「生活者が全て正しい」と考えます。だから、今回の例でも「非喫煙者は間違ったデータに踊らされている」と主張する気は一切ありません。「生活者が考える『喫煙は害である』が事実である」というのが背景に流れる私の考え方です。
ちなみに、日立の号で三洋電機は本当はデジカメの優なんだ、といっても「そうなんだ。知らなかった」で済みます。「オレは知らなかったということをバカにしているのか」とは言われません。たばこは、そういった反応が出やすい商品です。良くも悪しくもインパクトの強い商品なんです。
<沼田さん> 【喫煙アメリカ事情です】
「ややおもしろい」99.4.03
同じく喫煙者の沼田@Bostonです。今回は通常のモノに比べてちょっと長いような気がしました。これも森さんのタバコに対する思い入れが込められているからでしょうか?(笑) ところで、タバコの購入に年齢制限があるのは日本だけとの記述がありましたが、私の住んでいるマサチューセッツ州では18歳以上でないとタバコは買えません。どう見たって18歳を10年前に経験している私にまでIDの提出を求めます。で、私はこっちで身分証になるような免許証等を持っていないので、一々パスポートを持参しなければならないので、非常に面倒です。マルボロ1箱$3.50もしますし・・・。 また、ボストン市ではあらゆる施設内での喫煙は禁止されていますが、バーだけは例外のようです(喫煙と飲酒は何らかの関係があるのでしょうか?)。(JFKが生まれた)お隣のブルックライン市ではバーですら禁煙で、友達と飲みに行っても一々外に吸いに行かなければならないので、非常に面倒です。 でも今、日本でもそうかもしれませんが、この国では葉巻が流行っているようです。アメリカの場合はヤッピーどもの流行が知識人の流行になっているような気がします。つまり、ヤッピーが(黒人・ヒスパニック系等の)低所得者達と自分が同じ様な嗜好品を楽しんでいるのはカッコ悪いと思い出して、タバコを止め、今回の記事にあった「太っている人同様、タバコを吸うような人間は自己管理が・・・」みたいなことを言い出したんではないでしょうか?その後、禁煙がブームになって、(一般人も同じ様に禁煙を叫び始めた事で)禁煙に飽きたヤッピーどもは葉巻がオシャレなどと言い出したのではないのかな?と思うんですが、どうでしょう? あと全く関係ないですが、マサチューセッツにもセーラムという場所があり、ゲイカップルの比率が非常に多い場所らしいです。 【お返事】 >今回は通常のモノに比べてちょっと長いような気がしました。 実は、他の記事とあまり変わらない文章量なのです。長く感じるのは私の文章力の問題です。ごめんなさい。今回はみどりさんからも同じ指摘がありました。 実は「時間管理」よりも少ないくらいです。 今回の記事 11,303字時間管理 10,638字 >私の住んでいるマサチューセッツ州では18歳以上でないとタバコは買えません。 そうなんですか。知りませんでした。かなり以前に調べたことがあったんですが、その時は情報として引っかかりませんでした。私の調べ方が足りなかったから、あるいは最近の話なのでしょうか。 >また、ボストン市ではあらゆる施設内での喫煙は禁止されていますが、バーだけ>は例外のようです(喫煙と飲酒は何らかの関係があるのでしょうか?)。 少なくとも、生理学的には関係があります。アルコールは血管を拡張する働きがあります。一方、ニコチンは血管を収縮する働きがあります。ですから、喫煙者は知らない内にアルコールで広がった血管を元に戻そうとするのです。意識としては「酒を飲むとたばこが吸いたくなる」という感じです。ただ、内と外から力が働きますので、血管にとってみると迷惑な話なのです。要は「血管の健康に悪い」のです。 >でも今、日本でもそうかもしれませんが、この国では葉巻が流行っているようで その話題は日本でも紹介されていますが、話題先行です。ほんの数軒しかシガーバーはありません。日本人にとっては、葉巻の香りは強すぎるのが原因だと思います。 >その後、禁煙がブームになって、(一般人も同じ様に禁煙を叫び始めた事で)禁>煙に飽きたヤッピーどもは葉巻がオシャレなどと言い出したのではないのかな? 充分、考えられます。