読者の声 : 99.2.8号 (1/7) 励ましや、おしかりの言葉、ありがとうございます。 他の読者の方々の中にも、同じご意見を持った方がいらっしゃるかも知れません。自分の考えをまとめるための参考になる場合もあります。だから、「読者の声」は大事にしたいと考えています。原則として、原文を掲載しています。新しい声から順番にご紹介しています。 それぞれの方々へのご意見もお待ちしています。こちらのフォームで投稿するか、voice2@systrat.co.jp へお送り下さい。 この色は皆さんの声 (お返事付) この色は皆さんへのご意見です この色は皆さんの声 (お返事なし)
励ましや、おしかりの言葉、ありがとうございます。
他の読者の方々の中にも、同じご意見を持った方がいらっしゃるかも知れません。自分の考えをまとめるための参考になる場合もあります。だから、「読者の声」は大事にしたいと考えています。原則として、原文を掲載しています。新しい声から順番にご紹介しています。
それぞれの方々へのご意見もお待ちしています。こちらのフォームで投稿するか、voice2@systrat.co.jp へお送り下さい。
「自分探し」コンセプトで夢をつかんだ【英会話CtheD】 (99.1.15)掲載
<電気屋さん> 【利用者と購入者が異なるケースのマーケティング戦略】
「ややおもしろい」99.1.31
毎度、電気屋でございます。今回の記事についてコメントするつもりはなかったのですが、ひょんなことからNOVAに通うことになり、今日初めてのレッスンを受け、そこで感じたことをコメントします。 >英会話スクールの主な顧客、つまり生徒は以下の3グループです。>・大学生>・若い女性社会人(OL)>・身近に英語が関わる仕事に直面している中年男性 私の場合、最後のケースになる訳ですが、一緒に受けた2人は二人とも最初のケース(一人は高校生)です。彼らは、二人とも親にレッスン料を払ってもらっているということで、この場合だとスクールのコンセプトよりも、彼らの親の世代にも認知されているというネームバリューが重要なようです。 逆に私の場合だと、仕事上の必要性に迫られての事ですので、ネームバリューはどうでも良く、とにかく便利な場所にあって、好きな時間にレッスンが受けられる、ネイティブと話す実践の場が提供される、というポイントでNOVAになりました。(ジオスは日曜がお休みでした。) 今回の記事の例は、うまく2番目の客層の心を掴んだケースですが、最初のケースすなわち利用者と購入者が異なるケースのマーケティング戦略について、興味があります。 実は先週、経営品質に関するセミナーを受講し、日本の中小企業においても今後は顧客満足に重点を置いた企業活動が重要である、というようなテーマだったのですが、たまたま岩崎学園(横浜の専門学校)の職員が受講しており、彼が『我々のような学校にとって顧客とは誰になるのか?』という質問をしていました。授業(サービス)を受けるのは生徒であるが、授業料を払うのは彼らの親である、ということです。まさに、私がNOVAで出会った二人のケースです。 機会がありましたら、このようなケースにおけるマーケティングに関するレポートをお願いします。 【お返事】 >今回の記事についてコメントするつもりはなかったのですが、ひょんなことから>NOVAに通うことになり、今日初めてのレッスンを受け、そこで感じたことを タイミング良かったですね (笑) >ているということで、この場合だとスクールのコンセプトよりも、彼らの親の世>代にも認知されているというネームバリューが重要なようです。 ネームバリューが「安心感・品質感」に直結する層は確実に存在します。おもしろいことに、どんな業界でも、20-30%と大体共通しています。 >機会がありましたら、このようなケースにおけるマーケティングに関するレポー>トをお願いします。 了解いたしました。 実は、その回答の大半は、「ターゲットは『金を出す層』」です。 ●ペットフードは 金を出す=飼い主 消費する=犬猫 というのは極端にしても、 ●ベビーフードは 金を出す=母親 消費する=赤ちゃん です。ただ、ややこしい構造の業界も少なくありません。例えば、お菓子は「自分で買う」個人消費と母親が子供のために買う「他人消費」がありますが、「あれ買っておいて」と頼まれたり「あの子はあれが好きだから」買う、といった、「希望くみ取り」消費もあります。 また、自動車の場合、 「買うことを決めるのは親父さん」 「車種は子供」 「色はお母さん」 のように、それぞれの分担がある場合もあります。 また、面白いのは、男性化粧品のように 「買うのは男性」 「『あの香が好きなのよね』と暗に銘柄指定をするのは彼女」 というような、目に見えない力が働く業界や商品もあります。 そういう意味では、こういったもののマーケティングは複雑ですが、非常に面白いのです。
毎度、電気屋でございます。今回の記事についてコメントするつもりはなかったのですが、ひょんなことからNOVAに通うことになり、今日初めてのレッスンを受け、そこで感じたことをコメントします。
>英会話スクールの主な顧客、つまり生徒は以下の3グループです。>・大学生>・若い女性社会人(OL)>・身近に英語が関わる仕事に直面している中年男性
私の場合、最後のケースになる訳ですが、一緒に受けた2人は二人とも最初のケース(一人は高校生)です。彼らは、二人とも親にレッスン料を払ってもらっているということで、この場合だとスクールのコンセプトよりも、彼らの親の世代にも認知されているというネームバリューが重要なようです。
