読者の声 : 99.8.22号 (6/6) 励ましや、おしかりの言葉、ありがとうございます。 他の読者の方々の中にも、同じご意見を持った方がいらっしゃるかも知れません。自分の考えをまとめるための参考になる場合もあります。だから、「読者の声」は大事にしたいと考えています。原則として、原文を掲載しています。新しい声から順番にご紹介しています。 それぞれの方々へのご意見もお待ちしています。こちらのフォームで投稿するか、voice2@systrat.co.jp へお送り下さい。 この色は皆さんの声 (お返事付) この色は皆さんへのご意見です この色は皆さんの声 (お返事なし)
励ましや、おしかりの言葉、ありがとうございます。
他の読者の方々の中にも、同じご意見を持った方がいらっしゃるかも知れません。自分の考えをまとめるための参考になる場合もあります。だから、「読者の声」は大事にしたいと考えています。原則として、原文を掲載しています。新しい声から順番にご紹介しています。
それぞれの方々へのご意見もお待ちしています。こちらのフォームで投稿するか、voice2@systrat.co.jp へお送り下さい。
コンサルタントになるには−その2 :論理性とクリエイティブ能力 98.6.2 掲載
<shimadaさん> 【使わせていただいてもよろしいでしょうか】
「かなりおもしろい」99.8.09
文中、「広い分野での知識を基盤にした概念」という言葉が気に入りました。使わせていただいてもよろしいでしょうか。 【お返事】 気に入って頂けて嬉しいです。このような文章表現は、著作権には触れませんので、ご自由にお使い下さい (笑)
文中、「広い分野での知識を基盤にした概念」という言葉が気に入りました。使わせていただいてもよろしいでしょうか。
【お返事】
気に入って頂けて嬉しいです。このような文章表現は、著作権には触れませんので、ご自由にお使い下さい (笑)
コンサルタントになるには−その3:シストラットの場合 98.6.15 掲載
<shimadaさん> 【これも良い言葉ですね】
「冷たい認識と熱い対応」これも良い言葉ですね。 【お返事】 ありがとうございます。私の大好きなことばです。正直言えば、これは、私の言葉ではなく、以前在籍していたコンサルティング会社の専務の口癖です。
「冷たい認識と熱い対応」これも良い言葉ですね。
ありがとうございます。私の大好きなことばです。正直言えば、これは、私の言葉ではなく、以前在籍していたコンサルティング会社の専務の口癖です。
「なっております」症候群 98.7.16 掲載
<shimadaさん> 【自分の会社の駅でのアナウンスには疑問を感じます】
「かなりおもしろい」99.8.12
送信後すぐに返事が来ていたのにはビックリしました。でも、「すぐ」が大切なんですね。これも学ばなくては・・・ この記事も今読み終わったところです。「なっております」の件・・・まさしくそのとおりです。私も自分の会社(某電鉄会社)の駅でのアナウンスや車内放送には疑問を感じます。まず、しゃべっている本人ですが(私も駅のアナウンス・車掌経験あります)上から言われたことに何の疑問も感じずに放送していることが一つ問題です。 ちなみに放送内容については一応マニュアルはあるのですが、絶対にそのとおりに話さなくてはいけない訳ではありません。でもだいたい誰でも同じ内容になってしまいます。つまりマニュアルどおりにやること自体、ひとつの「責任回避」になってますね。乗客の苦情があっても「会社の方針ですから・・・」の一言で逃れられるのですから。 特に携帯電話や禁煙タイムは投書や苦情が多いために、しつこいくらいやっているのです。車掌側からみれば携帯も禁煙も自分の場所(乗務員室)には関係ないんですがね。(笑)多分迷惑してる方もおられるのでしょう・・という他人事と、自分の仕事が一致しているだけで深く考えてはいないです。 ただ、車内の携帯については迷惑なのが、話し声なのか、呼び出し音なのか(私は音量の大きいベルがずっと鳴り続ける状態が一番むかつきます)なぜ守れないのか、誰が迷惑してるのか、もう少し考えてみるべきだと思います。この件については、また書きたいと思います。 【お返事】 >送信後すぐに返事が来ていたのにはビックリしました。>でも、「すぐ」が大切なんですね。これも学ばなくては・・・ 私が速攻メールをもらうと嬉しいタイプなので、同じ事をしているだけ、という単純な理由だったりします (笑)ただ、仕事が混むとさすがに溜めてしまいますが。shimadaさんはshimadaさんのペースでどうぞ。長く続けることが大事ですから、自分のペースを持っておつきあい下さいね。 >まず、しゃべっている本人ですが(私も駅のアナウンス・車掌経験あります)>上から言われたことに何の疑問も感じずに放送していることが一つ問題です。 最終的には、組織人ですから、企業の方針と違ったことはできませんが(例えば、私だって「車内ではご自由におたばこをお吸い下さい」なんて言えませんもの (笑))、問題意識があって、積極的に賛同することや積極的に反対の立場をとることは、職業人として自立するには大切なことですよね。といって、それがきちんとできる人はなかなか少ないのはご存じのとおりですが。 >つまりマニュアルどおりにやること自体、ひとつの「責任回避」になってます マニュアルのひとつの機能がそれです。風邪薬の中に入っていた睡眠薬のように、主機能ではありませんが、確実に「現場の責任の限定」という側面を持っています。 >特に携帯電話や禁煙タイムは投書や苦情が多いために、しつこいくらいやってい>るのです。 良く言えば、抑制のメカニズムが働いているということでしょう。また、情報過多状況下では、問題解決を当事者同志ではなく第三者を介して行う傾向が顕著になりますから、直接喫煙者に注意するより、鉄道会社に苦情をいうことが増えるのだと思います。 悪く言えば、振り回されている、とも言えます。生活者のニーズをくみ取るのとニーズに迎合するのとは概念が違うからです。 どちらになるのかは、正にその企業の方針です。