ご存じのとおり、アメリカのヤッピーの差別観は日本人には想像もできないほど強いですから、その傾向は十分に考えられます。アメリカは自由の国というのは一部分では本当ですが、額面どおりには受けとめられません。学閥なんて日本の比ではないですもの。ただ、一方で、喫煙と癌の関係は主に「紙巻きたばこ」で言われていることであり、香りを楽しむ葉巻は蚊帳の外でしたので抵抗が少ないことと、イギリス文化に対する憧れが未だに強いことも原因のひとつではないか、と考えています。 >あと全く関係ないですが、マサチューセッツにもセーラムという場所があり、ゲ>イカップルの比率が非常に多い場所らしいです。 知りませんでした。ありがとうございます。若いときには、あの人たちに好かれたので、あまり近寄りたくない街ですけど (笑)
同じく喫煙者の沼田@Bostonです。今回は通常のモノに比べてちょっと長いような気がしました。これも森さんのタバコに対する思い入れが込められているからでしょうか?(笑)
ところで、タバコの購入に年齢制限があるのは日本だけとの記述がありましたが、私の住んでいるマサチューセッツ州では18歳以上でないとタバコは買えません。どう見たって18歳を10年前に経験している私にまでIDの提出を求めます。で、私はこっちで身分証になるような免許証等を持っていないので、一々パスポートを持参しなければならないので、非常に面倒です。マルボロ1箱$3.50もしますし・・・。
また、ボストン市ではあらゆる施設内での喫煙は禁止されていますが、バーだけは例外のようです(喫煙と飲酒は何らかの関係があるのでしょうか?)。(JFKが生まれた)お隣のブルックライン市ではバーですら禁煙で、友達と飲みに行っても一々外に吸いに行かなければならないので、非常に面倒です。
でも今、日本でもそうかもしれませんが、この国では葉巻が流行っているようです。アメリカの場合はヤッピーどもの流行が知識人の流行になっているような気がします。つまり、ヤッピーが(黒人・ヒスパニック系等の)低所得者達と自分が同じ様な嗜好品を楽しんでいるのはカッコ悪いと思い出して、タバコを止め、今回の記事にあった「太っている人同様、タバコを吸うような人間は自己管理が・・・」みたいなことを言い出したんではないでしょうか?その後、禁煙がブームになって、(一般人も同じ様に禁煙を叫び始めた事で)禁煙に飽きたヤッピーどもは葉巻がオシャレなどと言い出したのではないのかな?と思うんですが、どうでしょう?
あと全く関係ないですが、マサチューセッツにもセーラムという場所があり、ゲイカップルの比率が非常に多い場所らしいです。
>今回は通常のモノに比べてちょっと長いような気がしました。
実は、他の記事とあまり変わらない文章量なのです。長く感じるのは私の文章力の問題です。ごめんなさい。今回はみどりさんからも同じ指摘がありました。
実は「時間管理」よりも少ないくらいです。
>私の住んでいるマサチューセッツ州では18歳以上でないとタバコは買えません。
そうなんですか。知りませんでした。かなり以前に調べたことがあったんですが、その時は情報として引っかかりませんでした。私の調べ方が足りなかったから、あるいは最近の話なのでしょうか。
>また、ボストン市ではあらゆる施設内での喫煙は禁止されていますが、バーだけ>は例外のようです(喫煙と飲酒は何らかの関係があるのでしょうか?)。
少なくとも、生理学的には関係があります。アルコールは血管を拡張する働きがあります。一方、ニコチンは血管を収縮する働きがあります。ですから、喫煙者は知らない内にアルコールで広がった血管を元に戻そうとするのです。意識としては「酒を飲むとたばこが吸いたくなる」という感じです。ただ、内と外から力が働きますので、血管にとってみると迷惑な話なのです。要は「血管の健康に悪い」のです。
>でも今、日本でもそうかもしれませんが、この国では葉巻が流行っているようで
その話題は日本でも紹介されていますが、話題先行です。ほんの数軒しかシガーバーはありません。日本人にとっては、葉巻の香りは強すぎるのが原因だと思います。
>その後、禁煙がブームになって、(一般人も同じ様に禁煙を叫び始めた事で)禁>煙に飽きたヤッピーどもは葉巻がオシャレなどと言い出したのではないのかな?