逆に私の場合だと、仕事上の必要性に迫られての事ですので、ネームバリューはどうでも良く、とにかく便利な場所にあって、好きな時間にレッスンが受けられる、ネイティブと話す実践の場が提供される、というポイントでNOVAになりました。(ジオスは日曜がお休みでした。)
今回の記事の例は、うまく2番目の客層の心を掴んだケースですが、最初のケースすなわち利用者と購入者が異なるケースのマーケティング戦略について、興味があります。
実は先週、経営品質に関するセミナーを受講し、日本の中小企業においても今後は顧客満足に重点を置いた企業活動が重要である、というようなテーマだったのですが、たまたま岩崎学園(横浜の専門学校)の職員が受講しており、彼が『我々のような学校にとって顧客とは誰になるのか?』という質問をしていました。授業(サービス)を受けるのは生徒であるが、授業料を払うのは彼らの親である、ということです。まさに、私がNOVAで出会った二人のケースです。
機会がありましたら、このようなケースにおけるマーケティングに関するレポートをお願いします。
【お返事】
>今回の記事についてコメントするつもりはなかったのですが、ひょんなことから>NOVAに通うことになり、今日初めてのレッスンを受け、そこで感じたことを
タイミング良かったですね (笑)
>ているということで、この場合だとスクールのコンセプトよりも、彼らの親の世>代にも認知されているというネームバリューが重要なようです。
ネームバリューが「安心感・品質感」に直結する層は確実に存在します。おもしろいことに、どんな業界でも、20-30%と大体共通しています。
>機会がありましたら、このようなケースにおけるマーケティングに関するレポー>トをお願いします。
了解いたしました。
実は、その回答の大半は、「ターゲットは『金を出す層』」です。
●ペットフードは
金を出す=飼い主
消費する=犬猫
というのは極端にしても、
●ベビーフードは
金を出す=母親
消費する=赤ちゃん
です。ただ、ややこしい構造の業界も少なくありません。例えば、お菓子は「自分で買う」個人消費と母親が子供のために買う「他人消費」がありますが、「あれ買っておいて」と頼まれたり「あの子はあれが好きだから」買う、といった、「希望くみ取り」消費もあります。
また、自動車の場合、
「買うことを決めるのは親父さん」
「車種は子供」
「色はお母さん」
のように、それぞれの分担がある場合もあります。
また、面白いのは、男性化粧品のように
「買うのは男性」
「『あの香が好きなのよね』と暗に銘柄指定をするのは彼女」
というような、目に見えない力が働く業界や商品もあります。
そういう意味では、こういったもののマーケティングは複雑ですが、非常に面白いのです。
<川上さん> 【「やるな」と思いました】
「?????」99.1.28
川上といいます。まぐわーるど http://www.eva.hi-ho.ne.jp/rainbow/ というサイトを主催しています。メールマガジングランプリを紹介していただいて、ありがとうございます。 今回、「C The D」の記事を読んでいて気になった事があったものですから、メールしました。私は1年前からこの広告を東横線で見ていますが、気になったのは、キャッチコピーではなく、むしろ全体のイメージでした。 女性が祈っているような写真は(でしたよね)、これはどこの広告だろう。と思ってしまいました。そして、それが英会話学校のものだとわかると「やるな」と思いました。 それは、英会話が体や心も美しくさせる というイメージを少なくとも持たせたからです。いままでの英会話は、英語が得意な人の写真とか、上手くなった人の写真とか、が多かった中で今回は、英会話独特のイメージを払う意味でも価値があったのかなと私は思っています。 今、電車吊り広告で気になっているのは、「東急アニバーサリービデオ」です。 これは、プロのカメラマンがあなたの自分史をビデオで作ってあげますよ。 っていうもの。 最初は、 お子さんがお父さんの誕生日にそのお父さんの自分史ビデオをプレゼントする。 というコンセプトでした。広告もそんな内容の広告だったと記憶しています。 ところが重大な問題があったのです。「60すぎたお父さんはビデオを取りたがらない」という事なんです。せっかくの子供の好意なのに、はずかしくてビデオをまわされるのを嫌がるらしいのです。受注件数は20件程度だったと聞いています。 でもそのコンセプトを上手く変えてきました。 「孫も生まれたし、ビデオでも作るか」とこんどはお父さんがぼやく広告になったのです。 実に上手いポイントをついて来てると思います。お父さんが嬉しいと思ってくるところを素直についてくるなんて。出たくないなら、作りたいと思わせよう、と。これも何件か受注を受けた中でのアイデアなのだと思いますが、こういうのはすばらしいなと思っています。 *** はなしは変わるのですが、今度、ぜひ私の発行している「噂のめるまが生活の中で「コンサルタント生の本音情報」を紹介したいのです。紹介は次のような感じで考えています。 -- Choice038 --- コンサルタント生の本音情報 --- 街中ウオッチングという印象が強いこのメールマガジンは、コンサルタントはこう感じで情報を集めているのかという気にさせます。街中でちょっとした事が、いろんな情報とつながっていくうちにひとつの理論へと繋がっていく。これはまるでマジックのようでもあります。私たちも日々起きる事を注意しながら生活したい。そんな気にさせるメールマガジンです。 登録は・・・(見本のバックナンバーも下のサイトで見れます) http://www.eva.hi-ho.ne.jp/rainbow/editors/best0038.html このような形で紹介したいと思います。よろしくお願いします。 