もし、ソニーが冷蔵庫や洗濯機を作ってくれという要望にそのまま従って、白モノ家電まで作り始めていたら、今のソニーはなかったでしょうから。 もちろん、「鉄道会社は公共機関だ」という認識での方針もありますし「私鉄だから独自性を」という認識での方針もあり得ます。また、「ここまでご時世が進んだのだから」という方針があっても良いわけです。事実、もうひとつの公共機関である国内航空会社で、シェアの低い JAL が独自性を考えて一番に全面禁煙を決定、同じくシェアの低い JAS がギリギリまで全面禁煙を見送ったのはその例です。 ただ、いずれにしても、大事なのは「自分が何をやっているのか」「自分がやっていることはどういう意味があるのか」を企業も個人も知っていてこその「責任」なんだと思います。 >車掌側からみれば携帯も禁煙も自分の場所(乗務員室)には関係ないんですが 確かに、隔離されていますものね (笑) >多分迷惑してる方もおられるのでしょう・・という他人事と、自分の仕事が一致>しているだけで深く考えてはいないです。 全部が全部、自分が経験しなければならない、実感しなければならない訳ではありませんが、その努力は必要ですよね。 >ただ、車内の携帯については迷惑なのが、話し声なのか、呼び出し音なのか(私>は音量の大きいベルがずっと鳴り続ける状態が一番むかつきます)なぜ守れない>のか、誰が迷惑してるのか、もう少し考えてみるべきだと思います。 少なくとも、迷惑しているのが話し声なのか、呼び出し音なのかについての調査データは鉄道会社(本社?)にあると思います。もちろん、当の携帯や PHS 事業者もデータは持っています。守秘義務がありますから、細部は言えませんが、少なくともシストラットはプロジェクトを手がけたことがあります (笑) こういうデータが現場に降りてくるべきかどうかは、それぞれの企業によって議論がありますが、知っているのとそうでないのとでは違いが出ることもありますよね。 【shimadaさんからのお返事】 さっそくのお返事、本当にありがとうございました。 今回も私の仕事に結びつく内容だったので、左記のメールを出してしまいました。 実はどんな内容のお返事が来るのかと楽しみにしておりましたが、さすがプロのコンサルタントとはいえ、その洞察力と的を射るコメントには、ただ、ただ感動しております。 こういう答え方をしてくださる方は今までおりませんでした。 そして、単に知ったような言葉をただ並べる方々とは違い、明瞭でわかりやすいです。とても。 文章全部「いただき!」って感じです。 HP、読者の声も拝見いたしました。 全部は見られませんが、以前森さんがおっしゃたように自分のペースで少しずつ目を通していきたいと思います。 パソコン歴1年弱、メルマガ知ったのはつい最近という私ですがこれからもよろしくお願いします。 【お返事】 >実はどんな内容のお返事が来るのかと楽しみにしておりましたが、 ありゃ、待ちかまえていらっしゃったんですか (笑) 口を大きく開けたオオカミの中に突っ込んでいったような・・ (笑) >さすがプロのコンサルタントとはいえ、その洞察力と的を射るコメントには、 >ただ、ただ感動しております。 >そして、単に知ったような言葉をただ並べる方々とは違い、 >明瞭でわかりやすいです。とても。 ありがとうございます。 そこまで喜んで頂いて本当に嬉しいです。 私の返事メールを書く原動力がこれなんです。 でも、ちょっと照れます (照) >文章全部「いただき!」って感じです。 どうぞ、どうぞ。謹んでご進呈申し上げます。 ・・って意味が違う? (笑) >パソコン歴1年弱、メルマガ知ったのはつい最近という私ですが >これからもよろしくお願いします。 こちらこそ、よろしくお願いいたします。
送信後すぐに返事が来ていたのにはビックリしました。でも、「すぐ」が大切なんですね。これも学ばなくては・・・
この記事も今読み終わったところです。「なっております」の件・・・まさしくそのとおりです。私も自分の会社(某電鉄会社)の駅でのアナウンスや車内放送には疑問を感じます。まず、しゃべっている本人ですが(私も駅のアナウンス・車掌経験あります)上から言われたことに何の疑問も感じずに放送していることが一つ問題です。
ちなみに放送内容については一応マニュアルはあるのですが、絶対にそのとおりに話さなくてはいけない訳ではありません。でもだいたい誰でも同じ内容になってしまいます。つまりマニュアルどおりにやること自体、ひとつの「責任回避」になってますね。乗客の苦情があっても「会社の方針ですから・・・」の一言で逃れられるのですから。
特に携帯電話や禁煙タイムは投書や苦情が多いために、しつこいくらいやっているのです。車掌側からみれば携帯も禁煙も自分の場所(乗務員室)には関係ないんですがね。(笑)多分迷惑してる方もおられるのでしょう・・という他人事と、自分の仕事が一致しているだけで深く考えてはいないです。
ただ、車内の携帯については迷惑なのが、話し声なのか、呼び出し音なのか(私は音量の大きいベルがずっと鳴り続ける状態が一番むかつきます)なぜ守れないのか、誰が迷惑してるのか、もう少し考えてみるべきだと思います。この件については、また書きたいと思います。
>送信後すぐに返事が来ていたのにはビックリしました。>でも、「すぐ」が大切なんですね。これも学ばなくては・・・
私が速攻メールをもらうと嬉しいタイプなので、同じ事をしているだけ、という単純な理由だったりします (笑)ただ、仕事が混むとさすがに溜めてしまいますが。shimadaさんはshimadaさんのペースでどうぞ。長く続けることが大事ですから、自分のペースを持っておつきあい下さいね。
>まず、しゃべっている本人ですが(私も駅のアナウンス・車掌経験あります)>上から言われたことに何の疑問も感じずに放送していることが一つ問題です。
最終的には、組織人ですから、企業の方針と違ったことはできませんが(例えば、私だって「車内ではご自由におたばこをお吸い下さい」なんて言えませんもの (笑))、問題意識があって、積極的に賛同することや積極的に反対の立場をとることは、職業人として自立するには大切なことですよね。といって、それがきちんとできる人はなかなか少ないのはご存じのとおりですが。