充分、考えられます。ご存じのとおり、アメリカのヤッピーの差別観は日本人には想像もできないほど強いですから、その傾向は十分に考えられます。アメリカは自由の国というのは一部分では本当ですが、額面どおりには受けとめられません。学閥なんて日本の比ではないですもの。ただ、一方で、喫煙と癌の関係は主に「紙巻きたばこ」で言われていることであり、香りを楽しむ葉巻は蚊帳の外でしたので抵抗が少ないことと、イギリス文化に対する憧れが未だに強いことも原因のひとつではないか、と考えています。
>あと全く関係ないですが、マサチューセッツにもセーラムという場所があり、ゲ>イカップルの比率が非常に多い場所らしいです。
知りませんでした。ありがとうございます。若いときには、あの人たちに好かれたので、あまり近寄りたくない街ですけど (笑)
<水野さん> 【嫌煙の悪循環】
「かなりおもしろい」99.4.03
大変面白かったです。私は典型的な嫌煙家です。(中略) 森さんの文章に一つだけ付け加えると、『嫌煙運動による喫煙環境の悪化に気づかずに無神経な喫煙行動をとる人間により、ますます嫌煙運動に正当性根拠を与え、ますます喫煙環境を悪化させている』という側面もあるような気がします。それが、閾値26%の論理なのかもしれませんが。 有効なマーケティング手段の一つとして、『稚拙なアンチテーゼ』を振り回し、『テーゼ』の妥当性、正当性を印象付けるという手法もありそうです。 【お返事】 >『嫌煙運動による喫煙環境の悪化に>気づかずに無神経な喫煙行動をとる人間により、ますます嫌煙運動に正当性>根拠を与え、ますます喫煙環境を悪化させている』 ご明察です。「一部の人間の特徴を他の特徴と類似させてグループ化」するのは、人間の心理です。例えば、「犯罪は黒人に多い」「だから、黒人は犯罪者だ」という論理が代表例です。もっと、マーケティング寄りの話をすれば「シャープはザウルスや液晶ビューカムで素晴らしい商品を開発した」「だから、シャープの他の商品 (洗濯機など) も素晴らしいはずだ」という連想です。シャープの場合は、その循環の鍵として「目のつけどころがシャープでしょ」というコピーを開発しました。 >それが、閾値26%の論理なのかもしれませんが。 その場合は26%も必要ありません。6.5%あれば充分です。10.9%だと確実です。 >有効なマーケティング手段の一つとして、『稚拙なアンチテーゼ』を振り回し、>『テーゼ』の妥当性、正当性を印象付けるという手法もありそうです。 これもご明察です。ただ、相当な高度なテクニックなので、広告などの情報コントロール、流通等の陳列コントロールが相当強力でないとできないので、事実上実践はかなり難しいです。
大変面白かったです。私は典型的な嫌煙家です。(中略)
森さんの文章に一つだけ付け加えると、『嫌煙運動による喫煙環境の悪化に気づかずに無神経な喫煙行動をとる人間により、ますます嫌煙運動に正当性根拠を与え、ますます喫煙環境を悪化させている』という側面もあるような気がします。それが、閾値26%の論理なのかもしれませんが。
有効なマーケティング手段の一つとして、『稚拙なアンチテーゼ』を振り回し、『テーゼ』の妥当性、正当性を印象付けるという手法もありそうです。
>『嫌煙運動による喫煙環境の悪化に>気づかずに無神経な喫煙行動をとる人間により、ますます嫌煙運動に正当性>根拠を与え、ますます喫煙環境を悪化させている』
ご明察です。「一部の人間の特徴を他の特徴と類似させてグループ化」するのは、人間の心理です。例えば、「犯罪は黒人に多い」「だから、黒人は犯罪者だ」という論理が代表例です。もっと、マーケティング寄りの話をすれば「シャープはザウルスや液晶ビューカムで素晴らしい商品を開発した」「だから、シャープの他の商品 (洗濯機など) も素晴らしいはずだ」という連想です。シャープの場合は、その循環の鍵として「目のつけどころがシャープでしょ」というコピーを開発しました。
