readers' voice

読者の声 : 99.1.8号 (2)

励ましや、おしかりの言葉、ありがとうございます。

他の読者の方々の中にも、同じご意見を持った方がいらっしゃるかも知れません。自分の考えをまとめるための参考になる場合もあります。だから、「読者の声」は大事にしたいと考えています。
原則として、原文を掲載しています。新しい声から順番にご紹介しています。

それぞれの方々へのご意見もお待ちしています。
こちらのフォームで投稿するか、voice2@systrat.co.jp へお送り下さい。

この色は皆さんの声 (お返事付) この色は皆さんへのご意見です
この色は皆さんの声 (お返事なし)

カジュアル・フード文化と女性【牛丼と定食とちょっと菓子】
  98.12.15 掲載

 <yukiさん> 【女の人が一人で吉野屋にいるのはちょっと怖い感じ?】
         「かなりおもしろい」98.12.20

私が吉野屋に初めて行ったのは、大学生になってからで、たいてい男の人が一緒でしたが女友達同士でも、入ることに抵抗はありませんが、嫌がる友人もいます。

私は一人でも入れますが、やはり入りづらいです。
どちらかというと空いてる時間で、4〜5人お客さんがいるという状態が入りやすいです。

社会人になって、男性社員に「女の人が一人で吉野屋にいるのはちょっと怖い感じがする」という意見を聞いてから、一人では入れなくなってしまいました。
男の人はそう思ってる人が多いのでしょうか・・・?

「女性らしく食事をする」という基準が変わってきている、というのは面白いです。
言われてみれば確かにそうですね。
でも、やっぱり吉野屋のような安くて手軽な店で、女性が入りやすい所はまだまだ少ないと思います。増えれば良いな・・・


【お返事】

初めてのお便りですね。どうもありがとうございます。

>が女友達同士でも、入ることに抵抗はありませんが、嫌がる友人もいます。

昔話ですが、これで一度恋人に振られたことがあります (笑)
現在では、「興味津々」「嫌がる」「無関心」「抵抗なし」の4つのグループがいます。
特徴的なのは、「抵抗なし」のグループの比率がどんどん増えてきて、今や半数近くになっている印象すらあります。いつか、きちんとした調査をしてみたい分野です。

>どちらかというと空いてる時間で、4〜5人お客さんがいるという状態が入りやすい
>です。

確かにそうですね。
男性でも、全く人がいないと入りずらい、という人がいるくらいですもの。なじみのない女性ならなおさらでしょう。

>男の人はそう思ってる人が多いのでしょうか・・・?

きちんとした調査ではありませんが、そういう方々は確かに存在します。
でも、かなり保守的な価値観を持った層ですから、yukiさん自身は気にすることはないと思います。
他の読者の方の感想を引用すると、こんな方もいらっしゃいました。

>ドトールコーヒーとかで右のドアから入ってきてサンドイッチとコーヒーを
>ピューっと食べて、風のように左のドアから去っていく、かっこいいお姉さ
>んが増えたような気がする

私個人の意見もそうですが、今までの調査の経験から言うと、女性のかっこよさって「凛としている」のが1つの条件だと思います。だから、気にせず、堂々と食べたいものを食べるのが最もいいのではないでしょうか。

>「女性らしく食事をする」という基準が変わってきている、というのは面白いです。
>言われてみれば確かにそうですね。

はい。「女性らしさ」そのものの価値観の変化、というのが実は背景にあるんですが、また別な角度から記事を書きたいと思っています。

>でも、やっぱり吉野屋のような安くて手軽な店で、女性が入りやすい所はまだまだ少
>ないと思います。増えれば良いな・・・

そうですよね。
それこそ、企業としては大きなチャンスなのに、見逃している。
もったいないことだと思います。
そういう意味では、大戸屋は市場の隙をしっかり突いた格好の見本だと思います。

 <yokuraさん> 【男には、女性って「謎」ですもんね】
          「ややおもしろい」98.12.20

たしかに面白かったです。
でも、久しぶりに「ふ〜ん、そうなんだ」で終わる内容でした。
あまりに、客観的に読めたからかもしれません。
男には、女性って「謎」ですもんね。


【お返事】

>男には、女性って「謎」ですもんね。

はい。「不思議なピーチパイ」です (笑)
実は、配信の最初の頃は読者の方々の反応が遅く、「失敗かな」と思ったのですが、yokuraさんのコメントをきっかけに見てみたら、女性からのコメントがいつもより多いのに気がつきました。