>つまりマニュアルどおりにやること自体、ひとつの「責任回避」になってます
マニュアルのひとつの機能がそれです。風邪薬の中に入っていた睡眠薬のように、主機能ではありませんが、確実に「現場の責任の限定」という側面を持っています。
>特に携帯電話や禁煙タイムは投書や苦情が多いために、しつこいくらいやってい>るのです。
良く言えば、抑制のメカニズムが働いているということでしょう。また、情報過多状況下では、問題解決を当事者同志ではなく第三者を介して行う傾向が顕著になりますから、直接喫煙者に注意するより、鉄道会社に苦情をいうことが増えるのだと思います。
悪く言えば、振り回されている、とも言えます。生活者のニーズをくみ取るのとニーズに迎合するのとは概念が違うからです。
どちらになるのかは、正にその企業の方針です。もし、ソニーが冷蔵庫や洗濯機を作ってくれという要望にそのまま従って、白モノ家電まで作り始めていたら、今のソニーはなかったでしょうから。
もちろん、「鉄道会社は公共機関だ」という認識での方針もありますし「私鉄だから独自性を」という認識での方針もあり得ます。また、「ここまでご時世が進んだのだから」という方針があっても良いわけです。事実、もうひとつの公共機関である国内航空会社で、シェアの低い JAL が独自性を考えて一番に全面禁煙を決定、同じくシェアの低い JAS がギリギリまで全面禁煙を見送ったのはその例です。
ただ、いずれにしても、大事なのは「自分が何をやっているのか」「自分がやっていることはどういう意味があるのか」を企業も個人も知っていてこその「責任」なんだと思います。
>車掌側からみれば携帯も禁煙も自分の場所(乗務員室)には関係ないんですが
確かに、隔離されていますものね (笑)
>多分迷惑してる方もおられるのでしょう・・という他人事と、自分の仕事が一致>しているだけで深く考えてはいないです。
全部が全部、自分が経験しなければならない、実感しなければならない訳ではありませんが、その努力は必要ですよね。
>ただ、車内の携帯については迷惑なのが、話し声なのか、呼び出し音なのか(私>は音量の大きいベルがずっと鳴り続ける状態が一番むかつきます)なぜ守れない>のか、誰が迷惑してるのか、もう少し考えてみるべきだと思います。
少なくとも、迷惑しているのが話し声なのか、呼び出し音なのかについての調査データは鉄道会社(本社?)にあると思います。もちろん、当の携帯や PHS 事業者もデータは持っています。守秘義務がありますから、細部は言えませんが、少なくともシストラットはプロジェクトを手がけたことがあります (笑)
こういうデータが現場に降りてくるべきかどうかは、それぞれの企業によって議論がありますが、知っているのとそうでないのとでは違いが出ることもありますよね。
【shimadaさんからのお返事】
さっそくのお返事、本当にありがとうございました。 今回も私の仕事に結びつく内容だったので、左記のメールを出してしまいました。
実はどんな内容のお返事が来るのかと楽しみにしておりましたが、さすがプロのコンサルタントとはいえ、その洞察力と的を射るコメントには、ただ、ただ感動しております。
こういう答え方をしてくださる方は今までおりませんでした。 そして、単に知ったような言葉をただ並べる方々とは違い、明瞭でわかりやすいです。とても。 文章全部「いただき!」って感じです。
HP、読者の声も拝見いたしました。 全部は見られませんが、以前森さんがおっしゃたように自分のペースで少しずつ目を通していきたいと思います。 パソコン歴1年弱、メルマガ知ったのはつい最近という私ですがこれからもよろしくお願いします。
>実はどんな内容のお返事が来るのかと楽しみにしておりましたが、
ありゃ、待ちかまえていらっしゃったんですか (笑) 口を大きく開けたオオカミの中に突っ込んでいったような・・ (笑)
>さすがプロのコンサルタントとはいえ、その洞察力と的を射るコメントには、 >ただ、ただ感動しております。
>そして、単に知ったような言葉をただ並べる方々とは違い、 >明瞭でわかりやすいです。とても。
ありがとうございます。 そこまで喜んで頂いて本当に嬉しいです。 私の返事メールを書く原動力がこれなんです。 でも、ちょっと照れます (照)
>文章全部「いただき!」って感じです。
どうぞ、どうぞ。謹んでご進呈申し上げます。 ・・って意味が違う? (笑)
>パソコン歴1年弱、メルマガ知ったのはつい最近という私ですが >これからもよろしくお願いします。
こちらこそ、よろしくお願いいたします。
陳列・ディスプレイ・選ぶもの?【書店業】99.5.15 掲載
<takamichiさん> 【流通業のお客様が多いので】
「????」99.8.16
私どもには流通業のお客様が多いので バックナンバーの「陳列」は非常にためになりました。 今後も、流通業関係の記事が増えると とてもウレシク思います。
<secoさん> 【書店に固執されたのは、なぜでしょうか】
「????」99.8.10
本(書店)に固執されたのは、なぜでしょうか。 選びやすさ、見つけやすさを統計的にあらわせることが出来たとすれば、それは非常に無機質なものになるように思います。 (それは又、別のジャンルが補職するのでしょうが。) いろいろな物流(商流も含め)が選択できる今、重要なことだと改めて認識致しました。 【お返事】 >本(書店)に固執されたのは、なぜでしょうか。 陳列というものに対して、鈍感な業種の中で、最も読者の皆さんが身近に感じられるものとしてピックアップしました。 >選びやすさ、見つけやすさを統計的にあらわせることが出来たとすれば、それは>非常に無機質なものになるように思います。(それは又、別のジャンルが補職す>るのでしょうが。) はい。統計的なものは生活者にとってはまったく無意味です。我々、コンサルタントの仕事のひとつは、その統計をクライアントおよび生活者両方に対して、両方の言葉でそれぞれ翻訳することです。 例えば、コンピュータやネットはある意味数字や技術の集まりです。