さて【学園祭のヤキソバ屋台奮闘記】本当に掲載されたんですね。
もう掲載されのかなと思っていたのでびっくりしました。
読者のみなさんはこのことについてどんなコメントがくるのでしょうか?
楽しみのような不安な心境です。
>ただ、最終的に代表のアドバイスが成功要因だったかどうかが、わからなくなっ
>てしまいましたが、ご愛敬、ということで、ご容赦下さい。
これは完全に森様のご指導のおかげです。
ただ単に価格を上げただけで去年以上売れるわけありません。
森様のアドバイスに従い販売方法や広告したから黒字になったと思っています。
ただ去年の価格は間違っていたということです。去年はただ焼きそばを作っていたというだけで何も考えていませんでした。だから商品について自信もなく自分に負けていたと言うところもあったと思います。またもっとおいしくしようとか差別化しようというのがまだ考えていなくて、去年の焼きそばは完全競争下にあり、そのため立地が悪い我がサークルは価格で競争するしかありませんでした。
これはトップシェアの所がとる戦略ですよね。私達みたいところがそんな戦略を採っても黒字になるだけの売り上げはとうてい無理でした。
ごめんなさい不安にさせてしまいまして、もう少し早くレスすればよかったです。
「お昼以外の売り上げが少ない」「女性のお客様が少ない」は森様の意見を聞いてハッとしました。確かに僕の何の根拠もない決めつけでしかないですね。
これはこれからの課題ですね。僕が思いつくのは、お昼以外特に朝の売り上げを上げるために、例えばマックみたいに朝だけの特別なメニューを作ったり、ラーメン屋さんがよくやっているランチタイムはライス食べ放題というようなサービスです。
そして女性客に来てもらうにはまず店の雰囲気を変えないといけないと思う。
ただ殺伐とした雰囲気の中でもてない男たちが威勢を良くしてもあまり女性客には受けないのかもしれません。最近行ったラーメン屋さんでそこは木目調の内装でちょっと見た目はレストランみたいな雰囲気で注文は自動販売機でチケットを買ってそれをコの字型のカウンターで渡す方法で吉野屋と同じカウンター席しかないのにも関わらず、女性客やカップルの人などいつも大勢のお客さんが来ています。
決して威勢がいいわけではないのです。ラーメンはとてもおいしかったのですが、僕が想像しているラーメンやと違っていて、なぜこんなにお客さんが来ているのか不思議でいます。きっとここに来ているお客さんは、おいしい物は食べたいが、あまり威勢が良く騒がしい店ではなく最小限の店員とのコミュニケーションで自分のペースで落ち着いて食事がしたいのだと思います。このようには行かないとしてももう少し店のイメージを良くしないといけないと思う。
また最近は女性用の赤い下着が売れていると聞きます。どうしてかというと赤い下着を着て新年を迎えると幸せになれると言う噂があるからです。このようにして売ることをストーリーマーケティングって言うのでしたっけ?このような噂があることでいままで買わなかった人が買うようになったりするみたいで、これを取り込んでえんやのヤキソバを食べると恋人ができるといった噂を流すといいのかもしれません。しかしこの戦略は時間がかかるのが欠点で、赤い下着の件にしても3年ぐらい前からはじめて徐々に広がったようです。
また先日いろいろなサークルが集まって忘年会を兼ねた交流会があったのですが、そこで分かったことはまだ我々のサークルを知らない人達がいるということでした僕達のサークルは歴史はあるのですが、部員数は少なく100以上部員がいるサークルと比べたら取るに足らないサークルなのでしょう。だから知名度アップのための開店大売り出しみたいなことも必要なのかもしれません。
また全体として、いまの味を落とさない。いつ行っても買えるようにしておく(機会ロスを出さないようにする)。清潔に保つ(今回は調理社はエプロンを付けさせ、店内禁煙にしました)これを徹底させ続けていくことがストアロイアリティを高め、結果的には女性客の増加につながるかもしれないと考えているのですがどうでしょうか?