東京ローカルの話題が多かった、という点はもちろん残りますが、新たな記事の方向が見つかりそうです。
きっかけを頂いたyokuraさんに感謝しています。

 <takeさん> 【ちょと長い】
         「ややつまらない」98.12.19

ちょと長い。
つゆだくに関してはなんかのテレビ、ぱぱぱぱふぃーとかスマップのなんとかで誰か(かはらともみ?あいはらななせ?)がやってたのが広まったんだと思いますよ。


【お返事】

ありがとうございます。
低評価の場合、なかなかご意見を頂くことがないので (皆さん、ご意見を送るくらいなら、コメントをしない方を選ぶようです)、大変参考になります。

>なんとかで誰か(かはらともみ?あいはらななせ?)がやってたのが広まったんだと

何人かの方々からご指摘を頂きました。
現在の所華原朋美説と小室ファミリーの樺原ともみ説の2つがありました。

いずれにしても、小室哲也ということになります (笑)

 <藤本さん> 【メールで返信できるアンケートは重宝します】
        「かなりおもしろい」98.12.17

(記事内容についてではありませんが)今回のようにメールで返信できるアンケートは重宝します。メルマガはオフラインで読むことが多いので。


【中野からのお返事】

ありがとうございます。
読者の声・全文掲載版も、そういった声から生まれたものです。
これからも、ご要望、ご意見ありましたら、なんなりとお申し付け下さい。

 <Odaさん> 【3年前にはひとりで入って注文した経験があります】
        「かなりおもしろい」98.12.17

私も牛丼屋に足を踏み入れたのは4−5年前。
3年前にはひとりで入って注文した経験があります。

そうそこは渋谷のプライムの前を入った松屋・・・・。
笑ってしまいました。

最初きっかけは明大に通っていた親友に連れられて。
その後もっと頻繁に行くようになったのは豚肉を食べられないモスレム信仰の当時の彼氏に連れて行かれて・・・・。

時代の申し子的行動ですねー。その後在日不法滞在の外国人はめっきり減りましたが・・・。


【お返事】

>私も牛丼屋に足を踏み入れたのは4−5年前。
>3年前にはひとりで入って注文した経験があります。

odaさんは女性の方ですよね。
では、かなりイノベータですね。
4-5年前はようやくカップルで女性を見かけたくらいのころでしたもの。
「一人で入ろう計画」を練っている女性読者がいらっしゃいました。
odaさんの行動はみなさんに勇気づけてあげられます (笑)

>そうそこは渋谷のプライムの前を入った松屋・・・・。
>笑ってしまいました。

うーん。やはり、あそこは女性イノベータの登竜門なのでしょうか。
確かに、渋谷の牛丼屋となると、他には道玄坂の映画館の手前、メガネ屋のちょっと奥の松屋、センター街を突っ切って、ハンズを背にして100メートルくらい先の吉野屋くらいしかありませんから、センター街の松屋は入りやすさピカイチです。

>最初きっかけは明大に通っていた親友に連れられて。
>その後もっと頻繁に行くようになったのは豚肉を食べられないモスレム信仰の当時の
>彼氏に連れて行かれて・・・・。

あっ、結構行ってらっしゃる (笑)
どこのチェーンがお好みですか?
松屋のファンという女性は結構多いようです。
特に、あそこのカレーはうまい、という・・牛丼屋なんですけどね (笑)
カレギュウ (カレーと牛丼の合いがけ) は今一つ好きにはなれませんでしたが。

>時代の申し子的行動ですねー。その後在日不法滞在の外国人はめっきり減りましたが

やはりodaさんは、イノベータなんです。
素晴らしいです。

 <AKIさん> 【ツユダクは樺原ともみ】
         「?????」98.12.17

まぐまぐで登録して楽しみに,読ませていただいています。
さて,先日の,吉野屋(若い子はヨシギュウと呼ぶ)の話し,大変,面白かったです。
ただ,私の個人的意見ですが,吉野屋でツユダクを流行らせたのは,樺原ともみ(小室の)だと思います。
TVで,ツユダクの話をしているのを何度も見ました。
その彼女に,ツユダクを教えたのが誰か,ということは判りませんが,,,
先駆者というより,普及者といったところでしょうか。

以上,御存じとは思いましたが,,,


【お返事】

>さて,先日の,吉野屋(若い子はヨシギュウと呼ぶ)