でも、それを使う人間が「翻訳」することで、メールというコミュニケーションを通じて、心の交わりを享受できるのと同じだと考えて頂ければわかりやすいと思います。 その人間の翻訳の労力を軽減して、数字の固まりをできるだけ意識させないような工夫という「進化」があります。それがポケットボードだったり、携帯のメールだったりするわけです。実はパソコン自体も、私がコンピュータ工学を専攻していた頃の FORTRAN や COBOL から、マックやWindows のように、より「翻訳の労力を軽減して」います。 >いろいろな物流(商流も含め)が選択できる今、重要なことだと改めて認識致し>ました。 実は本の流通は、あまり選択ができません。インターネットを自由に扱っている読者の大半にとってはピンと来ないかも知れませんが、インターネットの普及率はあくまでも10%程度です。つまり、90%の人たちはオンライン注文はできないわけです。 それだけに、選択の幅が狭く、その選択肢がものすごく使いにくい、という典型的な例のひとつが書店業なのです。
本(書店)に固執されたのは、なぜでしょうか。
選びやすさ、見つけやすさを統計的にあらわせることが出来たとすれば、それは非常に無機質なものになるように思います。
(それは又、別のジャンルが補職するのでしょうが。)
いろいろな物流(商流も含め)が選択できる今、重要なことだと改めて認識致しました。
>本(書店)に固執されたのは、なぜでしょうか。
陳列というものに対して、鈍感な業種の中で、最も読者の皆さんが身近に感じられるものとしてピックアップしました。
>選びやすさ、見つけやすさを統計的にあらわせることが出来たとすれば、それは>非常に無機質なものになるように思います。(それは又、別のジャンルが補職す>るのでしょうが。)
はい。統計的なものは生活者にとってはまったく無意味です。我々、コンサルタントの仕事のひとつは、その統計をクライアントおよび生活者両方に対して、両方の言葉でそれぞれ翻訳することです。
例えば、コンピュータやネットはある意味数字や技術の集まりです。でも、それを使う人間が「翻訳」することで、メールというコミュニケーションを通じて、心の交わりを享受できるのと同じだと考えて頂ければわかりやすいと思います。
その人間の翻訳の労力を軽減して、数字の固まりをできるだけ意識させないような工夫という「進化」があります。それがポケットボードだったり、携帯のメールだったりするわけです。実はパソコン自体も、私がコンピュータ工学を専攻していた頃の FORTRAN や COBOL から、マックやWindows のように、より「翻訳の労力を軽減して」います。
>いろいろな物流(商流も含め)が選択できる今、重要なことだと改めて認識致し>ました。
実は本の流通は、あまり選択ができません。インターネットを自由に扱っている読者の大半にとってはピンと来ないかも知れませんが、インターネットの普及率はあくまでも10%程度です。つまり、90%の人たちはオンライン注文はできないわけです。
それだけに、選択の幅が狭く、その選択肢がものすごく使いにくい、という典型的な例のひとつが書店業なのです。
「みんな」って一体、誰なのさ 99.6.15 掲載
<マーケッター五郎さん> 【親和欲求を上手に利用した例を掘り下げて】
Buffalo66よろしく、アドレスをMarketer56にしようかな、などと思いついたマーケッター五郎でありますギャロ。 と、書いて。ふと、不安になった。確かめようと手元にあった研究社新英和中辞典第三版を紐解いたけれど載っていない。そこで、今さら恥ずかしくてとても訊けない質問。米デューク大学卒業の森さん、教えてください。マーケッターの正しいスペルは、Marketer? Marketor? Marketeer? MakersMark?それとも、そんな英語はないんですか?私はコロンビア大学の単なる受講生(自称)だったもので・・・。 さて。昨夜、「みんなって一体だれなのさ」の読者の声を読みました。私も、大変遅くなってしまいましたが、コメントしてみようと思います。 ・数字って、いわばデジタルだから、精確って感じや絶対ってイメージがあるけど、その実はけっこういいかげんに集められたり、まとめられたものだったりする。・とくにデータやグラフは、それをまとめた人間にとって都合のいい作為が潜んでいることもある。・だから、>数字に惑わされない生活を送っていただきたい。>数字の先にはあくまでも「血の通う人間」がいます。 数字は数字。その前に、自分のモノサシをしっかり持て。見る眼や読みとるチカラを養え。ってコトなのでしょう。行間から、職業上、数字を使うことも多いマーケティング・コンサルタントとしての誠実さも感じました。 でも、ね。その誠実さゆえのツッコミ不足ってことかしら。記事を通して、極めて個人的には、ちょっと物足りなさを感じた。とゆーか、私としては「みんなという幻想や誤解」(=親和欲求)を上手に利用したマーケティングやプロモーション手法をもう少し掘り下げてほしかった。森さんの落とし込みとは逆方向になっちゃうんだけれども、ね。「みんなってコトバをきちんと捉えて正しく使おうよ」って清く正しい話より、むしろ「みんなってホントは存在しないんだけれど、みんなってコトバにはみんなの親和欲求をくすぐるチカラがあり、みんながみんな弱いから、みんな買っているよってことを、嘘のない程度に、上手に数字なんかを利用してみんなにわかりやすく訴えたら、ライバルを出し抜いて、みんなにもっといっぱいいっぱい売れるかも」って狡賢い話のほうが異常に好きなんです。そーゆー性格なんです。極悪人ですからね。(笑) 今流れているIDOのCDMAOneのTVCFで、最後に、「CDMAOne、もう100万台(契約?)突破!」みたいなぶらさがりが入っている。 3、4年前のスーパードライのコピーに、「生ビール売上ナンバー1」みたいなのが確かあった。 どちらも最初、目にしたとき、「嘘だろ?」と思った。「そんなに売れてるのか」(=みんな買っているのか)って。で、考えてみたり、紙面をじっくり読んでみて「ははん、なるほどね」と感心した。