【お返事】 あ、あの川上さんですか!いつも、お世話になっています。あ、いえ、その、メールマガジン作成でかなり参考にさせていただいたのです。「メールマガジン作成講座」は何回読んだことか。あの講座がなければ、未だに、メールマガジンの作り方を試行錯誤していなければならなかったことを考えると、本当に感謝しています。まぐわーるども楽しく訪問させていただいています。 ------------------------------ >女性が祈っているような写真は(でしたよね)、 はい、そうです。 >が多かった中で今回は、英会話独特のイメージを払う意味でも価値があったのか>なと私は思っています。 同感です。あの広告がインパクトがあったのは、コピーとビジュアルの相乗効果だと、私も思います。もし、「なりたい私になれ」というコピーが、従来のテイストの生徒さんなり、外人教師なり、あるいは、文字ばかりの雑誌のポスターのようなものであったら、あそこまで、期待感が出てきたかどうかはちょっと疑問です。 あの広告、特に女性の優しいビジュアルは「普通の商品なら、当たり前」っぽい、のに、英会話スクールとなると、従来にないもの、というバランスを持っています。違和感を与えずに違和感を演出する。一歩間違えれば、安っぽくなりがちなビジュアルを奇麗にまとめていますよね。かなり力のあるアートディレクターだな、という感じがしました。 ----------------------------- >「東急アニバーサリービデオ」です。 たまに東急線を利用するのですが、気がつきませんでした。 >お父さんが嬉しいと思ってくるところを素直についてくるなんて。>出たくないなら、作りたいと思わせよう、と。 見事だと思います。是非、現物を見てみたいです。コミュニケーションのコンセプトって、やり方によっては、商品そのものが変わってしまいます。カルシウム入りウエアハウスが1つは単なる子供用のお菓子、もう一つは健康食品に生まれ変わってしまうのですから。このビデオ制作もそんなインパクトがあります。 うーん、こういうお話を聞くと、マーケティングやってて良かった、という感じがするから不思議なものです (笑) ----------------------------- >はなしは変わるのですが、今度、ぜひ私の発行している「噂のめるまが生活の>中で「コンサルタント生の本音情報」を紹介したいのです。 お申し出、ありがとうございます。大変、光栄なお話です。是非、お願いしたいと思います。実は、先程、「噂のめるまが生活」の購読登録をしました (笑)お待ちしています。
川上といいます。まぐわーるど
http://www.eva.hi-ho.ne.jp/rainbow/
というサイトを主催しています。メールマガジングランプリを紹介していただいて、ありがとうございます。
今回、「C The D」の記事を読んでいて気になった事があったものですから、メールしました。私は1年前からこの広告を東横線で見ていますが、気になったのは、キャッチコピーではなく、むしろ全体のイメージでした。
女性が祈っているような写真は(でしたよね)、これはどこの広告だろう。と思ってしまいました。そして、それが英会話学校のものだとわかると「やるな」と思いました。
それは、英会話が体や心も美しくさせる というイメージを少なくとも持たせたからです。いままでの英会話は、英語が得意な人の写真とか、上手くなった人の写真とか、が多かった中で今回は、英会話独特のイメージを払う意味でも価値があったのかなと私は思っています。
今、電車吊り広告で気になっているのは、「東急アニバーサリービデオ」です。
っていうもの。
最初は、
というコンセプトでした。広告もそんな内容の広告だったと記憶しています。
ところが重大な問題があったのです。「60すぎたお父さんはビデオを取りたがらない」という事なんです。せっかくの子供の好意なのに、はずかしくてビデオをまわされるのを嫌がるらしいのです。受注件数は20件程度だったと聞いています。
でもそのコンセプトを上手く変えてきました。
実に上手いポイントをついて来てると思います。お父さんが嬉しいと思ってくるところを素直についてくるなんて。出たくないなら、作りたいと思わせよう、と。これも何件か受注を受けた中でのアイデアなのだと思いますが、こういうのはすばらしいなと思っています。
***
はなしは変わるのですが、今度、ぜひ私の発行している「噂のめるまが生活の中で「コンサルタント生の本音情報」を紹介したいのです。紹介は次のような感じで考えています。
-- Choice038 --- コンサルタント生の本音情報 ---
街中ウオッチングという印象が強いこのメールマガジンは、コンサルタントはこう感じで情報を集めているのかという気にさせます。街中でちょっとした事が、いろんな情報とつながっていくうちにひとつの理論へと繋がっていく。これはまるでマジックのようでもあります。私たちも日々起きる事を注意しながら生活したい。そんな気にさせるメールマガジンです。
登録は・・・(見本のバックナンバーも下のサイトで見れます)
http://www.eva.hi-ho.ne.jp/rainbow/editors/best0038.html
このような形で紹介したいと思います。よろしくお願いします。
あ、あの川上さんですか!いつも、お世話になっています。あ、いえ、その、メールマガジン作成でかなり参考にさせていただいたのです。「メールマガジン作成講座」は何回読んだことか。あの講座がなければ、未だに、メールマガジンの作り方を試行錯誤していなければならなかったことを考えると、本当に感謝しています。まぐわーるども楽しく訪問させていただいています。