>それが、閾値26%の論理なのかもしれませんが。
その場合は26%も必要ありません。6.5%あれば充分です。10.9%だと確実です。
>有効なマーケティング手段の一つとして、『稚拙なアンチテーゼ』を振り回し、>『テーゼ』の妥当性、正当性を印象付けるという手法もありそうです。
これもご明察です。ただ、相当な高度なテクニックなので、広告などの情報コントロール、流通等の陳列コントロールが相当強力でないとできないので、事実上実践はかなり難しいです。
<匿名さん> 【もう少し文章を簡潔にしていただけたら】
「ややおもしろい」99.4.02
もう少し文章を簡潔にしていただけたら、よりじっくり読む気がすると思います。
<宮田さん> 【”明るい未来を作ってやる”と言いきって】
「かなりおもしろい」99.4.02
今回はタバコと言うことで、なかなか、面白く読ませて頂きました。“嫌煙運動”すごいですね、私は、“男女同権運動”“戦争放棄運動”“反原発運動”となんとなく、この手の運動は、嫌気がさしています。本来の意味する所としては、当然の主張をしており、極限を言えば、理想論を主張しているのですが、運動されている方の態度が失礼すぎて、偏りすぎて、こわくて同意できません。彼らの主張は、分かり易いが、正義と悪と言う構図だけで、糾弾される方はとにかく悪、地球を侵略する組織のごとく叩き、自分たちは、地球を守るウルトラマンのごときの振る舞い。なんとか、もう少し歩み寄れるような話にならないのでしょうか。 そういえば、昨日(4月1日)?アメリカでヘビースモーカーの遺族が、タバコ会社に対し、起こしていた裁判で、遺族側が勝訴したとかなんとかありましたが、この時期に販権を買っても大丈夫なんですかね? まそれはさておき、なぜ人はタバコを吸うのでしょう。実は私は1日20〜30本吸っていた立派な?スモーカーでした。5年前、仕事をしていた同僚の何気ない“タバコやめない?”のことばを境に、現在まで禁煙しております。 禁煙して、初めて気が付いたのですが、その習慣性はとても恐ろしく、いまだにタバコの影に追われています。(寝ていると、ついタバコを吸ってしまった自分がいて、心の中で「しまった、吸ってしまった。どうしよう....ま、この次から止めるか」なんて思っています。) 何が、恐ろしいか、具体的に言えば、考えるポーズ、一息つくポーズ、ボーっとするポーズ生活の中の特定のシチュエーションに、必ずタバコがあり、それになれてしまった為、無いと、考えられない、一息つけない、ボーっとできないと3無い状態となり、仕事の能率は落ちるは、落ち着かなくなるはで、結局太ってしまいました。たばこは、最初はニコチン等の薬物によつ陶酔感?、吸う時の手軽さがあるのですが、実はその後の、生活の中に染み付いた、癖がタバコを吸う理由になっているのです。いまでも、またスモーカーにならないか、不安がつきまといますが、起きている時は、そんな、吸いたい衝動にかられることがなくなったので、一安心しています。 1日130本吸っていて、何本“美味しい”と思います?わたしは、2,30本吸っていて、3〜4本かな、(寝起き、食事のあとぐらいかな)多分それが適量かもしれませんよ。でも、頭を使う仕事なれば、悩む時は必須アイテムですよね?タバコ止めてから、まともに悩めるようになるのに、3〜5ヶ月かかりました。“明るい未来なんか要らない”なんて言ってはだめです。“明るい未来を作ってやる”(どうやって?)と言いきって下さい。 【お返事】 >なんとか、もう少し歩み寄れるような話にならないのでしょうか。 