「うまい手だ。嘘は言ってない。きっと多くの人(みんな)は、狙いどおり誤解してくれるだろうな」と。 CDMAOneの契約が始まったのは、この4月だ。なのに、もう100万台突破。凄い数字だなあ。2月から売り出したiモードでさえ今70万台くらいって話なのに。みんな買っているんだな。ドコモから切り替えているのかな。そういえば新規契約者のドコモのシェアが最近50%を割ったって話だし。時代の流れはIDOなのかなって、一瞬私は思った。首都圏という巨大マーケットに住むたくさんのみんなもそう思っただろうし、今なお誤解しつづけてくれているに違いない。 でもね、CDMAOneって、考えてみればスタートしたのはこの4月だけれども、それは首都圏に限っての話。他のエリアは去年からやってるんですよね。CFでは一切触れていないけど、その去年からやってた首都圏以外と、この4月から始めた首都圏との合計で100万台突破ってわけ。ま、それはそれで大健闘している数字だと思うけれども。うまいなと思う。iモードの100万台突破より先に言いたかったんだろうね、きっと。iモードが100万台に行ったときに、おかげさまで100万台突破! なんて大声を出しにくくする効能もあるし。なんだ、CDMAOneはすぐ達成した(と誤解している)のに、iモードはやっと達成かって、それこそみんなに誤解されそうだ。 スーパードライのときは、確か、その頃、一番売れていたビールは、キリンラガーだったと思う。だから「エッ、逆転したのか」って驚いた記憶がある。で、広告の小さい字までじっくり読んで、わかった。スーパードライは、生ビール売上ナンバー1の銘柄だけど、全ビール売上ナンバー1の銘柄じゃないってコト。その当時、キリンラガーは、生じゃなかったか、生に変更したばっかりだったか、そんなときだった。 前にも書いたけれども、アサヒって、前年比とか伸張率とか、数字を上手に使って「みんなに選ばれてます」ってゆームードづくりがうまい。そーゆー自分たちにとって都合のいい数字を、嘘にならない程度にちょびっと誇張しながら言い続けることによって、みんなという大衆も「みんなそうなのか」と狙いどおりに誤解してくれてホントにナンバー1になってしまった。 そういえば、プレステで「いくぜ、100万台」ってコピーもあった。こっちのほうは、アサヒなんかと比べると、少し潔い感じもする。イキオイがあるからだろうか。メッセージがインナーの気持ちにも向けられているせいだろうか。オレってSONYが好きなのか。たぶん、それって嘘だろって感じちゃう部分が多いか少ないかの違いなんだろう。リアリティ? コピーの構造としては「安売り世界一に挑戦」みたいのと同じなんだけれども、それってあまりにも自分勝手な願望とゆーか欲望のみだから、できもしねえことを大声で言うなってツッコミの一つも入れたくなるもんね。 こーゆー戦略って、トップブランドのやり方だと思っていたけれど、こーしてみると、2番手にも多い。トップに肉薄しつつあるときやトップに勝てるであろう強力商品を出したときの有効な手段なのかな。どうなんでしょう? 【お返事】 >マーケッターの正しいスペルは、>Marketer? Marketor? Marketeer? MakersMark? 「MakersMark」でないことは確かです (笑)そう言えば、マーケターって英語では聞いたことがないですね。スペル的にはMarketerが正しいと思いますが・・アメリカ在住のすださんや Oda さんに聞いてみたいところです。 >私はコロンビア大学の単なる受講生(自称)だったもので・・・。 私も、Duke 大学の・・・って、ちゃんと卒業しました (笑)成績は別にして (笑)-------------------->数字は数字。その前に、自分のモノサシをしっかり持て。見る眼や読みとるチカ>ラを養え。ってコトなのでしょう。 はい、そのとおりです。 >私としては「みんなと>いう幻想や誤解」(=親和欲求)を上手に利用したマーケティングやプロモーシ>ョン手法をもう少し掘り下げてほしかった。 あ、そうでしたね。確かにそっちの方が好奇心をそそるかも。 ただ、そういった方向にしなかったのも、数字の魔力が効く相手というのは、一部の生活者層に限られてしまうから、記事が平坦になりそうだったんです。起承転結が作りにくい(実際に書いたわけではないので、何とも言えませんが) その「一部」とは、フォロワーです。フォロワーを直接相手にして良いのは、それぞれの業界のトップ企業だけです。2位以下はイノベータあるいはアーリーアダプタに焦点を絞るべきです。 親和欲求というのは「みんなに遅れてはいけない」という側面を持っています。だから、cdmaOne の「100万人」はまだ早いんです。だって、今、cdmaOne を買おうとする層はまだイノベータですもの。 でも、スーパードライは OK です。その頃からほとんどトップ・ブランドでしたし、トップブランドの射程距離の範囲でしたから。つまり、数字でナンバーワンになったというより、ナンバーワンを加速した、と見ています。 >そういえば、プレステで「いくぜ、100万台」ってコピーもあった。 これは、微妙にニュアンスが違います。確かにゲーム業界は「数が命」です。売上台数が多いハードにはおもしろいゲームが集中し、そうなると、ソフトの貸し借りもできるので、小中学生にとっては、少ない金額で色々なゲームが遊べるという大きなベネフィットが生じます。 で、これを「近々そうなりますよ」と「サターンとの比較」で表現したわけです。ここにはスーファミの存在は鼻から無視している。もちろん、生活者の焦点もそうだったんですが。つまり、これは、数字を借りた「夢」を売っているコンセプトです。親和欲求の「強迫観念」とは微妙に違う。 >こーゆー戦略って、トップブランドのやり方だと思っていたけれど、こーしてみ>ると、2番手にも多い。トップに肉薄しつつあるときやトップに勝てるであろう>強力商品を出したときの有効な手段なのかな。どうなんでしょう? アサヒの例を見ると分かりますが、出したすぐ後ではなく、肉薄した、射程距離に入った、と判断したときには効果的です。 ・・・・あ、こういうことを記事にすれば良かったんですね。ごめんなさい。次には生かします。