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>女性が祈っているような写真は(でしたよね)、
はい、そうです。
>が多かった中で今回は、英会話独特のイメージを払う意味でも価値があったのか>なと私は思っています。
同感です。あの広告がインパクトがあったのは、コピーとビジュアルの相乗効果だと、私も思います。もし、「なりたい私になれ」というコピーが、従来のテイストの生徒さんなり、外人教師なり、あるいは、文字ばかりの雑誌のポスターのようなものであったら、あそこまで、期待感が出てきたかどうかはちょっと疑問です。
あの広告、特に女性の優しいビジュアルは「普通の商品なら、当たり前」っぽい、のに、英会話スクールとなると、従来にないもの、というバランスを持っています。違和感を与えずに違和感を演出する。一歩間違えれば、安っぽくなりがちなビジュアルを奇麗にまとめていますよね。かなり力のあるアートディレクターだな、という感じがしました。
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>「東急アニバーサリービデオ」です。
たまに東急線を利用するのですが、気がつきませんでした。
>お父さんが嬉しいと思ってくるところを素直についてくるなんて。>出たくないなら、作りたいと思わせよう、と。
見事だと思います。是非、現物を見てみたいです。コミュニケーションのコンセプトって、やり方によっては、商品そのものが変わってしまいます。カルシウム入りウエアハウスが1つは単なる子供用のお菓子、もう一つは健康食品に生まれ変わってしまうのですから。このビデオ制作もそんなインパクトがあります。
うーん、こういうお話を聞くと、マーケティングやってて良かった、という感じがするから不思議なものです (笑)
>はなしは変わるのですが、今度、ぜひ私の発行している「噂のめるまが生活の>中で「コンサルタント生の本音情報」を紹介したいのです。
お申し出、ありがとうございます。大変、光栄なお話です。是非、お願いしたいと思います。実は、先程、「噂のめるまが生活」の購読登録をしました (笑)お待ちしています。
<境さん> 【なんで「内的な価値観」がこんなにも論理的に解るんですか?】
「ややおもしろい」99.1.28
私は毎年、年末から今の時期にかけて考える事があります。それは恥ずかしくない字を書けるようになりたいと言う事です。きっかけは年賀状です。年賀状を書く時に前年送られた年賀状を見て、自分が書いた字と比べるとうんざりしてしまいます。そして年が明けてもらった年賀状をみると、来年こそこんな字が書きたいと真剣に思います。字を書く事は日常の行為なので自分の書いた字には得意別な注意は払っていませんが、年賀状や冠婚葬祭などの署名で人と自分の字をならべると自分の書く字は恥ずかしいと強烈に感じます。 今年こそは習字を習おう。近くに習字でも教えてもらえるところがないだろうかと考えていた時、日本書道協会とか言うのが通信講座の新聞折り込みやテレビCMで盛んにPRしていて、その中で「年賀状や結婚式での署名を上手に書きたい人」と私に訴えかけていました。私みたいな人はけっこういるんだろうなと思いました。通信で字を習いたいとは思いませんでしたが。 >例えば、現在ECC等が「新発売」している「目的別コース」も立派なベネ>フィットです。 そんなわけでECCスクールのように技術的目的を企業から具体的に示してくれると言うのはとても訴えかけられる物があると思います。習字の場合のように普段は何となくしか思っていなくても、他人と自分との差異を感じる時に目的が見えてきて、それを第三者が与えてくれる。こんな商品を提供できる事によってその企業の存在価値があるんでしょうね。当りまえかも知れませんけど。 >若い女性のコミュニケーションというテーマを見ながら、同時に内的な価値観>を探る、という作業を行ってみます。 若い女性のコミュニケーションがテーマとなると、記事としては面白いし、なるほどとは思いましたが、残念ながら34歳妻子ありの身では自分に置き換えながら考えるにはチョットかなという気もしました。でも実際に若い女性にこの話をしたら「うん、うん」と結構共感していましけど。 だいたいなんで「内的な価値観」がこんなにも論理的に解るんですか?解らない私の修行が足りないからでしょうか。この辺は読者の声での反響が楽しみです。 >ひとつが、「消極(受動)派」です。>数の上で圧倒的に主流派です。 女性の場合なら他人との関係を使って、自分を変えようとする人が主流派なのかもしれませんが、私が20代のころは自分も含めて時間が解決するだろう派が主流だったような気がします。今現在でもそんなに前向きな人は表立っていないと思います。もちろん将来のビジョンなり意識をもって生きている人もいますが、自分を探した上で「なりたい自分になろう」と行動を起こす人は圧倒的に少ないのではないのでしょうか。この点では地域性などの影響もあることかとは思いますが、少なくとも私の地元(富山)ではCtheDがあったとしても若い男が押し寄せるとはとても思えません。 すいません。少しズレて来たようなのでここで止めておきますが、もし機会があるようでしたら似たようなケースで男たちの内的な価値観も探って頂ければ思います。 【お返事】 >そんなわけでECCスクールのように技術的目的を企業から具体的に示してくれ>ると言うのはとても訴えかけられる物があると思います。 商品コンセプトの基本は問題解決です。ある不満がある、それを解消するための補助として商品を位置づける。電化製品は家事が重労働だということの解決、飲料はのどが渇いたという問題の解決、といった具合です。