そういえばヨシギュウは最近、良く耳にしますね。
最近の吉野屋はビジネスマンにターゲットを絞ったせいか、味が薄くなったので私はほとんど行かなくなってしまいました。一度、久しぶりに行ったのですが、やはりそのままでは食べられず、しょうゆをわざわざかけて食べたことがあります。でも、味のバランスがめちゃくちゃになってしまい、悲しくなって半分も食べないうちに出てしまいました (笑)
今では、松屋か神戸ランプ亭がメインです。

あっ、店を見つければ、必ず牛ゆうチェーンのスタミナランチにしますけど。
(半分がショウガ焼、半分がカレーというとんでもない見かけですが、抜群においしくて、ボリュームが凄いんです、これが。大盛なんて頼んだら死にます (笑))

>ツユダクを流行らせたのは,樺原ともみ(小室の)
>だと思います。

知りませんでした。本当にありがとうございました。
実は同様のご指摘が数通ありました。
華原朋美説の方が2通、AKIさんの小室ファミリーの樺原ともみ説が1通です。

どちらが合っているというのではなく、恐らく両方でしょう。
つまり、つゆだくを流行らせたのは、小室哲也ということになります (笑)

いずれにしても、私の説はこれで修正されました。
本当にありがとうございました。

 <Fujitaniさん> 【つゆだくはミュージックステーションでの華原朋美】
           「かなりおもしろい」98.12.16

いつも楽しく拝見させていただいています。
”つゆだく”についてなのですが、メディアではじめてでてきたのは、華原朋美がブレイクしはじめの頃にミュージックステーションで「朋ちゃん、つゆだく大好き〜」といったときではないのでしょうか?


【お返事】

知りませんでした。ありがとうございました。
実は同様のご指摘が数通ありました。
華原朋美説の方が2通、小室ファミリーの樺原ともみ説が1通です。

どちらが合っているというのではなく、恐らく両方でしょう。
つまり、つゆだくを流行らせたのは、小室哲也ということになります (笑)

いずれにしても、私の説はこれで修正されました。
本当にありがとうございました。

 <みどりさん> 【身に覚えあります】
         「ややおもしろい」98.12.16

(身に覚えありその1)

ややおもしろいというか、どきっとしました。というのも、3分に40回とは言いませんが電車の中でたまにやるからです。私の場合は、「カロリーメイト」です。
遅刻したときはホームでの待ち時間にキヨスクで買っていきます。

今回の記事でこのような「カロリーメイト系」栄養食(他にバランスアップなり、バランスデイトなり、ウィダーインゼリーなりいろいろありますが)の記述がないのが気になりました。

「カロリーメイト」のCMでは、よっぽど忙しいときには外で歩きながら食べましょう、栄養とらないよりはましですよ、と石田ひかりが実践しています。
「ウィダーインゼリー」の室井さんもしかり。
あたかも忙しい女性は外で歩きながら効率よくおなかをいっぱいにしましょう、と主張しているようです。
カロリーメイトを家で食べている人なんていないんじゃないでしょうか?

そう考えると製品のスタンスが人の食べ方までを決めているのですねえ。それで違った文化ができる。
まあ忙しい女性から「移動中に簡単に食べられるものを作って!」という要望があったのかもしれませんが。
どちらが先にせよ、女性の電車内での食事に火をつけたのは上記のような「すぐ食べられる栄養補助食品」じゃないかな、と思いました。

(身に覚えありその2)

牛丼屋は何度か男友達と夕飯に行ったことがあります。そのうち一人で行きたいと思うのです。
なぜかって?それは店の前にぶら下がっている朝食メニューに惹かれるからです。
自分の家の朝ご飯よりも栄養価高そうですもの。納豆・ご飯・・・なんて家庭的。
で、ひそかに「一人ではいろう牛丼屋」計画を立てているのですが、手順は以下の通り。

まず、男友達と何気なく牛丼屋に入る

     ↓

そこで、注文の仕方、食べ方、店員をじっくり観察する。

     ↓

あとは一人で入ったときにまねをする(笑)

時間帯は早朝です。(だって不足しがちな朝食メニューにしか興味がない)

とはいえ、どの女性もこのような過程を通じて一人で牛丼屋に行くようになるのでは?
「郷に入っては郷に従え」と同じように「牛丼屋に行っては牛丼屋に従え」というイメージが根強くあるのだと思います。

ここでまた波を立ててしまうような感想を書いてしまいました。
記事同様小さな波であればいいのですが・・・ね(苦笑)