Buffalo66よろしく、アドレスをMarketer56にしようかな、などと思いついたマーケッター五郎でありますギャロ。
と、書いて。ふと、不安になった。確かめようと手元にあった研究社新英和中辞典第三版を紐解いたけれど載っていない。そこで、今さら恥ずかしくてとても訊けない質問。米デューク大学卒業の森さん、教えてください。マーケッターの正しいスペルは、Marketer? Marketor? Marketeer? MakersMark?それとも、そんな英語はないんですか?私はコロンビア大学の単なる受講生(自称)だったもので・・・。
さて。昨夜、「みんなって一体だれなのさ」の読者の声を読みました。私も、大変遅くなってしまいましたが、コメントしてみようと思います。
・数字って、いわばデジタルだから、精確って感じや絶対ってイメージがあるけど、その実はけっこういいかげんに集められたり、まとめられたものだったりする。・とくにデータやグラフは、それをまとめた人間にとって都合のいい作為が潜んでいることもある。・だから、>数字に惑わされない生活を送っていただきたい。>数字の先にはあくまでも「血の通う人間」がいます。
数字は数字。その前に、自分のモノサシをしっかり持て。見る眼や読みとるチカラを養え。ってコトなのでしょう。行間から、職業上、数字を使うことも多いマーケティング・コンサルタントとしての誠実さも感じました。
でも、ね。その誠実さゆえのツッコミ不足ってことかしら。記事を通して、極めて個人的には、ちょっと物足りなさを感じた。とゆーか、私としては「みんなという幻想や誤解」(=親和欲求)を上手に利用したマーケティングやプロモーション手法をもう少し掘り下げてほしかった。森さんの落とし込みとは逆方向になっちゃうんだけれども、ね。「みんなってコトバをきちんと捉えて正しく使おうよ」って清く正しい話より、むしろ「みんなってホントは存在しないんだけれど、みんなってコトバにはみんなの親和欲求をくすぐるチカラがあり、みんながみんな弱いから、みんな買っているよってことを、嘘のない程度に、上手に数字なんかを利用してみんなにわかりやすく訴えたら、ライバルを出し抜いて、みんなにもっといっぱいいっぱい売れるかも」って狡賢い話のほうが異常に好きなんです。そーゆー性格なんです。極悪人ですからね。(笑)
今流れているIDOのCDMAOneのTVCFで、最後に、「CDMAOne、もう100万台(契約?)突破!」みたいなぶらさがりが入っている。
3、4年前のスーパードライのコピーに、「生ビール売上ナンバー1」みたいなのが確かあった。
どちらも最初、目にしたとき、「嘘だろ?」と思った。「そんなに売れてるのか」(=みんな買っているのか)って。で、考えてみたり、紙面をじっくり読んでみて「ははん、なるほどね」と感心した。「うまい手だ。嘘は言ってない。きっと多くの人(みんな)は、狙いどおり誤解してくれるだろうな」と。
CDMAOneの契約が始まったのは、この4月だ。なのに、もう100万台突破。凄い数字だなあ。2月から売り出したiモードでさえ今70万台くらいって話なのに。みんな買っているんだな。ドコモから切り替えているのかな。そういえば新規契約者のドコモのシェアが最近50%を割ったって話だし。時代の流れはIDOなのかなって、一瞬私は思った。首都圏という巨大マーケットに住むたくさんのみんなもそう思っただろうし、今なお誤解しつづけてくれているに違いない。
でもね、CDMAOneって、考えてみればスタートしたのはこの4月だけれども、それは首都圏に限っての話。他のエリアは去年からやってるんですよね。CFでは一切触れていないけど、その去年からやってた首都圏以外と、この4月から始めた首都圏との合計で100万台突破ってわけ。ま、それはそれで大健闘している数字だと思うけれども。うまいなと思う。iモードの100万台突破より先に言いたかったんだろうね、きっと。iモードが100万台に行ったときに、おかげさまで100万台突破! なんて大声を出しにくくする効能もあるし。なんだ、CDMAOneはすぐ達成した(と誤解している)のに、iモードはやっと達成かって、それこそみんなに誤解されそうだ。
スーパードライのときは、確か、その頃、一番売れていたビールは、キリンラガーだったと思う。だから「エッ、逆転したのか」って驚いた記憶がある。で、広告の小さい字までじっくり読んで、わかった。スーパードライは、生ビール売上ナンバー1の銘柄だけど、全ビール売上ナンバー1の銘柄じゃないってコト。その当時、キリンラガーは、生じゃなかったか、生に変更したばっかりだったか、そんなときだった。
前にも書いたけれども、アサヒって、前年比とか伸張率とか、数字を上手に使って「みんなに選ばれてます」ってゆームードづくりがうまい。そーゆー自分たちにとって都合のいい数字を、嘘にならない程度にちょびっと誇張しながら言い続けることによって、みんなという大衆も「みんなそうなのか」と狙いどおりに誤解してくれてホントにナンバー1になってしまった。
そういえば、プレステで「いくぜ、100万台」ってコピーもあった。こっちのほうは、アサヒなんかと比べると、少し潔い感じもする。イキオイがあるからだろうか。メッセージがインナーの気持ちにも向けられているせいだろうか。オレってSONYが好きなのか。たぶん、それって嘘だろって感じちゃう部分が多いか少ないかの違いなんだろう。リアリティ? コピーの構造としては「安売り世界一に挑戦」みたいのと同じなんだけれども、それってあまりにも自分勝手な願望とゆーか欲望のみだから、できもしねえことを大声で言うなってツッコミの一つも入れたくなるもんね。
こーゆー戦略って、トップブランドのやり方だと思っていたけれど、こーしてみると、2番手にも多い。トップに肉薄しつつあるときやトップに勝てるであろう強力商品を出したときの有効な手段なのかな。どうなんでしょう?
>マーケッターの正しいスペルは、>Marketer? Marketor? Marketeer? MakersMark?