花王などの商品開発は、消費者の苦情データベースから発想をするというくらい、徹底しています。 さて、この「問題点」というものですが、一発型と、継続型があります。一発型は、何かの拍子にふと「あっ、自分はこういう問題があったんだ」と気がつく問題 (=ニーズ) です。きっかけが必要です。継続型は、常々思っていることです。人によって、同じものでも継続型と一発型に分かれる場合があります。例えば、境さんのように字のうまさを常時感じている人と、あるきっかけでないと思い出さない人です。 そして、これは、環境によっても変わります。例えば、ワープロやパソコンがまだ普及していない頃は、仕事全てが手書きですから、常時自分の字を見なければならない。しかし、ワープロ時代では、年賀状や結婚式の受付時程度しか、気がつかない、というわけです。 もちろん、人間、良くしたもので、常時気がつかなければならない非ワープロ時代では、いつも嫌な自分の字を見ているので、「慣れてしまう」という現象が起きます。ですから、結果的にきっかけはその時でも年賀状だったりするのですが。 ECC スクールはどちらかというと、一発型の傾向があります。そして、CtheDは継続型。どちらが良い悪いというのではありません。ただ、ECCのような、メジャーな企業とCtheDのような、下位の企業とでは同じコトをやっても、波及効果が変わるということです。 そして、もうひとつ。目的別コースは、ベネフィットの中でも「機能的ベネフィット」という範疇で、より規格に近いベネフィットです。「なりたい私になれ」は心理的ベネフィットといって、規格から完全に独立したベネフィットです。英会話市場の流れを考えると、目的別コースのインパクトでは、知名度のないCtheDではもたない、という点が大きいといえます。 ------------------------------ >だいたいなんで「内的な価値観」がこんなにも論理的に解るんですか? すみません・・って、何だか叱られているような気が (笑) えっと、それは私が男性だからです (笑)いや、笑い事ではありませんでしたね。でも、それが本当の答えです。「自分は男だ。だから、女性の人間としての気持ちは分かるけれど、女性の女性としての気持ちは分からないんだ」という、徹底した気持ちがあったからです。 その発端は、以前いたメーカーの商品開発部にいた時のことです。女性向けのブランドを作ることになったのですが、ターゲットの価値観や心理を徹底的に追いかけたのです。プロジェクトが進むにつれて、デザイナーや広告のクリエイター達は「森さんはもう、充分ターゲットを理解している。なのに、なぜ、女性の意見にこだわるんですか」と言われたくらい、逐一、ターゲットの女性にチェックしていました。実際、彼ら男性のクリエイター達が言っていることと、かなり違う意見が出たことも多くあります。 同性ならば、「オレはこうだった」という部分があって、それに寄り掛かって確認しないことも、異性だからどんな小さなことも「妥協」しなかったのです。で、彼女たちターゲットを理解するには身体では理解できないわけですから、論理的に構築し直して自分の中にストックする。論理性という観点から言えば、自分を意識して見つめた経験のない女性よりも、論理的に指摘できます。それは、私が論理的にしか彼女たちを理解できないからです。 加えて言えば、プロジェクトの中でターゲットが男性のものはあまり多くありません。その経験則もかなり大きな要因を占めています。 ------------------------------ >が、少なくとも私の地元(富山)ではCtheDがあったとしても若い男が押し寄せ>るとはとても思えません。 同感です。CtheDはそういう意味では、若い男性をターゲットにするのを辞めた、という感じがします。若い女性が集まるところには、男性は集まりますが、その逆はほとんどないのが実状です。従って、若い女性だけにターゲットを絞ったのは、効率的観点から言うと正解だったと思います。 >るようでしたら似たようなケースで男たちの内的な価値観も探って頂ければ思い 了解いたしました。上に上げたように、男性を扱う方が私にとっては難しい作業かも知れませんが (笑)
私は毎年、年末から今の時期にかけて考える事があります。それは恥ずかしくない字を書けるようになりたいと言う事です。きっかけは年賀状です。年賀状を書く時に前年送られた年賀状を見て、自分が書いた字と比べるとうんざりしてしまいます。そして年が明けてもらった年賀状をみると、来年こそこんな字が書きたいと真剣に思います。字を書く事は日常の行為なので自分の書いた字には得意別な注意は払っていませんが、年賀状や冠婚葬祭などの署名で人と自分の字をならべると自分の書く字は恥ずかしいと強烈に感じます。
今年こそは習字を習おう。近くに習字でも教えてもらえるところがないだろうかと考えていた時、日本書道協会とか言うのが通信講座の新聞折り込みやテレビCMで盛んにPRしていて、その中で「年賀状や結婚式での署名を上手に書きたい人」と私に訴えかけていました。私みたいな人はけっこういるんだろうなと思いました。通信で字を習いたいとは思いませんでしたが。
>例えば、現在ECC等が「新発売」している「目的別コース」も立派なベネ>フィットです。
そんなわけでECCスクールのように技術的目的を企業から具体的に示してくれると言うのはとても訴えかけられる物があると思います。習字の場合のように普段は何となくしか思っていなくても、他人と自分との差異を感じる時に目的が見えてきて、それを第三者が与えてくれる。こんな商品を提供できる事によってその企業の存在価値があるんでしょうね。当りまえかも知れませんけど。