理想は大人の歩み寄りですが、アメリカの黒人運動や女性運動など、歴史的に見ても難しいのは確かでしょう。「そのくらいやらないと、直らない」というところでしょうか。歴史的事実ではありますが。そういう意味で、私は反喫運動にはあきらめています。以前いたコンサルティング会社で全面禁煙の動きが出たとき、他の愛煙者は皆 「反対運動を起こしたい。森さんほどのヘビースモーカーなら、参加 してくれますよね」と何回も誘われましたが、丁重にお断りしました。世の中の流れは一旦火がつくと、変えられないですもの。マーケティング理論からいっても、無理ですから (笑) >この時期に販権を買っても大丈夫なんですかね? どうでしょうか。今後の JT のやり方次第でしょう。ただ、JT はあくまでも「アメリカ以外の」権利を買っただけですので、アメリカでの直接的な被害はないと思います。桃の天然水がヒットしたとはいえ、JT の約3兆円の売上から見ればたかが知れています。JT の非たばこ部門がまだまだ成長し切れていない以上、JT としてはたばこでメシを食わなければならないので、そんな時代だからこそ「お買い得」なのかも知れません。 >禁煙して、初めて気が付いたのですが、その習慣性はとても恐ろしく、いまだに>タバコの影に追われています。 す、すごいですね。私は禁煙した経験がないので分かりませんが、そんなものなのでしょうか。節煙はしようと考えたことがあります。でも、仕事の最中に思わず手が伸び「あっ、まだ早いや」と思うことで仕事の集中力が中断されるのが嫌で、すぐに元に戻しました。 >1日130本吸っていて、何本“美味しい”と思います? 良く聞かれる質問なんですが、「全部」と答えるようにしています (笑)半分は本当です (ということは、1日の喫煙量の半分、60本かしら (笑))。 たばこのおいしさって、五感で感じるものだと思っています。味覚・嗅覚は当然ですが、視覚はデザインと紫煙。聴覚はライターの着火音、燃えるときの音、そしてたばこ屋さんで「サムタイム・スーパーライトちょうだい」と呼ぶ音感。触覚はたばこを指に挟んでいる時、唇にくわえている時のフィルター、そしてパッケージからたばこを手首のスナップで出したり、吸い終わった時に「クシャッ」と潰す時の感触です。どんな時でも、それぞれの幾つかは必ず感じていますので、「120本全部」なんです。うっ、こうやって書くと、本当に「たばこヲタク」ですね、私 (笑) >でも、頭を使う仕事なれば、悩む時は必須アイテムですよね? 喫煙者にとっては、大事なアイテムです。それを初めから知らない方にとっては「不要な」アイテムです。悩む時の「きっかけツール」は、それぞれの人によって、違ってもいいと思っています。例えば、トイレに入ってうなることでアイデアを捻出する人がいますが、私はそういうのはダメで、電車や該当で他の人や店がある方が集中できるんです。喫煙者にとっては「たまたま」たばこがそういう鍵になっているという感じだと思います。もし、万が一私がたばこを吸っていなかったら、別な小道具をアイテムにしていたことでしょう。 >“明るい未来なんか要らない”なんて言ってはだめです。“明るい未来を作って>やる”(どうやって?)と言いきって下さい。 はげましのお言葉、ありがとうございます。本当に感謝しています。でも、個人およびコンサルタントとして冷静に考えたとき、大きな流れは変えられないし、時を待つ方がいいと思っています。ただ、その「時」が来るかどうかはちょっと疑問ですが (笑) >最後に、禁煙者が一番嫌煙者になり易いそうですね、私は、吸いたい気持ちが分>かるので嫌煙家にはならないようにしています。 はい。コメントの途中で宮田さんが禁煙者だと知ってびっくりしました。というのも、ご指摘のとおり禁煙者ほど喫煙者にきつく (感情的に) 当たる傾向は統計的に見ても証明されていますから、宮田さんのコメントが柔らかかったのでまさかと思っていたのです。ちなみに、「喫煙者は人間でない」発言の社長は、以前1日葉巻を20本も吸うヘビースモーカーでした (笑)