次回はじっくり充電していただき、いつも通りのステキな記事をかいてくださいね。
お待ちしています。ではまた。


【お返事】

>電車の中でたまにやるからです。私の場合は、「カロリーメイト」です。

あっ、やっぱりそういう方がいらっしゃったんですね、読者の中にも。
うーん。0.1%よりも出現率は高いかもしれません。

>今回の記事でこのような「カロリーメイト系」栄養食(他にバランスアッ
>プなり、バランスデイトなり、
>ウィダーインゼリーなりいろいろありますが)の記述がないのが気になりま

言われてみて納得しました。
確かに、石田ひかりのカロリーメイトやウィダーインゼリーは「外」での食を提案していますね。
私が目撃した女性でそういう加工食品を食べている人がいなかったので、気がつきませんでした。やはり、勉強になるだろうからと半熟のままで記事にしてはいけない、ということですね。

>カロリーメイトを家で食べている人なんていないんじゃないでしょうか?

カロリーメイトは家で食べられることも結構あります。
特に、ダイエットの提案をした時期は、カロリーメイトの自宅での消費は多かったものです。というのも、一人暮らしをしている女性の場合、 (一般男性のイメージを基準にすると) かなり品粗な食の人と、気を使って自分できちんと料理をしている人が両極端に分かれます。カロリーメイトの女性ユーザーの場合は特に前者の人が多いのが特徴でした。
もちろん、カロリーメイトを職場やクルマの中で消費する人が多いのも事実です。

>そう考えると製品のスタンスが人の食べ方までを決めているのですねえ。
>それで違った文化ができる。
>まあ忙しい女性から「移動中に簡単に食べられるものを作って!」という要
>望があったのかもしれませんが。

恐らく後者でしょう。ニーズがないところにニーズを作っていくのはよほど特殊なケースでない限り、難しい作業です。潜在ニーズを商品によって顕在化するのはたくさんありますし、ヒット商品の大半がそうだ、と言っても過言ではありません。

ちなみに、ニーズがなかったところにニーズを作った代表的な例が、ジョンソンのお風呂パイプの掃除をコンセプトにした商品です。普段は、風呂のパイプの中にまで注意が行きません。しかし、「ここはこんなに汚れていますよ」とパイプの断面図を作って、湯垢を勢い良くスプレー式の商品で掻き出したシーンを見せたのです。もちろん、今では当たり前のようになっている商品です。

>どちらが先にせよ、女性の電車内での食事に火をつけたのは上記のような
>「すぐ食べられる栄養補助食品」じゃないかな、と思いました。

納得です。
というより、こういう後押しがあったからこそ、フランスパンをかじる勇気 (?) が出てきたのでしょうね。

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>で、ひそかに「一人ではいろう牛丼屋」計画を立てているのですが、手順

好きです。このフレーズ (笑)
「ひとり」といえば、若い女性がひとりでバーのカウンターでお酒を飲む、というスタイルは未だに憧れの対象ですが、私の故郷の高知県では、女性ひとりはよく見かける光景でした。今はわかりませんが、元々漁師の町なので、高知の女性はお酒に強く平気でひとり酒をしますし、飲む量もハンパではありません。

親戚のおばさんが若いときにスナックを経営していましたが、1日の酒量がなんと日本酒2升!! びっくりする私に「そのくらいじゃないと、スナックなんて経営できない」とケロリとしていたのが印象的でした。「なめたらあかんぜよ」の文化ですね、さすがに。

>「郷に入っては郷に従え」と同じように「牛丼屋に行っては牛丼屋に従
>え」というイメージが根強くあるのだと思います。

女性は特に環境順応力に優れている、と言われますが、この例もそのことを端的に表していると思います。いや、男性もそういうことに気を使う人がたくさんいます。そういう意味では、性差はありません。が、男性の中には、そういうことを「しない人」も多く、女性にはそういうことをしない人が「少ない」という点に大きな差があります。

ちなみに、牛丼屋の朝食、私も好きです (笑)
さすがに、普段は重役出勤で午後からスタートなのですが、出張や朝の早いプレゼンテーション時には、できるだけシャケ定食を食べるようにしています (笑)

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>ここでまた波を立ててしまうような感想を書いてしまいました。
>記事同様小さな波であればいいのですが・・・ね(苦笑)

はい。しっかり立てていただきました (笑)
これで、この波は本当の波であることを確信しました (爆笑)

それぞれの方々へのご意見もお待ちしています。

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