「MakersMark」でないことは確かです (笑)そう言えば、マーケターって英語では聞いたことがないですね。スペル的にはMarketerが正しいと思いますが・・アメリカ在住のすださんや Oda さんに聞いてみたいところです。
>私はコロンビア大学の単なる受講生(自称)だったもので・・・。
私も、Duke 大学の・・・って、ちゃんと卒業しました (笑)成績は別にして (笑)-------------------->数字は数字。その前に、自分のモノサシをしっかり持て。見る眼や読みとるチカ>ラを養え。ってコトなのでしょう。
はい、そのとおりです。
>私としては「みんなと>いう幻想や誤解」(=親和欲求)を上手に利用したマーケティングやプロモーシ>ョン手法をもう少し掘り下げてほしかった。
あ、そうでしたね。確かにそっちの方が好奇心をそそるかも。
ただ、そういった方向にしなかったのも、数字の魔力が効く相手というのは、一部の生活者層に限られてしまうから、記事が平坦になりそうだったんです。起承転結が作りにくい(実際に書いたわけではないので、何とも言えませんが)
その「一部」とは、フォロワーです。フォロワーを直接相手にして良いのは、それぞれの業界のトップ企業だけです。2位以下はイノベータあるいはアーリーアダプタに焦点を絞るべきです。
親和欲求というのは「みんなに遅れてはいけない」という側面を持っています。だから、cdmaOne の「100万人」はまだ早いんです。だって、今、cdmaOne を買おうとする層はまだイノベータですもの。
でも、スーパードライは OK です。その頃からほとんどトップ・ブランドでしたし、トップブランドの射程距離の範囲でしたから。つまり、数字でナンバーワンになったというより、ナンバーワンを加速した、と見ています。
>そういえば、プレステで「いくぜ、100万台」ってコピーもあった。
これは、微妙にニュアンスが違います。確かにゲーム業界は「数が命」です。売上台数が多いハードにはおもしろいゲームが集中し、そうなると、ソフトの貸し借りもできるので、小中学生にとっては、少ない金額で色々なゲームが遊べるという大きなベネフィットが生じます。
で、これを「近々そうなりますよ」と「サターンとの比較」で表現したわけです。ここにはスーファミの存在は鼻から無視している。もちろん、生活者の焦点もそうだったんですが。つまり、これは、数字を借りた「夢」を売っているコンセプトです。親和欲求の「強迫観念」とは微妙に違う。
>こーゆー戦略って、トップブランドのやり方だと思っていたけれど、こーしてみ>ると、2番手にも多い。トップに肉薄しつつあるときやトップに勝てるであろう>強力商品を出したときの有効な手段なのかな。どうなんでしょう?
アサヒの例を見ると分かりますが、出したすぐ後ではなく、肉薄した、射程距離に入った、と判断したときには効果的です。
・・・・あ、こういうことを記事にすれば良かったんですね。ごめんなさい。次には生かします。
<shimadaさん> 【「会社の倫理」がまだ強いようです】
自動改札の話は大変参考になりました。客と思っていないというのはそのとうりです。 似た話もあります。車掌がドアを閉めるときに乗客を乗せるか乗せないかはマニュアルではなく車掌本人の考えひとつです。そして「駆け込み乗車しないでください」放送してる車掌も普段は平気でやりまくってます。だって目の前の電車に飛び乗りたいのは皆同じですから。車掌の中には「駆け込むのは客じゃない」と堂々と言う者もおります。この世界は「お客さまのため」より「会社の倫理」がまだ強いようです。会社の社内報にはやたらCSという言葉がひとり歩きしています。 申し遅れましたが私の勤務している会社は東京の某電鉄会社です。仕事は電車の運転をしております。ちなみに私といつも組んでる年輩の車掌さんは駆け込んで来る客も開けて乗せてあげるタイプです。これってその人の性格だと思います。 【お返事】 >自動改札の話は大変参考になりました。>客と思っていないというのはそのとうりです。 >申し遅れましたが私の勤務している会社は東京の某電鉄会社です。>仕事は電車の運転をしております。 文章を途中まで読んでいて、妙にお詳しいと思ったのですが、本物の方がおっしゃっているのは、やはり迫力があります (笑) >車掌がドアを閉めるときに乗客を乗せるか乗せないかはマニュアルではなく>車掌本人の考えひとつです。 この点については、良く言えば(本来の主旨?)、「現場の柔軟な対応と判断を優先する」ということですが、おっしゃっている内容から見ると、あまり良く解釈できそうにないですね。 >そして「駆け込み乗車しないでください」放送してる車掌も普段は平気で>やりまくってます。だって目の前の電車に飛び乗りたいのは皆同じですから。 猥褻物を取り締まる警察が個人的にインターネットで無修正を楽しんでいる、というのに近いですね (笑)どちらも、「同じ人間」として、許せます (笑) 個人的にはかけ込み乗車はやらなくなりました。それだけのエネルギーがない、計画性を持って自分を管理しているので(年をとると、こっちの方が楽なんです (笑))、かけ込む必要がないというのが真相です。 >この世界は「お客さまのため」より「会社の倫理」がまだ強いようです。>会社の社内報にはやたらCSという言葉がひとり歩きしています。 問題はここですよね。ある皮肉なコンサルタントの言葉を借りれば、「『〜しよう』という目標なり標語は、その企業がそうでないから」ということになります。私も似たような記述を過去記事でしました。 >ちなみに私といつも組んでる年輩の車掌さんは駆け込んで来る客も開けて>乗せてあげるタイプです。これってその人の性格だと思います。 本当はいけないのかも知れませんが、やはり人間と人間の触れあいです。そこには、「親切」も「意地悪」もあって良いのだと思います(後者は、好きではありませんが (笑))。例え「意地悪」であっても、機械的にあるいは人間ではないものとして見るよりも数段良いと思っています。
自動改札の話は大変参考になりました。客と思っていないというのはそのとうりです。
似た話もあります。車掌がドアを閉めるときに乗客を乗せるか乗せないかはマニュアルではなく車掌本人の考えひとつです。そして「駆け込み乗車しないでください」放送してる車掌も普段は平気でやりまくってます。だって目の前の電車に飛び乗りたいのは皆同じですから。車掌の中には「駆け込むのは客じゃない」と堂々と言う者もおります。この世界は「お客さまのため」より「会社の倫理」がまだ強いようです。会社の社内報にはやたらCSという言葉がひとり歩きしています。
申し遅れましたが私の勤務している会社は東京の某電鉄会社です。仕事は電車の運転をしております。ちなみに私といつも組んでる年輩の車掌さんは駆け込んで来る客も開けて乗せてあげるタイプです。これってその人の性格だと思います。