>若い女性のコミュニケーションというテーマを見ながら、同時に内的な価値観>を探る、という作業を行ってみます。
若い女性のコミュニケーションがテーマとなると、記事としては面白いし、なるほどとは思いましたが、残念ながら34歳妻子ありの身では自分に置き換えながら考えるにはチョットかなという気もしました。でも実際に若い女性にこの話をしたら「うん、うん」と結構共感していましけど。
だいたいなんで「内的な価値観」がこんなにも論理的に解るんですか?解らない私の修行が足りないからでしょうか。この辺は読者の声での反響が楽しみです。
>ひとつが、「消極(受動)派」です。>数の上で圧倒的に主流派です。
女性の場合なら他人との関係を使って、自分を変えようとする人が主流派なのかもしれませんが、私が20代のころは自分も含めて時間が解決するだろう派が主流だったような気がします。今現在でもそんなに前向きな人は表立っていないと思います。もちろん将来のビジョンなり意識をもって生きている人もいますが、自分を探した上で「なりたい自分になろう」と行動を起こす人は圧倒的に少ないのではないのでしょうか。この点では地域性などの影響もあることかとは思いますが、少なくとも私の地元(富山)ではCtheDがあったとしても若い男が押し寄せるとはとても思えません。
すいません。少しズレて来たようなのでここで止めておきますが、もし機会があるようでしたら似たようなケースで男たちの内的な価値観も探って頂ければ思います。
>そんなわけでECCスクールのように技術的目的を企業から具体的に示してくれ>ると言うのはとても訴えかけられる物があると思います。
商品コンセプトの基本は問題解決です。ある不満がある、それを解消するための補助として商品を位置づける。電化製品は家事が重労働だということの解決、飲料はのどが渇いたという問題の解決、といった具合です。花王などの商品開発は、消費者の苦情データベースから発想をするというくらい、徹底しています。
さて、この「問題点」というものですが、一発型と、継続型があります。一発型は、何かの拍子にふと「あっ、自分はこういう問題があったんだ」と気がつく問題 (=ニーズ) です。きっかけが必要です。継続型は、常々思っていることです。人によって、同じものでも継続型と一発型に分かれる場合があります。例えば、境さんのように字のうまさを常時感じている人と、あるきっかけでないと思い出さない人です。
そして、これは、環境によっても変わります。例えば、ワープロやパソコンがまだ普及していない頃は、仕事全てが手書きですから、常時自分の字を見なければならない。しかし、ワープロ時代では、年賀状や結婚式の受付時程度しか、気がつかない、というわけです。
もちろん、人間、良くしたもので、常時気がつかなければならない非ワープロ時代では、いつも嫌な自分の字を見ているので、「慣れてしまう」という現象が起きます。ですから、結果的にきっかけはその時でも年賀状だったりするのですが。
ECC スクールはどちらかというと、一発型の傾向があります。そして、CtheDは継続型。どちらが良い悪いというのではありません。ただ、ECCのような、メジャーな企業とCtheDのような、下位の企業とでは同じコトをやっても、波及効果が変わるということです。
そして、もうひとつ。目的別コースは、ベネフィットの中でも「機能的ベネフィット」という範疇で、より規格に近いベネフィットです。「なりたい私になれ」は心理的ベネフィットといって、規格から完全に独立したベネフィットです。英会話市場の流れを考えると、目的別コースのインパクトでは、知名度のないCtheDではもたない、という点が大きいといえます。
>だいたいなんで「内的な価値観」がこんなにも論理的に解るんですか?
すみません・・って、何だか叱られているような気が (笑)
えっと、それは私が男性だからです (笑)いや、笑い事ではありませんでしたね。でも、それが本当の答えです。「自分は男だ。だから、女性の人間としての気持ちは分かるけれど、女性の女性としての気持ちは分からないんだ」という、徹底した気持ちがあったからです。
その発端は、以前いたメーカーの商品開発部にいた時のことです。女性向けのブランドを作ることになったのですが、ターゲットの価値観や心理を徹底的に追いかけたのです。プロジェクトが進むにつれて、デザイナーや広告のクリエイター達は「森さんはもう、充分ターゲットを理解している。なのに、なぜ、女性の意見にこだわるんですか」と言われたくらい、逐一、ターゲットの女性にチェックしていました。実際、彼ら男性のクリエイター達が言っていることと、かなり違う意見が出たことも多くあります。
同性ならば、「オレはこうだった」という部分があって、それに寄り掛かって確認しないことも、異性だからどんな小さなことも「妥協」しなかったのです。で、彼女たちターゲットを理解するには身体では理解できないわけですから、論理的に構築し直して自分の中にストックする。論理性という観点から言えば、自分を意識して見つめた経験のない女性よりも、論理的に指摘できます。それは、私が論理的にしか彼女たちを理解できないからです。
加えて言えば、プロジェクトの中でターゲットが男性のものはあまり多くありません。その経験則もかなり大きな要因を占めています。
>が、少なくとも私の地元(富山)ではCtheDがあったとしても若い男が押し寄せ>るとはとても思えません。
同感です。CtheDはそういう意味では、若い男性をターゲットにするのを辞めた、という感じがします。若い女性が集まるところには、男性は集まりますが、その逆はほとんどないのが実状です。従って、若い女性だけにターゲットを絞ったのは、効率的観点から言うと正解だったと思います。