今回はタバコと言うことで、なかなか、面白く読ませて頂きました。“嫌煙運動”すごいですね、私は、“男女同権運動”“戦争放棄運動”“反原発運動”となんとなく、この手の運動は、嫌気がさしています。本来の意味する所としては、当然の主張をしており、極限を言えば、理想論を主張しているのですが、運動されている方の態度が失礼すぎて、偏りすぎて、こわくて同意できません。彼らの主張は、分かり易いが、正義と悪と言う構図だけで、糾弾される方はとにかく悪、地球を侵略する組織のごとく叩き、自分たちは、地球を守るウルトラマンのごときの振る舞い。なんとか、もう少し歩み寄れるような話にならないのでしょうか。
そういえば、昨日(4月1日)?アメリカでヘビースモーカーの遺族が、タバコ会社に対し、起こしていた裁判で、遺族側が勝訴したとかなんとかありましたが、この時期に販権を買っても大丈夫なんですかね?
まそれはさておき、なぜ人はタバコを吸うのでしょう。実は私は1日20〜30本吸っていた立派な?スモーカーでした。5年前、仕事をしていた同僚の何気ない“タバコやめない?”のことばを境に、現在まで禁煙しております。
禁煙して、初めて気が付いたのですが、その習慣性はとても恐ろしく、いまだにタバコの影に追われています。(寝ていると、ついタバコを吸ってしまった自分がいて、心の中で「しまった、吸ってしまった。どうしよう....ま、この次から止めるか」なんて思っています。)
何が、恐ろしいか、具体的に言えば、考えるポーズ、一息つくポーズ、ボーっとするポーズ生活の中の特定のシチュエーションに、必ずタバコがあり、それになれてしまった為、無いと、考えられない、一息つけない、ボーっとできないと3無い状態となり、仕事の能率は落ちるは、落ち着かなくなるはで、結局太ってしまいました。たばこは、最初はニコチン等の薬物によつ陶酔感?、吸う時の手軽さがあるのですが、実はその後の、生活の中に染み付いた、癖がタバコを吸う理由になっているのです。いまでも、またスモーカーにならないか、不安がつきまといますが、起きている時は、そんな、吸いたい衝動にかられることがなくなったので、一安心しています。
1日130本吸っていて、何本“美味しい”と思います?わたしは、2,30本吸っていて、3〜4本かな、(寝起き、食事のあとぐらいかな)多分それが適量かもしれませんよ。でも、頭を使う仕事なれば、悩む時は必須アイテムですよね?タバコ止めてから、まともに悩めるようになるのに、3〜5ヶ月かかりました。“明るい未来なんか要らない”なんて言ってはだめです。“明るい未来を作ってやる”(どうやって?)と言いきって下さい。
>なんとか、もう少し歩み寄れるような話にならないのでしょうか。
理想は大人の歩み寄りですが、アメリカの黒人運動や女性運動など、歴史的に見ても難しいのは確かでしょう。「そのくらいやらないと、直らない」というところでしょうか。歴史的事実ではありますが。そういう意味で、私は反喫運動にはあきらめています。以前いたコンサルティング会社で全面禁煙の動きが出たとき、他の愛煙者は皆 「反対運動を起こしたい。森さんほどのヘビースモーカーなら、参加 してくれますよね」と何回も誘われましたが、丁重にお断りしました。世の中の流れは一旦火がつくと、変えられないですもの。マーケティング理論からいっても、無理ですから (笑)
>この時期に販権を買っても大丈夫なんですかね?