>自動改札の話は大変参考になりました。>客と思っていないというのはそのとうりです。
>申し遅れましたが私の勤務している会社は東京の某電鉄会社です。>仕事は電車の運転をしております。
文章を途中まで読んでいて、妙にお詳しいと思ったのですが、本物の方がおっしゃっているのは、やはり迫力があります (笑)
>車掌がドアを閉めるときに乗客を乗せるか乗せないかはマニュアルではなく>車掌本人の考えひとつです。
この点については、良く言えば(本来の主旨?)、「現場の柔軟な対応と判断を優先する」ということですが、おっしゃっている内容から見ると、あまり良く解釈できそうにないですね。
>そして「駆け込み乗車しないでください」放送してる車掌も普段は平気で>やりまくってます。だって目の前の電車に飛び乗りたいのは皆同じですから。
猥褻物を取り締まる警察が個人的にインターネットで無修正を楽しんでいる、というのに近いですね (笑)どちらも、「同じ人間」として、許せます (笑)
個人的にはかけ込み乗車はやらなくなりました。それだけのエネルギーがない、計画性を持って自分を管理しているので(年をとると、こっちの方が楽なんです (笑))、かけ込む必要がないというのが真相です。
>この世界は「お客さまのため」より「会社の倫理」がまだ強いようです。>会社の社内報にはやたらCSという言葉がひとり歩きしています。
問題はここですよね。ある皮肉なコンサルタントの言葉を借りれば、「『〜しよう』という目標なり標語は、その企業がそうでないから」ということになります。私も似たような記述を過去記事でしました。
>ちなみに私といつも組んでる年輩の車掌さんは駆け込んで来る客も開けて>乗せてあげるタイプです。これってその人の性格だと思います。
本当はいけないのかも知れませんが、やはり人間と人間の触れあいです。そこには、「親切」も「意地悪」もあって良いのだと思います(後者は、好きではありませんが (笑))。例え「意地悪」であっても、機械的にあるいは人間ではないものとして見るよりも数段良いと思っています。
安いからモノが売れるのか【一般商品とキャバクラ・クラブ】 99.7.1 掲載
<secoさん> 【標準モデルの変化のときは要注意】
「????」99.8.14
商品には常に相対的な価格が付きまとっていると思います。私の商談相手は、各企業の仕入れ担当者です。お互いプロ同士なので、なんとなく、それなりの価格(説明できません!)で契約となる場合が多いのですが、まれに少し(あまりにもかけ離れている場合は引いてしまいます)外れた価格のときがあります。多分、標準モデルの変化のときではないでしょうか。要注意です。 一時期、‘値頃感’という言葉が流行りました。Value for moneyですよね? 【お返事】 >まれに少し(あまりに>もかけ離れている場合は引いてしまいます)外れた価格のときがあります。多>分、標準モデルの変化のときではないでしょうか。要注意です。 ご明察です。価格は相手(生活者、取引先)の価値の評価の結果ですから、ものが同じなのに価格が変わる、ということは、その評価基準が変わっている可能性が高いです。つまり購買者心理の構造的な変化が「価格の違い」によって表れているわけです。こういう時は、自社がニーズに合わせられず、競合に先を越されたり痛いところを突かれたりすることが実に多いのです。 もちろん、昨今の不況のように、どこもかしこも価格を見直す、というような流行現象的な的はまた別な判断が必要ですが。 >一時期、‘値頃感’という言葉が流行りました。Value for moneyですよね? はい。ただ、コンサルタントとして「値頃感」は適切な邦訳ではないと思っています。本来の言葉の意味でいえば「値頃感」は「買いやすい価格=適切だと思う価格」ですが、一般的に「お得価格=ディスカウント」というニュアンスが強い単語になっています。 Value for money は価格訴求ではなく、価値訴求・品質訴求です。英語の単語で「Value」が先に来ているのを見ても、このフレーズの主役は for 以下の money ではないことはおわかりかと思います。 日本語で「いいものを安く」というのと「安くていいものを」が違う意味を持つのと似ています。もちろん、もっと「いいもの」的なニュアンスがValue for moneyですが。
商品には常に相対的な価格が付きまとっていると思います。私の商談相手は、各企業の仕入れ担当者です。お互いプロ同士なので、なんとなく、それなりの価格(説明できません!)で契約となる場合が多いのですが、まれに少し(あまりにもかけ離れている場合は引いてしまいます)外れた価格のときがあります。多分、標準モデルの変化のときではないでしょうか。要注意です。
一時期、‘値頃感’という言葉が流行りました。Value for moneyですよね?
>まれに少し(あまりに>もかけ離れている場合は引いてしまいます)外れた価格のときがあります。多>分、標準モデルの変化のときではないでしょうか。要注意です。
ご明察です。価格は相手(生活者、取引先)の価値の評価の結果ですから、ものが同じなのに価格が変わる、ということは、その評価基準が変わっている可能性が高いです。つまり購買者心理の構造的な変化が「価格の違い」によって表れているわけです。こういう時は、自社がニーズに合わせられず、競合に先を越されたり痛いところを突かれたりすることが実に多いのです。
もちろん、昨今の不況のように、どこもかしこも価格を見直す、というような流行現象的な的はまた別な判断が必要ですが。
>一時期、‘値頃感’という言葉が流行りました。Value for moneyですよね?
はい。ただ、コンサルタントとして「値頃感」は適切な邦訳ではないと思っています。本来の言葉の意味でいえば「値頃感」は「買いやすい価格=適切だと思う価格」ですが、一般的に「お得価格=ディスカウント」というニュアンスが強い単語になっています。
Value for money は価格訴求ではなく、価値訴求・品質訴求です。英語の単語で「Value」が先に来ているのを見ても、このフレーズの主役は for 以下の money ではないことはおわかりかと思います。
日本語で「いいものを安く」というのと「安くていいものを」が違う意味を持つのと似ています。もちろん、もっと「いいもの」的なニュアンスがValue for moneyですが。
<匿名さん> 【非常に説得力がありました】
どのような無形のサービスでも、価格には根拠があり、その根拠を具体例で説明されているので非常に説得力がありました。
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