>るようでしたら似たようなケースで男たちの内的な価値観も探って頂ければ思い
了解いたしました。上に上げたように、男性を扱う方が私にとっては難しい作業かも知れませんが (笑)
<Nobさん> 【旭化成の CM、どう思いますか】
「かなりおもしろい」99.1.24
今回の記事を読んでから、CM、ポスター等を注意深く見ています。 > 「規格」→「ベネフィット」→「エッセンス」 何を売りとしているのか、どんな広報戦略をしているのかを考えながら、見るようにしています。でも、なかなか難しいですよね。 ちょっと、話はずれると思いますが、この間友人達とすきなCM、嫌いなCMの話題になりました。私は今CMの中で一番嫌いなものが、旭化成のCMです。“化”を“イヒ”とイメージさせる、あのCMです。あれでいったい何を伝えたいのかが、まったくわかりません。“イヒ”という響きは笑い声の中でもかなり馬鹿そうな響きがあります。それをイメージさせてどうしたいというのかが、まったく分かりません。 今では、あのCMを見ると頭に来ます。しかし、友人は“化”を“イヒ”となることを思い付いたのが、凄いと言っていました。人の捉え方はいろいろですが、まんまと旭化成のCMは嫌いとは言え、私の中にも、誉めていた彼の中にも残っています。これで、企業CMは成功なのでしょうか。 印象を良くしたり、イメージを良くしたり、少なくともこんな会社ですといったイメージを植え付けるものだと思うのですが、森さんはあのCMをどのようにお思いですか?私はあのCMは失敗だと思っています。少なくとも、旭化成の広報担当は馬鹿だと思っています。私だけかも知れませんが、こう思わせる企業CMって、どうなんでしょう。また、訳の分からないことを書いてしまったかと思いますが、お時間があれば、お応え下さい。 でも、改めて森さんの凄さを痛感しました。 > いつかこういったアプローチをする英会話スクールが> 出現するだろうと思っていたからです。 経験則だけで、このようなアプローチをすれば、勝負に勝てるということが分かってしまうなんて、凄いです。みんな森さんに依頼すれば良いのに、なんて思ってしまいました。まだまだ、こうすればもっと繁栄する業界、企業が森さんの中にはあるのでしょうね。きっと、企業秘密なのでしょうが、聞いてみたいと思っているのは私だけじゃないと思います。 でも、改めて凄さを感じて、次回以降がまた楽しみになりました。これからも、驚かされるような記事をお願いします。 【お返事】 >今回の記事を読んでから、CM、ポスター等を注意深く>見ています。 ちょっと訓練すればすぐですよ。大丈夫。ただ、広告だけではしんどい部分もあります。というのは、広告は、そういったものをきちんと把握して作っているとは限らないからです。で、「規格」→「ベネフィット」→「エッセンス」がきちんとしない広告戦略をしている商品は、ヒットしないものが多いです。 --------------------------------- >中にも残っています。これで、企業CMは成功なのでしょうか。 いえ、失敗です (キッパリ)これがまた、困ったもので、ああいったものを成功とする企業やクリエイターが多いのです。さすがにバブル時代の頃ほどではありませんが。確かに、広告戦略の第1歩は「知名」つまり記憶させることです。ですから、Nobさんのように「嫌いでも、記憶させること」だけを考えるなら大成功です。ましてや、広告は1日に何100種類も流れます。その中で目を引くだけでも大変なことですから、「えっ、そんなのあったっけ」という広告より「マシ」と考える企業がいても不思議ではありません。 でも、「こんな広告ならやらない方がマシ」が正解です。というのも、広告戦略の第2番目のステップが「理解」そして「好意」だからです。「旭化成ってどんな会社?」と聞かれて「イヒ」じゃ、ものは売れません。「広告をしている大企業」という事実はありますが、これは、「イヒ」ではなくても良いわけです。ましてや、「好意」が獲得できなければ話になりません。次に「購入意向」「トライアル」と続いて初めて商品が売れるわけですから。 ただ、こういった誤解が生まれるのも、「話題になってしまえば売れる」商品があったりするからです。でも、これは、「知名」があったから、というだけです。つまり、知名さえあれば、とりあえず売れる低価格で品質に差がないと思っている飲料や、他の競合が広告をしておらず、価格が安いので手を出しやすい禁煙パイポとかピップエレキバンなどの商品に限っての話です。しかも、これは、一時期のカンフル剤としての効果であって、長期的な観点から見ると「話題が薄れてしまえば、おしまい」という刹那的な方法です。決して、広告費用に見合った戦略ではありません。 ましてや悪感情を抱かせる広告は、広告ではありません。 ----------------------------------- >経験則だけで、このようなアプローチをすれば、勝負に>勝てるということが分かってしまうなんて、凄いです。 ありがとうございます。コンサルタントって、決して安くはない費用を頂いていますし、その中でも私の単価は高めなので、それだけの質がないと誰も仕事を依頼してくれません。おかげさまで、時にはお仕事を断らなければならない状態ですので、ありがたいと思っています。 >しまいました。まだまだ、こうすればもっと繁栄する業界、>企業が森さんの中にはあるのでしょうね。 はい、たくさんあります (笑)
今回の記事を読んでから、CM、ポスター等を注意深く見ています。
> 「規格」→「ベネフィット」→「エッセンス」
何を売りとしているのか、どんな広報戦略をしているのかを考えながら、見るようにしています。でも、なかなか難しいですよね。