ホントに今年は大変お世話になりました。ヤキソバの件と農業問題研究会のHP紹介していたいただいたことまた本もいただいて、ほんと感謝感謝です。
ほんとうにありがとうございました。
森様にはmailにて年賀状を出さなければと思ったりもしたのですが「私はこう見る」の400人を越える読者から一斉にmailが来るとサーバーがダウンしてしまうかもしれませんし、森様もお正月まで会社にはいらっしゃらないと思いますのでこのメールを年賀状の代わりとさせてください。
「読者の声」全文掲載版を読んでて思うのですが、最近読者参加型のメールマガジンがどんどんなくなっている中こんなにたくさんの読者の方々が感想を書いているってすごいと思います。僕もみどりさんのように「反応だけはけっこう早い」としたのですが、それは無理かもしれませんが、これからもちょくちょくメールを出そうと思いますので、これから(来年)もよろしくお願いします。
ps.みどりさんってきっと有名大学に行っているのでしょうね。僕の所には1〜2通ぐらいしかDMは来ていません。
それではよいお年を
【お返事】
>さて【学園祭のヤキソバ屋台奮闘記】本当に掲載されたんですね。
>もう掲載されのかなと思っていたのでびっくりしました。
ごめんなさい。
12月7日の掲載予定だったのですが、あの号は記事が無茶苦茶多く、1回ずらさせていただきました。せっかく、急いでデータを頂いたのにごめんなさい。また、死ぬような忙しさが襲ってきた時期でしたので、ご連絡が遅れて、本当に申し訳ありませんでした。
その代わり (?) といっては何ですが、独立したタイトルで掲載させていただきました。
>森様のアドバイスに従い販売方法や広告したから黒字になったと思っています。
ありがとうございます。
もし、誤解があれば、と思い、ちょっとお話しをします。
私が気を悪くしているなどとは思わないで頂けるとありがたいです。
あの一文は、アップするギリギリに、編集担当の中野から
「森さん、あの記事なんですが、全部読むと結果的に森さんのアドバイスが効果があったのかどうかが、わからない表現になっているんです。どうしましょうか」 |
という相談があり、
「ありゃ、そういえばそうだよね。ちょっと、このままじゃまずいからお断りだけ入れておこうか」 |
という、軽い会話の中で急遽入れたものなのです。
ですから、どちらかというと読者の方へ不信感などを与えないように、事前にお断りした、という配慮の一節でした。
もし、えんやさんが気分を悪くされたら、謝ります。
とはいうものの、今回頂いた情報はあの記事の続きのような補足情報なので、大変参考になります。ありがとうございました。
----------------------------------------
>これはトップシェアの所がとる戦略ですよね。私達みたいところがそんな戦略を
>採っても黒字になるだけの売り上げはとうてい無理でした。
そのとおりだと思います。
えんやさんがおっしゃっていたモスとマックのようなものですよね。
>そして女性客に来てもらうにはまず店の雰囲気を変えないといけないと思う。
えんやさんのラーメン屋さんの観察は正しいと思います。
女性客を引きつけるポイントは雰囲気です。
ただ、「何の」雰囲気かというのは極めて大事です。
>まり威勢が良く騒がしい店ではなく最小限の店員とのコミュニケーションで自分の
>ペースで落ち着いて食事がしたいのだと思います。
つまり、「自分のペースで食事がしたい」というのは大正解ですが、それを阻害する要因は必ずしも「威勢を良くしてはいけない」ということと直結しないからです。
例えば、記事にも書きましたが、女性が牛丼屋に行きにくい一つの要因は「注視される」ということです。男性でも、妙に注視されると居心地が悪くなるのは当たり前です。女性であるか故に、好奇の目で見られるのは「自分のペース」で食事ができません。
でも、威勢が良いすし屋に女性客がいないか、というと全然そんなことはありませんよね。ただ、カウンターの女性客の目の前で「ガンガン」やられると、「自分のペース」というより「うるさい」という感覚がつきまといます。