どうでしょうか。今後の JT のやり方次第でしょう。ただ、JT はあくまでも「アメリカ以外の」権利を買っただけですので、アメリカでの直接的な被害はないと思います。桃の天然水がヒットしたとはいえ、JT の約3兆円の売上から見ればたかが知れています。JT の非たばこ部門がまだまだ成長し切れていない以上、JT としてはたばこでメシを食わなければならないので、そんな時代だからこそ「お買い得」なのかも知れません。
>禁煙して、初めて気が付いたのですが、その習慣性はとても恐ろしく、いまだに>タバコの影に追われています。
す、すごいですね。私は禁煙した経験がないので分かりませんが、そんなものなのでしょうか。節煙はしようと考えたことがあります。でも、仕事の最中に思わず手が伸び「あっ、まだ早いや」と思うことで仕事の集中力が中断されるのが嫌で、すぐに元に戻しました。
>1日130本吸っていて、何本“美味しい”と思います?
良く聞かれる質問なんですが、「全部」と答えるようにしています (笑)半分は本当です (ということは、1日の喫煙量の半分、60本かしら (笑))。
たばこのおいしさって、五感で感じるものだと思っています。味覚・嗅覚は当然ですが、視覚はデザインと紫煙。聴覚はライターの着火音、燃えるときの音、そしてたばこ屋さんで「サムタイム・スーパーライトちょうだい」と呼ぶ音感。触覚はたばこを指に挟んでいる時、唇にくわえている時のフィルター、そしてパッケージからたばこを手首のスナップで出したり、吸い終わった時に「クシャッ」と潰す時の感触です。どんな時でも、それぞれの幾つかは必ず感じていますので、「120本全部」なんです。うっ、こうやって書くと、本当に「たばこヲタク」ですね、私 (笑)
>でも、頭を使う仕事なれば、悩む時は必須アイテムですよね?
喫煙者にとっては、大事なアイテムです。それを初めから知らない方にとっては「不要な」アイテムです。悩む時の「きっかけツール」は、それぞれの人によって、違ってもいいと思っています。例えば、トイレに入ってうなることでアイデアを捻出する人がいますが、私はそういうのはダメで、電車や該当で他の人や店がある方が集中できるんです。喫煙者にとっては「たまたま」たばこがそういう鍵になっているという感じだと思います。もし、万が一私がたばこを吸っていなかったら、別な小道具をアイテムにしていたことでしょう。
>“明るい未来なんか要らない”なんて言ってはだめです。“明るい未来を作って>やる”(どうやって?)と言いきって下さい。
はげましのお言葉、ありがとうございます。本当に感謝しています。でも、個人およびコンサルタントとして冷静に考えたとき、大きな流れは変えられないし、時を待つ方がいいと思っています。ただ、その「時」が来るかどうかはちょっと疑問ですが (笑)
>最後に、禁煙者が一番嫌煙者になり易いそうですね、私は、吸いたい気持ちが分>かるので嫌煙家にはならないようにしています。
はい。コメントの途中で宮田さんが禁煙者だと知ってびっくりしました。というのも、ご指摘のとおり禁煙者ほど喫煙者にきつく (感情的に) 当たる傾向は統計的に見ても証明されていますから、宮田さんのコメントが柔らかかったのでまさかと思っていたのです。ちなみに、「喫煙者は人間でない」発言の社長は、以前1日葉巻を20本も吸うヘビースモーカーでした (笑)
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