ちょっと、話はずれると思いますが、この間友人達とすきなCM、嫌いなCMの話題になりました。私は今CMの中で一番嫌いなものが、旭化成のCMです。“化”を“イヒ”とイメージさせる、あのCMです。あれでいったい何を伝えたいのかが、まったくわかりません。“イヒ”という響きは笑い声の中でもかなり馬鹿そうな響きがあります。それをイメージさせてどうしたいというのかが、まったく分かりません。
今では、あのCMを見ると頭に来ます。しかし、友人は“化”を“イヒ”となることを思い付いたのが、凄いと言っていました。人の捉え方はいろいろですが、まんまと旭化成のCMは嫌いとは言え、私の中にも、誉めていた彼の中にも残っています。これで、企業CMは成功なのでしょうか。
印象を良くしたり、イメージを良くしたり、少なくともこんな会社ですといったイメージを植え付けるものだと思うのですが、森さんはあのCMをどのようにお思いですか?私はあのCMは失敗だと思っています。少なくとも、旭化成の広報担当は馬鹿だと思っています。私だけかも知れませんが、こう思わせる企業CMって、どうなんでしょう。また、訳の分からないことを書いてしまったかと思いますが、お時間があれば、お応え下さい。
でも、改めて森さんの凄さを痛感しました。
> いつかこういったアプローチをする英会話スクールが> 出現するだろうと思っていたからです。
経験則だけで、このようなアプローチをすれば、勝負に勝てるということが分かってしまうなんて、凄いです。みんな森さんに依頼すれば良いのに、なんて思ってしまいました。まだまだ、こうすればもっと繁栄する業界、企業が森さんの中にはあるのでしょうね。きっと、企業秘密なのでしょうが、聞いてみたいと思っているのは私だけじゃないと思います。
でも、改めて凄さを感じて、次回以降がまた楽しみになりました。これからも、驚かされるような記事をお願いします。
>今回の記事を読んでから、CM、ポスター等を注意深く>見ています。
ちょっと訓練すればすぐですよ。大丈夫。ただ、広告だけではしんどい部分もあります。というのは、広告は、そういったものをきちんと把握して作っているとは限らないからです。で、「規格」→「ベネフィット」→「エッセンス」がきちんとしない広告戦略をしている商品は、ヒットしないものが多いです。
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>中にも残っています。これで、企業CMは成功なのでしょうか。
いえ、失敗です (キッパリ)これがまた、困ったもので、ああいったものを成功とする企業やクリエイターが多いのです。さすがにバブル時代の頃ほどではありませんが。確かに、広告戦略の第1歩は「知名」つまり記憶させることです。ですから、Nobさんのように「嫌いでも、記憶させること」だけを考えるなら大成功です。ましてや、広告は1日に何100種類も流れます。その中で目を引くだけでも大変なことですから、「えっ、そんなのあったっけ」という広告より「マシ」と考える企業がいても不思議ではありません。
でも、「こんな広告ならやらない方がマシ」が正解です。というのも、広告戦略の第2番目のステップが「理解」そして「好意」だからです。「旭化成ってどんな会社?」と聞かれて「イヒ」じゃ、ものは売れません。「広告をしている大企業」という事実はありますが、これは、「イヒ」ではなくても良いわけです。ましてや、「好意」が獲得できなければ話になりません。次に「購入意向」「トライアル」と続いて初めて商品が売れるわけですから。
ただ、こういった誤解が生まれるのも、「話題になってしまえば売れる」商品があったりするからです。でも、これは、「知名」があったから、というだけです。つまり、知名さえあれば、とりあえず売れる低価格で品質に差がないと思っている飲料や、他の競合が広告をしておらず、価格が安いので手を出しやすい禁煙パイポとかピップエレキバンなどの商品に限っての話です。しかも、これは、一時期のカンフル剤としての効果であって、長期的な観点から見ると「話題が薄れてしまえば、おしまい」という刹那的な方法です。決して、広告費用に見合った戦略ではありません。
ましてや悪感情を抱かせる広告は、広告ではありません。
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>経験則だけで、このようなアプローチをすれば、勝負に>勝てるということが分かってしまうなんて、凄いです。
ありがとうございます。コンサルタントって、決して安くはない費用を頂いていますし、その中でも私の単価は高めなので、それだけの質がないと誰も仕事を依頼してくれません。おかげさまで、時にはお仕事を断らなければならない状態ですので、ありがたいと思っています。
>しまいました。まだまだ、こうすればもっと繁栄する業界、>企業が森さんの中にはあるのでしょうね。
はい、たくさんあります (笑)
<増田さん> 【たいへん興味深く読ませていただきました】
「かなりおもしろい」99.1.20
たいへん興味深く読ませていただきました。ありがとうございます。 【お返事】 今回の記事はテーマが身近でなかったせいもあってか、読者の方々の反応は今一つでした。次回はちょっとカンフル剤を打ちたいと思いますので、ご期待下さい (笑)
たいへん興味深く読ませていただきました。ありがとうございます。
今回の記事はテーマが身近でなかったせいもあってか、読者の方々の反応は今一つでした。次回はちょっとカンフル剤を打ちたいと思いますので、ご期待下さい (笑)
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