だから、「やる事」というより「やり方」が女性客をつかむ一つのポイントだと思います。
----------------------------------------
>ることをストーリーマーケティングって言うのでしたっけ?このような噂があるこ
>とでいままで買わなかった人が買うようになったりするみたいで、
勉強しましたね (笑)
ストーリーマーケティングはひとつの解決方法ではありますが、それ以外にもたくさんやり方はあります。
やりやすいところでは、例えば、ヤキソバのソースを有機栽培の野菜から作ったものにするとか
(ソースなら、原価にはそんなに大きく響きません) どうせならキャベツも有機栽培にしてしまう、といった別な意味での「ストーリー性」を持たせる方法だってあるわけです。ついでに、そのキャベツを作った農家の人の写真入りで「私が自信を持って作ったキャベツです」というパネルを作ってしまうような方法も取れます
(ちなみに、この方法は、人口10万人以上の都会でないと効果はありませんので、参加者のプロフィールをある程度考えてみて下さい)。
----------------------------------------
>クルと比べたら取るに足らないサークルなのでしょう。だから知名度アップのため
>の開店大売り出しみたいなことも必要なのかもしれません。
マーケティングはそういったことにも応用できます。
ただ、知名度をアップすることが優先順位が高いのか、理解度つまりえんやさんの部の活動を紹介することが大事なのかを考える必要があります。
極端に言えば、ドリームキャストで湯川専務の人気が出ても、ドリームキャストの「名前」は売れるかも知れませんが、「プレステと同じでしょ?」と思われてしまえば、お仕舞いです。そこを考える必要はあります。
>せ、店内禁煙にしました)これを徹底させ続けていくことがストアロイアリティを
>高め、結果的には女性客の増加につながるかもしれないと考えているのですがどう
はい。そのとおりです。
ただ、1つだけ考慮しなければならない点があります。
それは、学園祭ですから1年に1回しか買うチャンスがない、ということと、学生が卒業してしまえばチャンスがない、つまり、最大4回しか購入機会がないことを考えなければなりません。
それを素直に考えると、海の家のように「その場で客が入ればいいや」的なぼったくり体質になってしまうのですが、結果的にそのやり方は自分の地位を下げることになります。
業態の特殊性から、長期的な視点でのマーケティングがやりにくい部分があるわけです。もし、そういった形でやるのであれば
(ストアロイアリティをきちんと確立できれば、強みは大きいので、やってみる価値はあります)、クチコミで先輩から語り継がれるような工夫をしなければなりません。
----------------------------------------
>「読者の声」全文掲載版を読んでて思うのですが、最近読者参加型のメールマガジ
>ンがどんどんなくなっている中こんなにたくさんの読者の方々が感想を書いてい
>るってすごいと思います。
本当に感謝しています。
読者の皆さんの反応が私のメールマガジンの原動力です。
えんやさんもそのうちのお一人ですよ。
何といってもコーナーまでできちゃうわけですもの
(笑)。
>したのですが、それは無理かもしれませんが、これからもちょくちょくメールを出
>そうと思いますので、これから(来年)もよろしくお願いします。
どうぞ、どうぞ。大歓迎です。
----------------------------------------
>ps.みどりさんってきっと有名大学に行っているのでしょうね。僕の所には1〜
>2通ぐらいしかDMは来ていません。
どの学校というのは言えませんが、学部なども関係しているのではないでしょうか。
毎年うちの学生バイトを見てきていますから、えんやさんの気持ちは分かります。でも、メールマガジンではないのですから、DM
の数は気にしないでよいのでは?
だって結局、就職できるのは1社ですから
(笑)
来年もよろしくお願いいたします。
良いお年を。