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コンサルタントになるには−その1:女性のお話 98.6.2

のっけから、こんな話題になってしまいました。
というのも、こういった質問を良く受けるからです。実は、つい先日も命知らずの学生さんから、この質問があったのです。

一般的なお話と、シストラットの話と2つすることにしましょう。

例えば、のお話

条件を上げればきりがありません。
例えば、コンサルタントは接客業の一種ですから、容姿も重要な要因になります。女性なら美人の方が有利であることはまぎれのない現実です。

これは、企業の担当者が男性が中心であることも原因の一つです。しかし、心理学的に美人の方が色々と好意的なイメージが醸成される、というのもまた事実です。
普通の容姿の女性と美人とを比べたとき、「頭の良さ」「社交性」「性格の良さ」「幸福な度合い」等のイメージはすべてにわたって、統計的優位差あり、で美人のほうが上回っていた、という研究結果がある程です。
私の周囲にも「美人なら何をしても許される」と言い切る、美人好きの「女性」が何人もいるほどです。

コンサルタントの条件としての「美人」とは、人を説得する時に有利な武器となるのです。

美人を集めて失敗した某広告代理店

もちろん、美人なら何でもいいか、というとそれほど世の中甘いものでもありません。
某広告代理店で、美形の女性ばかりを採用し、営業チームを作ったことがありました。全員モデル上がりバリバリの美形です。
最初のうちはクライアントの受けも抜群に良く、営業効果も上がったようですが、1年もしないうちに評判はがた落ち。「美人だから眺めるにはいいけれど、使えない」というボロボロの評価でした。

また、私の古い知り合いの女性が独立して調査会社を作ったと言うので遊びに行ったのですが、スタッフは皆キャンペーン・ガール上がりの美形の上にナイスバディ。本人も当時30代前半で色気たっぷりの女性でした。北欧調家具に囲まれた趣味の良いオフィスで、クライアントが打合せに来たのを見たのですが、何と彼のヒザに手を置きながら打合せをしているではありませんか。さながら昼サロ(古い!?)の様相を呈していました。

この会社も結局消滅してしまいました。何の変哲もないグループインタビューの分析を「この方がお金が高く取れるじゃない」という理由で「戦略的分析」と称し、相場の倍近い見積もりを出していたのですから、当然と言えば当然です。

美人と言ってもタイプは様々です。
「白痴美人」や「色気むんむん」タイプの美人は説得力や頭の良さというイメージはありませんから、コンサルタント業に有利と言うわけではありません。

【以下、小見出しと最初の段落のみをご紹介します】

ブーはダメだとは言っていない

こういう話をすると「では、ブーはだめなのですか」と聞かれることも多くあります。
この手の質問をする人自体、思考の柔軟性と観察力に欠けているので、コンサルタントには不利です。

美人は「形態」ではない

もうひとつ美人ということに関してのコメントを。
以前在籍していたコンサルタントの会社で、トップクラスの女性がいました。

実は「女性であること」は有利

話のついでに関連する条件の話をひとつ。
この業界は女性の方が有利である、日本では数少ないところです。
以前在籍していたコンサルタント会社で、女性を面接すると10人中7人は「この会社は男女差別についてはいかがですか」と聞かれました。

長く生きるキャリア

女性が有利な点はもうひとつあります。
女性の場合、それぞれのライフステージにしたがって、企業がターゲットとして考えるので、企画にしろコンサルテーションにしろ、長くその生活者の代表性を発揮できるのです。

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